まるで果実のような新感覚の日本酒、月桂冠「果月」(かげつ)を新発売 「桃」と「葡萄」の2種類をリリース

月桂冠株式会社のプレスリリース

月桂冠株式会社(社長・大倉治彦、本社・京都市伏見区)は、桃や葡萄の果実のような香り豊かな日本酒「果月」(かげつ)「桃」「葡萄」の2アイテム(各720mLびん)を、2021年9月6日から、全国で発売します。日本酒なのに果実のようなテイストを有する、新感覚の日本酒です。従来の日本酒とは異なり、米の種類や特定名称による分類を越えて、桃や葡萄の香味の酒という、新たな地平を切り拓く商品です。

一般的な大吟醸酒や吟醸酒では、吟醸香と呼ばれるバナナやリンゴのような香りが定番であり、長年をかけて広く普及し、主に和食に合わせて食事中に飲まれることが多い傾向にありました。そこで当社では、日本酒の登場シーンや飲まれ方の広がりを目指して、新しい香りを切り口とした商品開発に挑みました。日本酒の新しい香りの研究を進めた結果、「桃」や「葡萄」のような香りを生み出す技術を確立し、この度、従来の日本酒とは一線を画す新感覚の日本酒「果月」の開発に成功しました。「果月」というネーミングには、果実のような香りの日本酒であること、そして月桂冠ブランドの商品であるという2つの意味を込めました。

「果月」は、これまで日本酒になじみが薄かったお客様にも、「桃」「葡萄」というテイストがわかりやすく、香味をイメージしやすいアイテムであり、和食以外の食事シーン、ホームパーティーで人が集まるシーン、夕食後のリラックスシーンなど多様なシーンへと広げることができる新しい日本酒です。
 

  • 商品概要

味わい・特長
【果月 桃】

もぎたての桃のようなみずみずしい香りが特長の日本酒です。とろけるような甘味と酸味が絶妙に調和した、贅沢な味わいを堪能できます。食べ物との組み合わせでは、例えば、マルゲリータ(トマトとモッツァレラチーズのピザ)との相性がよく、互いの風味を引き立てあいます。他にも酢豚やカルパッチョなど甘味・酸味・コクが強い食材と好相性です。

【果月 葡萄】

巨峰やピオーネを思わせる甘味とコクの中に、上品な酸味がアクセントとなり、爽やかな余韻を感じられます。食べ物との組み合わせでは、例えば、生ハムとの相性がよく、酒の旨味と生ハムの塩味がバランスよく調和します。他にもスモークサーモンや鯖のオリーブオイル漬けなどシンプルな味付けの魚介類と好相性です。

パッケージ
ラベルには、果実のような香りを特長とする新感覚の日本酒であることを表現しました。桃、葡萄それぞれの文字を漢字で淡く表記して和の世界観を表すと共に、果実を想起させる抽象的なイラストを描いています。また、高級感と日本酒らしさを引き立てるために黒色のびんを用いています。

商品詳細

商品名:果月 桃
容量・容器 720 mLびん
参考小売価格:1,380円(消費税別)
アルコール分:12度以上13度未満
テイスト:甘辛=甘口、濃淡=濃醇
メーカー出荷単位:12本入ダンボール詰
発売日:2021年9月6日
販売地域:全国
 

商品名:果月 葡萄
容量・容器 720 mLびん
参考小売価格:1,380円(消費税別)
アルコール分:15度以上16度未満
テイスト:甘辛=甘口、濃淡=中口
メーカー出荷単位:12本入ダンボール詰
発売日:2021年9月6日
販売地域:全国
 

  • 開発の背景

【果月 桃】
「果月 桃」は、桃のような香り成分を生み出すために、当社が所蔵する独自の酵母を選別して醸造に使用するなど、原料から各製造工程までに工夫を加えたオリジナルの製法により醸造しています。「果月 桃」は、桃に特徴的な甘い花のような香気成分が桃果実と同程度に高く、まるで桃のようなテイストを実現しました。桃の香りを訴求する市販の日本酒と比較しても、桃果実に最も近似していることがわかりました。さらに、味わいも本物の桃に近づけるため、甘味と酸味のバランスを検討することにより、本物の桃の果実のような、ふくよかな甘味とみずみずしい酸味を持ち果実感を感じられる日本酒を実現しました。

【果月 葡萄】
果実感を得るためには甘味や酸味に加え、香りが重要です。日本酒の複雑な香気成分の中にはブドウと同じ成分が複数含まれています。そこで、ワインやウイスキーに見られる「アッサンブラージュ」という異なる酒質を組み合せる手法を取り入れ、絶妙なバランスで、葡萄の果実感を有する新しい香味の日本酒を開発しました。香りを特徴とするさまざまなタイプの酒質の組み合わせを試した結果、巨峰やピオーネのような香りやコク、甘味を感じられる日本酒の組み合せを見出したものです。この組み合わせは、巨峰が持つ香気成分のバランスとも近いものとなりました。

 

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