佐賀県から20年ぶりとなる新ブランド開発に7年、1万5000の試験株から選ばれた次世代いちご「いちごさん」ついに東京へ出荷を開始!

佐賀県のプレスリリース

佐賀県は「さがほのか」以来20年ぶりとなるいちご新品種「いちごさん」の東京への出荷開始に際し、12月6日(木) 東京都中央卸売市場大田市場において初荷式を行いました。

 

新品種「いちごさん」は、「凛とうつくしい色と形」、「華やかでやさしい甘さ」、「果汁のみずみずしさ」が大きな特徴で「眺めてうっとり、かじって甘い」というキャッチコピーがぴったりの、佐賀県が自信を持ってお届けするいちごです。
 

6日の大田市場では佐賀県知事・山口祥義をはじめ、佐賀県農業協同組合・大島信之代表理事組合長らが出席。佐賀県から出荷された計3,854パック約1,040kgの「いちごさん」の前で、市場関係者のみなさまに知事が「最高 のど真ん中。『いちごさん』という名前、一度聞いたらみなさん忘れんでしょ。これから是非是非『いちごさん』をよろしくお願いします。」と挨拶、試食提供を行いました。

仲卸やバイヤーの方からは、食べて一言「うまい!」という驚嘆の声や、「良いいちご。なによりも断面が赤いのでスイーツと相性がよいと思う。」、「まず果実のみずみずしさに驚いた。甘さと酸味もちょうどよくおいしい。見た目もとても綺麗なので、売れ筋の品種になると思う。」といった声が聞かれました。また同日行われた初競りでは、贈答用の「いちごさん(15粒、約450g)」に15,300円の高値がつけられるなど、高い評価を頂きま した。

当日出席した大島組合長は「みなさんの期待を背負って、10月16日にブランドデビューをしたところでございます。この大田市場で『いちごさん』がトップブランドとして成長していくことを目指したい。」と話しました。

県は、国内の他品種との競合や、生産者の高齢化などによって縮小傾向にある、県内のいちご生産を盛り上げるべく、 佐賀県、JAグループ佐賀、生産者が一丸となって、7年の開発期間をかけ、約1万5000もの試験株の中から新品種「佐賀i9号」を開発し、10月16日(火)のブランド発表会で「いちごさん」と公表しました。
 

今後は県内の「いちごさん」生産農家をさらに拡大し、生産量を年々増加させていく予定です。2018年は県内で166戸の生産者、約18ヘクタールの栽培面積で900トンの生産量を見込んでおり、11月15日(木)に、県内で初出荷されました。本格的な出荷は12月中旬以降を見込んでおり、東京や大阪をはじめとした全国の主要市場に出荷をしていきます。また1月中旬には都内において、消費者向けの期間限定イベントも行うなど、新ブランド「いちごさん」の魅力を発信していく予定です。

 

  • いちごさんについて

 

 

 

「いちごさん」は「凛とうつくしい色と形」「華やかでやさしい甘さ」「果汁のみずみずしさ」が特徴の品種です。実際に首都圏在住の女性108名に人気3品種と比較調査を行ったところ、食べ比べでは「いちごさん」が「最もおいしいいちご」に選ばれ、4割の方が総合評価で1位に選ぶという結果になりました。また「色」「ツヤ」「形」「切り口の色」「香り」を比較した調査では「色」「形」「切り口」で最も高い評価を獲得、その他の「ツヤ」「香り」でも2位に選ばれました。このように「いちごさん」は食味・見た目ともに優れたいちごであると評価されました。また、10aあたりの収穫量が県産品種「さがほのか」より約2割多く、生産者の所得向上にも繋がる品種です。

 

  • 品種情報

品種名:佐賀i9号 
品種登録出願:2016.2.1                    
品種登録:2018.8.15
育成機関:佐賀県農業試験研究センター 
交配組み合わせ:佐系14号×やよいひめ

 

  •  ブランド名について

ブランドロゴ開発
アートディレクター/クリエイティブディレクター
永井 一史 氏 (HAKUHODO DESIGN 代表取締役社長)

 

タネひとつひとつが膨らんだようなフルーツらしさを込め、いちごさんの文字自体に個性を持たせました。ワイナリーが出すワインのラベルのような、いちごブランドが出す品質保証のラベルをイメージしてロゴを作りました。マークについては、まっすぐな性格で都会の雰囲気も感じる女の子をイメージし、風になびく髪と、すっとした姿から、流されない安定感を表現しています。

1961年 東京都生まれ
1985年 多摩美術大学美術学部デザイン科卒業
1985年 博報堂入社
2003年 HAKUHODO DESIGNE設立  代表取締役社長に就任
2014年 多摩美術大学美術学部統合デザイン学科教授に就任
2015年 東京ブランド クリエイティブ・ディレクターに就任(~現在)
2015年 グッドデザイン賞 審査委員長に就任(2015年度~2017年度)

ブランド名開発
コピーライター 渡辺 潤平氏(渡辺潤平社)

 

i9号に初めて出会って驚いた、紅⾊の深さ。形の美しさ。そして、果汁のみずみずしさと、すっきりと端正な⽢さ。⼝にしたその瞬間、みんなに⻑く愛されるいちごになることを確信しました。数多あるいちごの中でも、いつもど真ん中にいるような存在感を⽬指して。呼びやすくて覚えやすい、清々しいインパクトを持つ名前を開発しました。

1977年 千葉県船橋市出身 早稲田大学教育部卒業
2000年 博報堂入社
2006年 博報堂退社 6月よりground LLCへ参加
2007年 株式会社 渡辺潤平社設立

 

  • 2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタにて「いちごさんバルーン」が登場し6位入賞!

 

2018年10月31日(水曜日)~11月4日(日曜日)に佐賀市嘉瀬川河川敷にて行われた「2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」において、JAさがの 「いちごさんバルーン」が競技飛行に参加し、競技部門「パシフィック・カップ」で参加67機中6位と上位入賞を果たしました。

今後の佐賀のバルーンフライトシーズンではパイロットを目指す部員のトレーニングや練習フライトで「いちごさん」気球で飛行予定。

 

  •  参考(前回・前々回のプレスリリース)

10月16日(火)配信
佐賀県から20年ぶりとなる新しいいちごが誕生!開発に7年、1万5000の試験株から選ばれた佐賀県次世代のいちご新品種のブランド名を「いちごさん」と発表!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000018574.html

11月15日(木)配信
佐賀県から20年ぶりとなる新ブランド!開発に7年、1万5000の試験株から選ばれた佐賀県次世代のいちご新品種「いちごさん」佐賀市で初出荷!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000018574.html

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