サントリーホールディングス株式会社のプレスリリース
サントリーホールディングス（株）は、睡眠計測・改善のサービスを開発・提供する（株）S’UIMIN（本社：東京都渋谷区、以下、S’UIMIN社）と、資本参加の契約を3月17日（木）に締結しました。
S’UIMIN社は、世界的な睡眠研究の権威である柳沢正史教授が機構長を務める、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構を母体としたスタートアップ企業です。同社が提供する睡眠測定サービスでは、睡眠の量や質などを、医療レベルの精度の高さで、自宅など場所を選ばずに計測することができます。
「日本人の約5人に1人は睡眠に何かしらの悩みや問題をかかえている」とする報告※1があるほか、昨今ではコロナ禍での生活様式の変化による睡眠への悪影響も指摘されるなど、睡眠は日本における社会課題のひとつと言われています。
※1 厚生労働省 平成30年「国民健康・栄養調査」より
サントリーグループは、人々がより良い心身のウエルビーイングを実現できる社会への貢献を目指しています。睡眠領域においても、サントリーウエルネス（株）が「サントリー 快眠セサミン」を今年1月に発売しました（https://www.suntory.co.jp/news/article/14044.html参照）。
今回、お客様の睡眠改善の一助となる新しいサービスを開発し、お客様のウエルビーイング実現にさらに貢献したいという思いから、S’UIMIN社への資本参加を決定しました。
昨年には、同社と共同で、「東京サントリーサンゴリアス」の選手を対象に睡眠計測・睡眠品質向上の実証プロジェクトを実施。高レベルの身体パフォーマンスが求められるアスリートから、高い評価を得られました。また、当社、S’UIMIN社、（株）WizWe※2（本社：東京都千代田区）の3社で連携し、「睡眠習慣改善」での新たな価値提供を実現するべく、新サービスの開発を進めています。
※2 今年1月に当社が資本参加を行った「行動の習慣化プラットフォーム」を提供するスタートアップ企業。（https://www.suntory.co.jp/news/article/14081.html参照）
今回の資本参加を機に、睡眠を含めたウエルビーイング領域での取り組みを一層加速させていきます。
また、当社の未来事業開発部は、これまでも有望なスタートアップ企業の探索、出資、インキュベーション※3など、コーポレートベンチャーキャピタル（CVC）機能を有する部署としての取り組みを進めてきました。
今後も、既存事業でのイノベーションや新たな成長領域創出の加速を目指し、活動を強化していきます。
※3 スタートアップ企業と共同で事業創出等に取り組み、当該企業の成長を促進すること
▼今回の資本参加に関する両社のコメント
●サントリーホールディングス（株）常務執行役員・未来事業開発部長
川崎 益功
今回の資本参加により、S’UIMIN社との連携を深め、「睡眠改善」などウエルビーイング実現に向けた新価値創造を目指します。今後もさまざまな社会課題の解決に向け、未来事業開発部として取り組みを進めて参ります。
●（株）S’UIMIN 取締役会長CSO、国際統合睡眠医科学研究機構 機構長、筑波大学教授
柳沢 正史
質の良い充分な睡眠は、ウエルネスの根幹です。睡眠の改善は、眠りの問題をかかえている人だけでなく、生活習慣病などあらゆる健康問題の予防と解決、さらにはQOL（Quality of life）の向上に寄与します。この度の資本参加を受け、これまでに蓄積してきた睡眠医科学の知見を、より多くの人々に還元していきます。
▽本件に関するお客様からの問い合わせ先
サントリーお客様センター https://www.suntory.co.jp/customer/
以上