ケンミン食品と小田垣商店が業務提携【冷凍】丹波篠山産 黒 枝豆 を共同開発 ~兵庫県篠山市発 丹波黒枝豆を六次産業化、世界ブランドへ~

ケンミン食品株式会社のプレスリリース

ケンミン食品株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:高村一成)は、株式会社小田垣商店(本社:兵庫県篠山市、代表取締役社長:小田垣憲三)と、業務提携を行ない、冷凍丹波篠山産黒枝豆を共同開発いたします。両社は、兵庫県篠山市が誇る特産品 丹波篠山産丹波黒をさらに普及し、ブランド価値向上のため協働してまいります。

1.背 景

(1)大豆の一品種である丹波篠山産「丹波黒」の枝豆は、毎年10月初旬に収穫が解禁され、わずか約2週間しか味わうことができない希少な特産品です。また、丹波黒は、丹波篠山地域の気候にしか適応せず、ハウス栽培、早生栽培では、良品質の生産は実現できておらず、秋の旬でしか味わうことができませんでした。また、黒枝豆を収穫し、枝を整えて束ねる作業は大変人手がかかるため、近年高まる需要に対して、作業が追い付かず、結果、丹波黒の栽培量に限りがありました。

 

丹波黒枝豆

(2)小田垣商店は「丹波の黒さや®」として、黒枝豆を1973年より発売し、普及を行なってまいりました。種苗から丹精を込めて栽培管理し、収穫した黒枝豆の高い品質は広く認知されてきましたが、丹波篠山産の黒枝豆を1年中楽しんでいただく、そして、日本全国ならびに世界中で食していただくべく、冷凍商品の製作を試みていました。また、丹波黒の太くしっかりと枝つきの良い莢に合わせた仕様の莢取り機を導入し、人手不足対策として、農家の作業を支援する体制にも着手してきましたが、同社に冷凍設備はなく、共同開発先を模索しておりました。

 

 

(3)ケンミン食品篠山工場(1978年操業、82年より冷凍食品事業開始)は、当社の冷凍焼ビーフンなどを製造する、冷凍ビーフンの生産日本一の工場であり、冷凍加工設備と技術を擁しており、同社の理念に参画し、丹波黒枝豆の収穫選別後の冷凍加工工程を担うことで、栽培から完成品まで一貫した製造技術を共同開発する業務提携を行ないました。

 
2.今後の展開

2018年は兵庫県篠山市内の約10軒の農家・団体と契約し、約10トンの丹波黒枝豆を冷凍加工した「冷凍丹波篠山産黒枝豆」を12月頃より全国販売いたします。両社とも販売元となり、小田垣商店は、全国百貨店やスーパーマーケットなど小売業態に、ケンミン食品は主に全国のコープ・生協や阪急キッチンエールなどの誌面カタログ販売宅配事業業態に出荷いたします。将来的には、100トンの生産体制を構築し、国内のみならず世界に、枝豆の最高峰ブランドとして丹波黒枝豆を普及してまいります。

■ 株式会社小田垣商店 ■

享保十九年(1734年)創業。明治元年に種苗事業を開始、丹波黒大豆、丹波大納言小豆などの取扱い最大手企業である。1984年に丹波黒枝豆の販売を始める。本社屋など国登録有形文化財にしてされている。
https://www.odagaki.co.jp/

 

□ ケンミン食品株式会社 □

ケンミンの焼ビーフンで知られる1950年神戸創業のビーフンメーカー。国内ビーフン市場の約60%のシェアをもつ。1978年に篠山工場の操業を開始し、冷凍調理ビーフン日本一の生産量(年間1千万食)を誇る。
http://www.kenmin.co.jp/

 

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