東日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース
● JR東日本では、グループ経営ビジョン「変革2027」に掲げる「都市を快適に」の実現に向けて、「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」のコミュニケーションワードのもと、山手線を起点に、まちの個性を引き出し、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間を継続的に創り上げていくプロジェクトを始動します。
● その一環として、新大久保駅に、「食」に関わる人々が集い・交流することで、新しい食文化を創造することを目的とした交流拠点を開設します。
● また、昨年に引き続き、世界各国のデザイナーが、東京の個性豊かなまちの魅力を異文化視点で発掘する「TOKYO SEEDS PROJECT 2018」を開催します。
1.本取組みの趣旨
山手線は、世界的にもユニークな、地上を走る都心の環状線であり、歴史的・文化的に多様な個性のまちとまち、人と人をつないでいます。当社では、移動を含めた日常生活の利便性を高めるサービスに加え、多様なまちや人の個性を引き出し、駅と駅、駅とまち、人とまち、人と人のつながりを創り出すことで、心豊かな都市生活空間を創造してまいります。
【3つのポイント】
① まちの個性が感じられる駅づくり
② まちを探索したくなるしかけづくり
③ まちやお客さま自身の個性を再発見・新発見する体験づくり
2.コミュニケーションワードとロゴ
山手線を起点に、「心豊かな都市生活空間」を創造していく取組みを継続的に発信するためのコミュニケーションワードとロゴを制作しました。
■コミュニケーションワードとロゴ それぞれに込めた思い
①コミュニケーションワード
『東京感動線/TOKYO MOVING ROUND』
コミュニケーションワードの“MOVING”は、まちの魅力や楽しさが詰まったワンダープレイスである「東京」で、快適な“移動” (MOVE)、心が動く“感動体験”(MOVED)、未来に向かって“進み続ける”(MOVING ON)といった価値や意志を、“ROUND”は、環の形状の山手線が創り出す、まちやひとのつながりや循環を表しています。
②コミュニケーションロゴ
ロゴデザインでは、環状に配置された動きのある文字で、環(山手線)からワクワクする体験が境界線なく広がっていくイメージを、画一的でない文字配列で、東京のまちの多様性と包摂性を表しています。
■クリエイター
ワード フューチャーテクスト有限会社 前田知巳氏
ロゴ 株式会社ダイアグラム 鈴木直之氏
3.新大久保駅に「食」に関わる交流拠点を開設します
新大久保駅は、山手線沿線でも特に「国際的」、「豊かな食」という個性を有しています。駅に隣接するビル内に、シェアダイニングとコワーキングスペースを備えた「食」に関わる交流拠点を開設し、食を通じた新しいライフスタイルを提案します。
■施設概要
■想定利用者と利用イメージ
■イメージパース
4.「TOKYO SEEDS PROJECT 2018」の実施について
山手線沿線の個性豊かなまちで培かわれてきた文化の種を異文化視点で発掘するプロジェクトです。昨年に続き、今年も世界5大陸6つの国・地域より6名のデザイナーを招聘し、当社社員のコーディネートによりまちを探索。その経験を基に山手線や山手線沿線のまちについてのコミュニケーションデザインを提案します。このプログラムの活動とデザイナーからの提案を、国内外に向けたコミュニケーション、海外事業展開やインバウンド戦略などに活かしてまいります。
■開催期間
2018年10月17日(水)~10月25日(木) 9日間
■プログラム概要
前半は、デザイナーが山手線沿線の魅力あるまちをめぐり、「東京」の魅力を体験していただきます。地域をよく知る駅で勤務する社員も参画し、その駅界隈のまちを“深く”味わっていただく構成です。後半は、それらの魅力を伝えるための“コミュニケーションデザイン”を製作し提案いただきます。
■参加デザイナー
【別紙1】をご参照ください
(出身地 アイルランド、アメリカ、ウガンダ、オーストラリア、台湾、ブラジル)
■昨年の様子
【別紙2】をご参照ください
■共同企画・運営
一般社団法人つむぎや
※本プログラムは、2015年から独立行政法人国際交流基金と一般社団法人つむぎやが実施している「DOOR to ASIA(http://door-to.asia)」のコンセプトを基に生まれたプログラムです。
5.今後の予定について
今後も山手線を起点に個性的で心豊かな都市空間を創造すべく、各種取組みを行ってまいります。詳細につきましては、決まり次第随時お知らせします。