今どきのおせち料理は食べたいものだけを作る・買う 主婦の本音を探る定性リサーチ『DOれぽ!』

株式会社ドゥ・ハウスのプレスリリース

「お正月料理」に関する調査結果を発表

株式会社ドゥ・ハウスは、自社がネットワークする主婦マーケター「DOさん」(※後述)に、「お正月料理」に関してメールインタビュー形式の定性リサーチ「DOれぽ!」(※※後述)を20人に実施いたしました。調査期間は2018年1月12日(金)~1月22日(月)。

■本調査結果の詳細・オプションレポートは下記からダウンロードいただくことが可能です。
 https://www.dohouse.co.jp/datacolle/rs20181129/

調査サマリ
おせち料理に関する主婦の本音は「残したくない」がポイント。伝統にこだわるよりも家族が食べたいものを「作る」「買う」
●おせち料理は栄養バランスが足りないという印象から「野菜を食べさせたい」という願望もある
●主婦はお正月だからこそ家族に喜ばれる料理を食べてもらいたい。普段は作れない「台湾風ちまき」、お年寄りには珍しいアヒージョ、甘さ控えめの「栗きんとん」など

おせち料理は「残したくない」がポイント
伝統よりも家族が食べたいものを「作る」「買う」
今年のお正月に「おせち料理」をどのように準備したかを尋ねたところ、「ほとんど手作り」は全体の4分1にとどまり、「市販品」の利用が目立ちました(図1)。


そこには「作りすぎて家族に飽きられてしまう」「いわれを大切にしても食べてくれない」といった理由と背景がありました。
「ほとんど手作り」という人の中にも「本当に」食べたいものだけを」という声もあり、おせち料理は「残したくない」のもポイントのようです。

     【図1】おせち料理の準備(単一回答・20人に取材)

おせち料理は栄養バランスが足りないという印象から、「野菜を食べさせたい」という願望もある
ほとんどの料理が「手作り」「購入した」に分かれた中で、「栗きんとん」「お煮しめ」は「手作り」が上回りました(図2)。
「栗きんとん」は<市販品は甘すぎる>と自分で味付けをしている方もみられました。中には<健康を考えて林檎を入れる>という人もいます。
「お煮しめ」は「家庭ならではの味」が出せることがポイントです。また、<おせち料理には栄養バランスが足りない>という印象もあり、<野菜を食べさせたい>という気持ちもあるようです。この点では「なます」も<サラダ感覚>で食べられるという理由が挙がりました。これからのおせち料理には、栄養面・健康面の訴求に可能性がありそうです。

【図2】主なおせちの作り方(複数回答・20人に取材)

主婦はお正月だからこそ家族に喜ばれる料理を食べてもらいたい。普段は作れない「台湾風ちまき」、お年寄りに珍しい「アヒージョ」、甘さ控えめ「栗きんとん」など
おせち料理に限らず、家族によろこばれたお正月料理の「MVPは何か?」と聞いたところ、様々な料理が挙がりましたが、MVPとした理由に注目してみると、まず<普段は作れない料理だから>という声がみられました。<年に1回>の特別感がポイントとなっています。
「手作りがよろこばれたから」という背景には、<市販品と違って甘みを抑えた>という工夫をしたというエピソードがありました。
また、「おせち以外の料理が人気」というケースもありました。  <食べるのは一年ぶりでもおせちはマンネリ>という印象から、<目新しいおかず><いつものおかず>の双方がMVPに選ばれています。
さらに、「クリスマスに作った料理を家族からリクエストされた」という声もありました。<せっかくのお正月だから、家族がよろこんでくれるものを食べさせたい>という気持ちが伺えます。

普段手間がかかって作れない料理、台湾風ちまき「バーツァン」


1度に20個、それを2回作るので相当な数ですが、同居家族、両親、叔父、弟も食べたがる人気の料理です。人気の理由は八角の味が染みたもち米と、甘辛い角切り肉、うずらの卵、ピーナッツなどの具材の相性が良くて、とてもおいしいからです。普段、手間がかかって作れないこと、またお店で買えないので、希少価値を感じるようです。

我が家の定番がたまに会う親族によろこばれたおせち以外の料理、牡蠣のアヒージョ
カルディのアヒージョの素は、我が家ではよく使うのですが、母と姉は初めて食べたらしく、とてもおいしいと喜んでくれました。残りのオイルを使った、キャベツとシラスのペペロンチーノも好評でした。


甘さ控えめの手作りがよろこばれた「栗きんとん」
「栗きんとん」が人気でした。市販品と違って甘味が抑えていること、やわらかく、さつまいもと栗の優しい味わいにみんなが笑顔になります。
 
クリスマス料理をもう一度食べたいから「ローストビーフ」
ローストビーフが1番人気でした。クリスマスに食べたばかりでしたが、夫と娘がもう一度食べたいというので、奮発して国産のお肉で作りました。いつもの輸入牛と違って、お肉の旨みと甘みが強く、ソースはほんの少しでも美味しく食べられました。夫と娘にも大好評でした。

主婦マーケター「DOさん」とは
当社が創業当時に掲げていた「主婦産業」への想いから始まった主婦のネットワークです。現在、首都圏を中心に約140人が登録しています。


一般的なアンケートモニターとは異なり、生活事実をありありと伝えるための定性技術のトレーニングを受けているのが特徴です。
また、パソコンやソーシャルメディアを使いこなすほか、自宅での座談会を開催・進行する能力も備えています。主婦ならではの生活現場や流通現場(店頭)を拠点として企業のマーケティングリサーチや、プロモーション活動の支援をしています。

量より深さ ― 「DOれぽ!」とは
当社の定性技術トレーニングを終えた主婦マーケター「DOさん」を対象に、メールインタビュー形式でクイックに定性情報を収集し、生々しい生活行動・生活実態のデータを最短1週間から10日程でご提供する企業様向けのリサーチサービスです。
読み進めていくと、ありありとした生活風景が目に浮かび、あたかも主婦が目の前で語っているように感じられるデータが特徴です。なぜそう思うのか?なぜその行動をとったのか?を日々の生活背景を盛り込みデータにしていくので、深い定性情報に触れられます。
日常業務のふとした疑問の解決、各種リサーチのプレ調査、各種マーケティング企画のバックデータとしてご利用ください。

【納品イメージ(左)】※右はオプションのサマリ(有料)

取得項目(質問内容)
●2018年のお正月の「おせち料理」について教えてください
●「おせち料理」の内容(メニュー)を具体的に教えてください
●今年のお正月料理MVPとその理由を教えてください
●「おせち料理」は何日ぐらいまで食べましたか?その理由も教えてください
●元旦の日の夜は何を食べましたか?その理由もあわせて教えてください

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