MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社のプレスリリース
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)が取り扱うプレステージ シャンパーニュメゾン クリュッグは、クリュッグ シャンパーニュと音楽とのミュージックペアリング「KRUG ECHOES(クリュッグエコー)」を通し、感動や歓びを伝え続けています。
このたび、世界的作曲家でクリュッグラヴァーの千住明氏とのタイアップが実現。クリュッグのために作曲された楽曲「レ・クレアシオン 2008」は、クリュッグ公式サイトにて公開されました。
楽曲公開に先駆けて、11月16日(火) には1日限りのイベント「Les Créations de 2008」を開催、千住氏の指揮のもと、フルオーケストラで「レ・クレアシオン 2008」が華やかに初披露されました。
1843年の創業以来、自社のシャンパーニュの味わいをより豊かなものにするための新しい方法を絶えず模索し続けているシャンパーニュメゾン クリュッグは、いつの時代も音楽と深い関わりを持ち続けてきました。近年では、アーティストが最高醸造責任者とともにクリュッグをテイスティングし、独自のミュージックペアリングを選んだり、作曲する音楽プロジェクトが誕生しました。これがシャンパーニュの新たな側面を探り、発見へと誘う 「KRUG ECHOES」です。
このたび、世界的作曲家でクリュッグラヴァ―の千住氏とのタイアップが実現しました。 2008 年に醸造された2つの希少なクリュッグ シャンパーニュのために、千住氏にはそれぞれに共鳴する楽曲を制作いただきました。そのシャンパーニュとは、メゾンクリュッグが特別な年にのみ表現するヴィンテージ、クリュッグ 2008、そして創業者ヨーゼフ・クリュッグの夢を絶えず引き継ぐ2008年の傑作、クリュッグ グランド・キュヴェ 164 エディションです。クリュッグ 2008は、涼しく安定した気候の中、上品で豊かな風味の物語が生まれた年で、メゾンのテイスティング委員会のメンバーから「時を越えた美しさ」と名付けられました。2008年という年は、バランスの取れた骨格を持つ、新鮮で豊かな風味をもたらしたのです。クリュッグ 2008は、力強さと上品さを併せ持ったしっかりとした質感の口当たりで、強さと品質が調和する、その年の特徴が詰まったワインとなりました。一方、クリュッグ グランド・キュヴェは、ヴィンテージの概念を超えて、毎年新たに造り続けられている、世界で最初のプレステージ・キュヴェです。数百にものぼる異なるヴィンテージのワインをブレンドすることで、クリュッグ グランド・キュヴェには、単一のヴィンテージでは出しえない個性的でふくよかな味わいとアロマが生まれます。
千住氏に作曲頂いた楽曲全2曲は、満を持してクリュッグ公式サイトにて公開されました。
- 「KRUG ECHOES」を体現するイベント「Les Créations de 2008」
11月16日(火)には、「KRUG ECHOES」の壮大な世界観を体現する1日限りのイベント「Les Créations de 2008」を開催。イベントは、クリュッグアンバサダーの寺田航平氏が代表を務める寺田倉庫のイベントスペースにて行われ、日本全国のクリュッグアンバサダーやクリュッグラヴァーなど、限られたゲストが集いました。
ゲストの到着とともに、弦楽4重奏が生演奏でお出迎え。ビデオメッセージにて挨拶をした、クリュッグ6代目当主 オリヴィエ・クリュッグは、「今回、日本で『レ・クレアシオン 2008』を発表するにあたり、千住明さんをお迎えするのはメゾンにとって大変光栄なこと。美しいシャンパーニュの味わいと共鳴し、感動をさらに深く引き出してくれることでしょう。」と千住氏との共創の旅路への思いを語りました。
その後ゲストが進んだ先には、千住氏率いるフルオーケストラが出迎え、華やかにイベントがスタート。オリヴィエとの長年の友人でもある千住氏は、「クリュッグはひとくち口に含んだ瞬間に、人生に色が付き、人生が輝きだす。私もクリュッグラヴァ―としてそんな10年間を堪能させていただきました。オリヴィエさんも、『クリュッグ グランド・キュヴェはシンフォニーオーケストラだ』とよくおっしゃっています。そこにある風格と誇り、そして職人の技は、我々の世界にも相通じる部分があると思い、このような回をいつ実現できるかとワクワクしてまいりました。」と語り、「KRUG ECHOES」への期待を寄せました。ゲストは、クリュッグのために作曲された楽曲「レ・クレアシオン 2008」の演奏を聴きながら、2008年に醸造されたシャンパーニュ、クリュッグ 2008やクリュッグ グランド・キュヴェをテイスティングし、2008年の物語を紡ぐように愉悦を味わいました。
