2Lだけでなく、500mlも!? 災害発生後「水」の需要急増! もしもの時に役立ついつもの備え ― なんでも酒やカクヤス調べ

株式会社カクヤスのプレスリリース

 株式会社カクヤス(本社:東京都北区、代表取締役社長:佐藤順一、以下:当社)は、自然災害発生後の水の販売量の動向と、非常時に役立つ水対策について調査をいたしました。

  • 実施にいたる背景

 2011年の東日本大震災の発生から10年。近年も深刻な被害をもたらす地震が相次いで発生し、人々の防災に対する意識は高まっています。自然災害の発生によって起きるライフラインの停止により、最も懸念されるのが「水」の確保です。生命の維持に不可欠な飲料水は備蓄の必需品であり、災害時にはスーパーなどで品切れになってしまうことも珍しくありません。
 そこで当社では、「なんでも酒やカクヤス」における自然災害発生後の水の販売量の動向を探るとともに、非常時に役立つ水対策について調査をいたしました。

  • 調査結果トピックス

1. 災害発生後の水の販売量動向
2. 飲料水は1人あたり1日3L、3日分の備蓄が必要
3. 断水が発生した際どのように水を確保するか

  • 災害発生後は、ペットボトルの水の販売量が急激に増加!

 調査結果によると、2021年2月13日に宮城県や福島県で最大震度6強を観測した地震では、地震発生後に水の販売量が急増したことがわかりました。2Lサイズは、前週比(前週の同じ曜日を1として比較)で約1.7倍、500mlサイズでは2.2倍と大幅に伸長しています。

 自然災害に備えて水の需要が伸びるのは地震だけに限りません。2019年10月に台風19号が発生した際は、上陸の数日前から水の販売量が増加。2Lサイズは最大で前週比約3.7倍、500mlサイズも約3倍を記録しました。

 ここで注目したいのが、500mlサイズの需要の高さです。災害用の備蓄というと2Lサイズをイメージしがちですが、大容量は調理などには使いやすいものの、開けても飲みきれない、時間が経つと衛生的に気になる、といった声もあります。非常袋などに入れて持ち出す可能性を考えても、2Lと500mlを組み合わせて用意しておくと使い分けができて便利でしょう。

  • 飲料水は「1人あたり1日3L」、最低でも3日分の備蓄が必要

 それでは、災害時の備えとして、どのくらいの量の水を備蓄しておけばいいのでしょうか。飲料水は、「1人あたり1日3L」が必要といわれています。救助体制の整備やライフラインの復旧までには少なくとも3日かかるとされており、最低限の量として3日分、つまり「1人あたり9L×人数分」の備蓄が必要です。

 さらに大規模災害が発生した場合はライフラインの復旧までに時間がかかるため、1週間分の備蓄が望ましいとされています。また、飲料水とは別に、トイレ、歯磨き、食事の後片付け、洗濯などに使うための生活用水も備えておきましょう。

 水を備蓄するにあたって、気になるのが賞味期限。通常のミネラルウォーターは2年程度、保存水と呼ばれる長期保存型では5~10年となっています。いざ必要となったときに賞味期限が切れていることのないよう定期的に確認することが肝心です。なお、もし賞味期限が切れてしまった場合は、災害時の手洗いや食器洗いなどに活用することができます。

  • 断水が発生! そのとき、どのように水を確保する?

 大規模な断水が発生すると、「災害用給水所」の開設や給水車の派遣により、地域の住民に給水が行われる場合があります。また、最近は井戸の有用性が見直され、学校や公園に新しい井戸を設置するほか、市民や企業が所有する井戸を防災井戸に指定するなど多くの自治体で積極的な取り組みがされています。

 自分が住む地域では、災害時にどこへ行けば水を得ることができるのか、あらかじめ各自治体や東京都水道局のサイトをチェックしておくといいでしょう。

参考:東京都水道局「暮らしと水道」
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shinsai/ichiran.html

 同時に、給水拠点から水を運ぶための容器も忘れずに備えておきましょう。空のペットボトルやポリ袋をかぶせたバケツで代用することもできますが、水の入れやすさ、運びやすさ、使いやすさ、衛生面からみても、できれば専用の給水袋やポリタンクを用意しておくと安心です。

 また、地域に給水拠点がない場合や災害発生直後に給水所が開設されるまでは、家庭で汲み置いた水が役に立ちます。浴槽に常に水を張っておく、ペットボトルやポリタンクに水を入れておく、といった日頃の備えが重要です。さらに、下水道の復旧には約1ヶ月かかるため、携帯用トイレを用意しておくと、自宅のトイレが使用できなくなったときにも安心できます。

  • まとめ

 もともと日本は、地震、津波、台風、豪雨などの自然災害が発生しやすく、毎年全国各地で断水を伴う多くの被害が起きています。自然災害のリスクがいつも身近にあることを意識して、毎日の生活の中で必要な量の水を備蓄しておくとともに、災害時の行動をシミュレーションしておくことが、いざというときに本当に役立つ備えとなるでしょう。

【調査結果掲載サイト】
なんでも酒やカクヤスの情報発信メディア
KAKU LABO―カクラボ―
URL:https://kakulabo.jp/

【株式会社カクヤスについて】
設立:2020年10月1日
本社:東京都北区豊島2-3-1
代表取締役:佐藤 順一
事業内容:酒類・食品等の飲食店および個人向け販売、「なんでも酒やカクヤス」、「KYリカー」、その他の店舗運営
URL:https://www.kakuyasu.co.jp/

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