岩下食品株式会社のプレスリリース
今般「新生姜」の類似品が数多く流通し、岩下食品の正規品と誤認して購入されたお客様から岩下食品宛、もしくは類似品を販売する小売店に多数のお申し出が寄せられるなど、お客様および販売小売店の皆様にも支障ある事例が発生しておりました。
岩下食品では、これ以上お客様にご不便・ご迷惑をかけることを避けたいとの想いから、1987年の「岩下の新生姜」発売以来続けてきた巾着タイプから平袋に変更し、お客様により一層喜んでいただけるよう、視認性・エコロジー・キャラクター使用など、お客様の声を反映した新パッケージへリニューアルすることといたしました。
新しいパッケージの「岩下の新生姜」は、岩下の新生姜ミュージアム(https://shinshoga-museum.com/)と岩下の新生姜オンラインショップ(https://www.shinshoga.shop/)で9月8日から販売。スーパーなどの量販店等につきましては、各店の在庫状況により順次切り替えとなります。
岩下食品では、オンリーワンの価値を大切に、お客様の立場に立った商品づくりに引き続き取り組んでまいります。
「岩下の新生姜」パッケージ改訂にあたって(社長メッセージ)
さて、この度、岩下の新生姜はパッケージデザインを一新することにしました。
新しいデザインは、1987年の発売開始以来お客様に慣れ親しんで頂きました巾着型のパッケージを「平袋」に変更し、また、岩下の新生姜ミュージアムのジンジャー神社の公式キャラクターである「イワシカちゃん」をアイキャッチといたしました。
これによって、デザイン上、ひと目で「岩下の新生姜」であることが伝わるようになります。20年以上に渡り、「岩下の新生姜」にデザインが酷似した他社類似品をお客様が誤認購入される被害に遭われているとの情報が、弊社にも伝えられてきました。とりわけ近年のSNSでは、被害に遭われたお客様からの情報が共有され、「私も間違えて購入したことがある」「紛らわしい」「対処してほしい」との声が日々届き、これほど多くのお客様が迷惑を被っているのかと改めて驚かされました。それまで弊社が泣き寝入りしてきたことは、実はお客様にとっても問題であったのだと気づき、2019年11月以降、類似品を出している会社に対して複数回に渡って警告書を送る等、デザイン変更を求めてきましたが、一切、聞く耳を持たない状況で、消費者の苦情への対応は何らなされていません。この状況を私達としても放置することは健全でないと判断し、類似品を出している会社が変える気がないなら、私どもの側で変更していくことを決断しました。
白地に赤墨文字の「岩下の新生姜」のロゴや、ピンクを基調とするデザインは、お客様の混乱を防ぐ意味で継続します。しかし、発売以来34年間に渡って岩下の新生姜のアイコンとして愛されてきた巾着袋のデザインを捨てることにしました。平袋にすることにより、袋が絞られてシワが寄ることなく、売り場でもはっきりと「岩下の新生姜」の商品名が伝わることになります。また、SNSでは、お客様から、類似品に真似されにくいデザインに改訂してはどうかとの声も多数頂いており、その中で、キャラクター使用のご提案も頂いておりました。そこで、ツノが岩下の新生姜である弊社のオリジナルキャラクター「イワシカちゃん」をアイキャッチにしていくことにしました。
巾着袋をやめ、留め具が不要になることから、年間約1トンのプラスチック使用量の削減ともなります。岩下の新生姜ミュージアムの展示物やアトラクション、そして、アパレル系を含む数多くのコラボ商品に、巾着タイプのデザインを使用してきましたが、これらも新しい平袋版に改訂していく方針です。岩下の新生姜の巾着パッケージには私どもも永年の深い愛着を持っておりましたし、ミュージアムでの巨大パッケージの中で記念撮影されるお客様の笑顔を見るにつけ、これを変更するのが正しいのか、正直悩みました。しかし、お客様が間違えて残念に感じるような状況を防ぐことが優先と判断しました。とりわけ目の弱いお年寄りが間違えたり、ご家族が間違えて購入してこられてお家の中で揉めたり落胆されているようなお話を聞いて、繰り返させてはいけないと決意した次第です。