千住氏の公演後は、各ゲストがそれぞれのクリュッグアンバサダーの店舗で絶品のフードペアリングとともに至福の時を過ごしました。なかでも日本のクリュッグアンバサダ―シェフたちは、The Okura Tokyoにて久々のギャザリングを愉しみ、大盛況の内、幕を閉じました。
- クリュッグ公式ウェブサイト内 千住明氏による楽曲 特設ページ
下記URLより、クリュッグのために作曲された楽曲「レ・クレアシオン 2008」全2曲を視聴することができます。
•IMMENSE GENEROCITY (Krug Grande Cuvée)
•CLASSIC BEAUTY (Krug 2008)
URL:https://www.krug.com/jp/krug-stories/les-creations-de-2008-akira-senju
- 作曲家 千住 明
1960年東京生まれ。東京藝術大学作曲科卒業。同大学院首席修了、修了作品同大学美術館買上。日本アカデミー賞優秀音楽賞等受賞歴多数。東京藝術大学特任教授、東京音楽大学特別招聘教授。代表作にピアノ協奏曲「宿命」、オペラ「万葉集」「滝の白糸」、中国語ミュージカル「白夜行」。映画「RAMPO」「愛を乞うひと」、ドラマ「風林火山」「LEADERS」、NHK8K「ルーブル美術館」、アニメ「機動戦士Vガンダム」「鋼の錬金術師FA」、ゲーム「Triangle Strategy」等、多数の音楽も担当。
- 楽曲「レ・クレアシオン2008」に込められた千住氏の思い
私は初めてランスに行った際、クリュッグを飲んで、普通のシャンパーニュではないということを味わいの奥行きから感じました。クリュッグには心があり、そこにいわゆるクリュッグのクラフトマンシップが込められている、創設当初から現在に受け継ぐための歴史や継承しているという事実がはっきりと感じられました。今回は、そんな作り手の気持ちも含めた音楽に仕上げるべく、クリュッグのブドウ品種の魅力を各楽器が奏でる音色にのせ、作曲しました。例えば、ピノ・ノワールはストリングセクションで弦楽器、シャルドネは木管楽器です。ムニエは素晴らしいアクセントとなり、たとえるならホルン。そのように役割分担をすることで、それぞれの役目、それぞれの混ぜ方を考えています。
今回作曲した楽曲「レ・クレアシオン2008」では、私が音楽で書いているものをクリュッグと合わせるとこうなる、という答えのようなものが完成しました。クリュッグの心を音楽を通して皆さんにお伝えし、音楽と一緒に楽しんでいただきたいと思います。と言うのも、音楽というのは時間芸術であり、そしてクリュッグもまた時間芸術だと考えているからです。音楽は、始まりから終わりまでの何分間かの物語であり、クリュッグも、グラスに注いで一杯飲み終わるまでの物語。全く同じ時間の経過を作っています。それを一緒にシンクロさせて、楽しんでいただければと思います。
- クリュッグ 2008 概要
■誕生の物語
2008年のシャンパーニュ地方は、それまでの過去14年間の中で最も平均気温が低く、また過去半世紀の中で最も平均日照時間が短い年に匹敵するような気候でした。典型的な北部の気候といえますが、以後このような天候に見舞われたことはありません。 ブドウが育つ期間を通じて、雨の日が多く、夏は乾燥し、そして気温は一定していました。極端な天候の変動がないおかげで、ブドウはゆっくりと安定して成熟しました。このような条件の下で育った果実は、豊かな風味と上品さを備え、しっかりとした骨格を生み出します。風味や香りの幅に富むブドウが収穫され、素晴らしい複雑性をもたらします。メゾンにより「時を越えた美しさ」と名付けられました。
■ブレンディング
ブレンドには、2008年の構成と複雑性を最も良く表現するワイン を厳選しました。ピノ・ノワールが、ブレンドの半分以上を占め (53%)、その多くがモンターニュ・ド・ランスの南部、アイ、マレイユ、ブジー、アンボネの区画で収穫されたブドウから造られています。ムニエ(25%)はキリっと張り詰めた印象の柑橘の風味を、シャルドネ(22%)は果実の香りを、それぞれブレンドに染み込ませています。
【テイスティングノート】
・一目見た瞬間に、風味の豊かさと輝くゴールドの香りを感じます。
・クリュッグ 2008の極めて表情豊かで、ふくよかで爽やかな香りは、蜂蜜、甘草、メントール、オレンジピール、グレープフルーツを想起させます。
・口に含むと、フローラルな清涼感、快活で、豊かで、調和が取れ、キリっとした印象があり ます。その風味はマルメロ、果実の砂糖漬けや柑橘類、黄色のキウイフルーツ、スターフルーツ、蜂蜜、リンゴのタルト、バタークッキー、オレンジピール、ボタン、ウイキョウを想起させ、驚くべき構成の、バランスの取れた精細な仕上げが長く余韻を残します。