サステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達のお知らせ

ワタミ株式会社のプレスリリース

ワタミ株式会社(代表取締役会長 渡邉 美樹、以下、ワタミ)は、コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行(代表取締役頭取 大矢 恭好、以下、横浜銀行)との間で、2021年9月30日に「SDGsサステナビリティ・リンク・ローン」(以下「SLL」)による融資契約を締結いたします。本ローンは横浜銀行がSLLにより融資契約する第1号案件になります。

横浜銀行のSLLは、環境課題や社会的課題の解決に向けたサステナビリティ活動の目標値として、「サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット」(SPTs)を設定し、その達成度合いに応じて借り入れ条件が変動する仕組みの融資商品です。
ワタミグループは、2010年に環境省より外食企業で唯一「エコ・ファースト企業」の認定を受けるなど、事業活動(外食事業、宅食事業、食品製造事業、農業・エネルギー事業)において持続可能な社会構築を実現するために、環境法令遵守および環境負荷の低減を図る取り組みを推進しております。また2019年には、SDGs推進本部を立ち上げて「エコ・ファーストの約束」にSDGsを取り入れ、経営の中核課題としてサスティナブル方針を明文化しました。その重点課題の一つ「循環型社会の実現に向けて、廃棄物の発生抑制と資源循環を推進する」では、食品リサイクルを適正かつ積極的に推進することを掲げています。

今回、本件ではSPTsを「食品リサイクル・ループ※1」の構築に設定致しました。具体的には食品リサイクル法における再生利用事業計画の認定※2を2026年9月までに食品製造工場(ワタミ手づくり厨房)全5工場において取得することを目指してまいります。
※1 食品関連事業者・再生利用事業者・農業生産者が、それぞれの役割を果たすことにより、リサイクルの環を完成させ、食のバリューチェーンの確立によって、トレーサビリティーがより明確になり、消費者に安全・安心な農畜産物を提供する」ことができる仕組み。
※2 食品リサイクル・ループの形成を推進するために、再生利用事業計画を主務大臣が認定する制度。

■本件の概要
(1) 資金調達額 3億円
(2) 契約締結日 2021年9月28日
(3) 借入実行日 2021年9月30日
(4) 弁済期日 2028年9月30日
(5) 資金使途 成長投資資金および既存事業投資

■ワタミグループが取組む食品リサイクル・ループ
当社は、2010年に国内居酒屋チェーンとして初めて環境省・農林水産省から食品リサイクル・ループ認定を取得するなど、外食業界のリサイクル率を向上させるために企業連携を含めた取り組みを推進してまいりました。
2020年1月に愛知県「手づくり厨房」中京センターにおいて食品リサイクル・ループの認定を取得しており、2021年9月にも埼玉県「手づくり厨房」東松山センターにおいて食品リサイクル・ループの認定を取得しています。
 

東松山センターの食品リサイクル・ループ図

■SDGsの達成に向けて
ワタミグループでは、SDGs(国連で採択された「持続可能な開発のための2030年までの目標」)の目標達成に向けて積極的に取り組むとともに、すべての企業活動の分野で持続可能な行動を推進していきます。グループとして、成長戦略の実現がSDGsの目標達成に貢献できるように、従業員だけでなく、すべてのステークホルダーと協力してまいります。今回の取り組みにおいては、SDGsの目標12、13、17の達成に貢献してまいります。

■ワタミ株式会社
【住   所】 東京都大田区羽田1-1-3
【代表者名】代表取締役会長兼グループCEO 渡邉美樹
【設   立】 1986年5月
【事業内容】 国内外食事業、海外外食事業、宅食事業、農業、環境事業
【ホームページURL】 http://www.watami.co.jp
 

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