「岩下の新生姜」という商品名は、「若掘りの生姜」の意味の“新生姜”(一般名称です。日本の全ての漬物メーカーの紅生姜や寿司がり等は、皆、この意味での“新生姜”が使われています。)に加え、それまで日本になかった「全く新しいタイプの生姜漬け」として名付けられました。ダブルミーニングです。発売以来、日本国内では流通していない台湾在来種の本島姜(ペンタオジャン)を使用し続けています。つまり「岩下の新生姜」の発売以降、「新しょうが」「新生姜」等の名称で他社が出しているピンク色の漬物は「岩下の新生姜」と形こそ似せていても原料段階から異なるものです。食べて違いがわかりますので、お客様からの苦情につながっています。この問題をできるだけ軽減するためのデザイン改訂です。「岩下の新生姜」と呼べるのは岩下の新生姜だけです。
ブランドを守ることは、商品を愛してくださるお客様を守ることでもある。そう気づかせてくださったのは、私が交流させて頂いているSNSでのお客様の声でした。10年間に及ぶエゴサーチ(約15万人のお客様と接点を持ちました)の結果としてのデザイン改訂です。「岩下の新生姜」の新しいパッケージが、これまでのパッケージ以上に愛されることを、そして類似品被害が少しでも減ることを願ってやみません。これからも「岩下の新生姜」をどうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 岩下和了
パッケージリニューアル対象商品
・岩下の新生姜 ボリュームパック 130g
・岩下の新生姜 ファミリーパック 200g
※商品の中身は変更ありません。
お客様の声をパッケージリニューアルに反映しました
(1)類似品対策~平袋で商品名を読みやすく、また、商品ロゴを大きく表示
また、岩下の新生姜の商品ロゴを10%拡大。売場での視認性が高まり、買い間違いを防止します。
事前調査では87%の方が、「新パッケージの方が売場で見やすい」と回答しています。(当社調べ)
(2)エコロジー~シンプルな包装になってプラスチック使用量を削減
代表商品「岩下の新生姜」から巾着の留め具をなくすことで、年間約1トンのプラスチック使用量の削減につながります。
(3)かわいいアイキャッチ!公式キャラクター「イワシカちゃん」
かわいらしい「イワシカちゃん」が目印となり、類似品と識別しやすくなります。
「岩下の新生姜」について
岩下の新生姜には、ショウガ由来ポリフェノールが含まれています。ショウガ由来ポリフェノールは、ショウガに含まれる天然由来の成分で、寒い季節や冷房条件下において末梢(手の指先)の体温を維持する機能があることが報告されています。
栃木県内初、また、生姜酢漬け商品としても初の機能性表示食品です。
機能性表示食品[届出番号:D662]
▼「岩下の新生姜」商品情報|岩下食品
https://iwashita.co.jp/products/shinshoga/
関連リンク
https://iwashita.co.jp/news/200702_info_ruiji/
▼山本食品工業株式会社に対する警告書の発送について|岩下食品
https://iwashita.co.jp/news/191120_keikokusho/
▼「新生姜」ブランドの地位向上及び類似品との混同防止を目的とした認知度に関するアンケート結果のお知らせ|岩下食品
https://iwashita.co.jp/news/201015_questionnaire-results/
▼ジンジャー神社|岩下の新生姜ミュージアム
https://shinshoga-museum.com/attraction/16_ginger_shrine
▼狛犬デザインコンテスト|岩下食品
https://www.iwashita.co.jp/fun/iwamu_info/komainu.html
▼岩下の新生姜ミュージアム公式キャラクター 『イワシカ』LINEスタンプ1月30日発売!~ファン待望!「ジンジャー神社」の人気キャラ~|岩下食品
https://iwashita.co.jp/news/200130_linestamp/