CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」がデイサービスにおけるリハビリ支援システムを提供するRehab for JAPANに出資を決定

キリンホールディングス株式会社キリンホールディングス株式会社のプレスリリース

 キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン株式会社(社長 百合本安彦)と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリン ヘルス イノベーション ファンド)」を通じて、デイサービス介護事業所向けSaaS※1型業務支援ツール「リハプラン」を展開する株式会社Rehab for JAPAN(社長 大久保 亮、以下「Rehab for JAPAN」)に2021年4月26日(月)に出資をしました。
※1 「SaaS(サーズ)」:「Software as a Service」の略。クラウド上に作られたアプリケーションやサービスを、インターネットを通じて利用する形態を指す。

 キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV※2先進企業となる」ことを目指しています。その実現に向けて、既存事業の「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)に加え、キリングループが長年培ってきた高度な「発酵・バイオ」の技術をベースにして、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス領域」(ヘルスサイエンス事業)の立ち上げ・育成を進めています。
※2 Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造

■Rehab for JAPANについて
Rehab for JAPANは、高齢化社会において深刻化する介護業界の人手不足の課題に対し、高齢者の自立支援や介護度の悪化防止につながる介護リハビリの計画立案を自動化して介護現場の生産性を向上させるSaaS型業務支援ツール「リハプラン」を提供するスタートアップ企業です。今回の出資を通して、高齢者の健康機能改善の課題に寄り添っているRehab for JAPANが持つ豊富な顧客接点と、キリングループの持つ食からヘルスサイエンス領域にわたるさまざまなソリューションを掛け合わせ、高齢者の方々のより健やかな生活実現に向けた協業探索を行っていきます。

■「リハプラン」について
高齢者の方々が自立的で健康的な生活を長くおくるために、日々の身体機能や生活機能向上のための機能訓
練※3を行う必要性が高まっています。一方で、介護現場ではリハビリ専門職は少なく、効果的なリハビリを提供がしづらい問題が起こっています。また、現場では紙ベースの運用が多く非効率な状況が生産性の向上を妨げていることも現状です。「リハプラン」は、デイサービスの機能訓練業務を誰でも簡単・安心・効果的に行える「クラウド機能訓練 ソフト」です。

•最新の高齢者データベースをもとに2,500種類、500セットの目標・運動プログラムから最適な計画・訓練を自動で提案。
•リハビリ業務に必要なすべての機能があり、職員の書類業務負担を軽減。
※3 機能訓練とは、高齢者の身体的機能の改善や減退防止を目的とした訓練のことで、デイサービスなどの介護サービス提供者側が提供するもの。
 

■CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」について
当社は本CVCファンドを通じて、ヘルスサイエンス関連の先端技術や顧客体験の向上を実現するソリューションなどを対象とした、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業へ投資を行っています。スタートアップ企業が持つ新たな発想や技術とキリングループのヘルスサイエンス領域の強みや資源をかけ合わせ
ることで、お客様の生活を豊かにする魅力的な価値を創出していきます。

 キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

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