長崎県・新上五島町 上五島の秋の風物詩 北風にのって「あご」がやってきた 

一般社団法人 新上五島町観光物産協会のプレスリリース

一般社団法人 新上五島町観光物産協会(長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31 代表理事 望月 秀起)は上五島町の秋の風物詩「あご(飛魚)」を楽しむ「じげもんばざぁる」を10月10日(日)に開催します。

10月10日はあご祭り

新上五島町には、長きにわたる歴史と独特の風土によって育まれ、今日まで大切に受け継がれてきたごちそうに値する自慢の特産品が数多くあります。その旬のごちそうを学び、体験して、味わうことができるのが「じげもん(※1)ばざぁる」です。

今回のテーマは「あご」。新上五島町では北風が吹いてくると「今年のあごはどうだろう」と空と海の様子が気になり、あご焼きの香りが漂いはじめると「今年もあごがやってきた」と、五感で秋を感じることができます。

9月彼岸の頃、北風に乗って入り組んだ有川湾にあごがやってくるのを狙ってあご漁を行います。1年分のあごを1か月で獲るので、漁の最盛期は海上や、漁港に活気が溢れます。他の地域で獲れる大きいあごは脂分も多く、刺身や塩焼きで食べるのに向いていますが、上五島で獲れるあごはサイズが小振りで、脂が少ないため、焼いても魚臭さが少ないのが特長です。その焼きあごは、おつまみとして丸ごと食べるのはもちろん、だしはごちそうに使われる「あご出汁」になります。

あご漁は9月北風の吹くころが最盛期

九州発祥の「あご出汁」は全国で人気が高まっており、最近はテレビやSNSでも取り上げられることが多くなりました。深い旨味とすっきりとした上品な口当たりが特徴で、昔から九州では祝いの席やお正月、祭事など大切な場面で縁起のよい高級食材として振舞われ、愛されています。

「港にあごが入った」と聞くと、各家庭であご焼きの準備がはじまります。箱いっぱいのあごを手際よく串にさして専用の焼き台や七輪に敷きつめて、炭火の熱さに負けずあご焼きのはじまりです。焼き始めると何とも言えない香ばしいあごの香りがあたり一面に漂います。絶妙の焼き加減を見逃さないため、片時も目は離せません。あご焼きがはじまるとご近所さんが手伝いにきてくれたり、差し入れを持ってきてくれたりと、秋ならではの光景が町のあちこちで見らましたが、今では少なくなりました。そんな新上五島町の文化を次代に繋いでいくために、生産事業者協力のもと、学校でのあご焼き体験授業や、観光客向けのあご焼き体験プログラムも実施しています。

あご焼き体験もご用意しています

そんな上五島が誇る「あご文化」を学び、体験し、味わえるのが「じげもんばざぁる あご祭」です。当日はあご焼き体験や、あごグルメが勢ぞろいします。
 
<じげもんばざぁる あご祭 概要>
開催日時:2021年10月10日(日)9時~12時
場所:五島うどんの里
内容:あご焼き体験(事前予約制)、あご商品販売、あごを使ったグルメの数々
※新型コロナウィルス感染拡大防止対策を適切に実施して開催いたします。ご来場の際にはマスク着用、手指消毒、体調管理にご協力をお願いいたします。また、感染拡大状況により開催内容が変更になる可能性があります。
 
上五島のあご商品は特産品販売ECサイト「シマリエ」でも各種お買い求めいただけます。
ぜひおうちでもお楽しみください。
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飛魚が「あご」と呼ばれるようになった由来は「食べるときに硬くてあごをよく使うから」、「トビウオの学名 Cypselurus agoo(キプセルルス アゴ)から」などと言われていますが、「上五島の飛び魚はあごが落ちるほど美味しいから」かもしれません。(諸説あります)。 

今年の秋は、まるごとそのままで、お出汁で、「あご」をお召し上がりください。
 
※1「じげもん」:長崎で「地元のもの」を指す言葉
 
〈お問い合わせ〉 一般社団法人 新上五島町観光物産協会
                            〒857-4211 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31                                                           TEL :0959-42-0964   FAX :0959-42-0967
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