飲食店の開業支援インフラ構築を目指す「飲食店開業支援プロジェクト」に参画

　日本の飲食業界は、ミシュランガイドのレストランが最も多い国であることに象徴されるように、世界に誇るべき産業の一つです。一方で、飲食店経営にあたり、社会インフラの整備が成熟していない面もあるため、低生産性・低利益率によって廃業率が高くなっているうえ、コロナ禍を契機に、産業そのものが非常に厳しい状況であるという社会課題が浮き彫りになりました。
　従来、金融や不動産、厨房機器、マーケティングなど新規開業に必要なサービスは各業界がバラバラに提供しており、また価格やサービスの透明性も決して高いものではありません。そこで今回開業に必要なサービスを、透明性を高めてインフラとしてのトータルサポートを提供することで、開業のハードルおよび廃業率を下げることができるように取り組んでまいります。

【飲食店開業支援プロジェクト概要】
　開業前PR・資金調達の領域では株式会社CAMPFIREのクラウドファンディング、厨房機器・内装の領域では株式会社テンポスバスターズ、従業員の採用の強化や定着率向上を支援する給与前払いサービスや、飲食店運営で発生するさまざまなリスクの保証サービス（例えば予約客の無断キャンセル保証）などの金融・保険プロダクトは伊藤忠商事株式会社の子会社である株式会社マネーコミュニケーションズやGardia株式会社、ITインフラ整備や実店舗でのプロモーションといったリアルマーケティング領域ではエプソンがサポートするなど、さまざまな領域において各参画企業が、飲食店の開業支援としてサービスやソリューションを提供いたします。
なお、本プロジェクトでは、今後開業支援インフラを拡大していくために、既存の参画企業に留まらず、幅広い分野での参画パートナーを広げていく予定です。

◆サービスのお申し込みは、株式会社CAMPFIREページからお願いします。
https://camp-fire.jp/kaigyou-support

【エプソンの取り組み】
　エプソンは、本プロジェクトにおいて、店舗ニーズを満たし安定的に店舗経営を進めるための機器メンテナンスやセキュリティの構築、およびコロナ禍でも安心安全な機器導入のサポートを行うことで、ITの観点からハードとソフトの両面で飲食業界全体のインフラを整備し、質の高いサービスを提供してまいります。
また、これまでは飲食店は主に食事を提供する場としての役割を担っていましたが、アフターコロナでは食を通じて人とのつながりが得られる、心安らげる場へとより進化していくことが想定されます。このような中、エプソンは空間演出や店舗装飾を通じて、お客様のニーズを満たす新しい飲食店の世界観を生み出してまいります。
さらに、環境に配慮した機器や取り組みを介して、メニューや店舗ノベルティなどのコミュニケーションツールの制作サポートを行うことで、飲食業界全体の環境意識を高めるとともに、新たなリアルコミュニケーションの在り方を提案し、飲食業界全体の活性化に貢献してまいります。

　エプソンは、お客様のもとでの環境負荷低減に取り組む活動とともに、デジタル技術を活用した「人・モノ・情報」がつながる持続可能でこころ豊かな社会の実現を目指します。
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