臓器、筋肉、爪、髪、皮膚の主要成分となる栄養素「タンパク質」。免疫抗体の材料として体を守っているとても大切な栄養素ということもあり、コロナ禍でより注目が高まっています。今回は、タンパク質について、そして良質なタンパク質を摂取できる「大豆タンパク」についてご紹介します。
活動を支える重要エネルギー源「タンパク質」の不足が問題に
出典:厚生労働省,国民健康・栄養調査
代謝や消化、吸収を助ける役割もあり、まさに人間の活動を支える重要なエネルギー源です。
しかし、上記のグラフ(1人1日あたりのタンパク質摂取量のデータ)から分かるように、現代の日本人は過度な食事制限やダイエット、多忙による食事の偏り、経済的事情などからタンパク質の摂取量が不足しています。
出典:女子栄養大学出版部,家庭のおかずのカロリーガイド
さらに、タンパク質は筋肉の発達にも関係があるため、運動機能にも影響を及ぼすとのこと。
その他にもタンパク質不足が引き起こす不調として、筋力の低下、免疫力の低下、フレイルという加齢によって弱った心身の状態や社会的なつながりが弱くなった状態になるなどが挙げられます。
タンパク質は「植物性」と「動物性」の2種類に分けられる
「植物性タンパク質」は動物性タンパク質と比較すると脂質が少なく、脂肪燃焼効果が高く、ゆっくり吸収され腹持ちが良いので、シェイプアップやダイエット目的でよく食べられるというのが特徴。
また、ホルモンバランスの調整作用、抗酸化作用のあるイソフラボンやポリフェノールなどを含むため、美容効果も期待できます。
造血作用のあるビタミンも含んでおり、筋肉を効率的につくりだす作用があるため、多くは筋力アップを目的に摂取されています。
それぞれの特徴に違いはあるものの、どちらのタンパク質も人体の生命維持や体の機能づくりには重要な材料です。
栄養素豊富な大豆タンパクを「豆乳」で手軽に摂取
出典:文部科学省,食品成分データベース
そして、「大豆タンパク」を手軽に摂るには「豆乳」がおすすめとのこと。
「タンパク質はいろいろなものから摂れますが、動物性と植物性をバランス良く摂ることが大事です。特に大豆タンパクは、タンパク質以外にも重要な栄養素(レシチン、トリプトファン、オリゴ糖、サポニンなど)が含まれている点で優れています。大豆タンパクを手軽に摂れるのが豆乳です。ぜひもっと食事に豆乳をとりいれることをお薦めします。」
と話しています。
「豆乳」にはさまざまな美容・健康効果が
必須アミノ酸すべてを摂取できるだけではなく、コレステロールを下げる働きもあるため、健康的に良質なタンパク質を摂取することができます。
さらに、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンは別名「幸せホルモン」と呼ばれれるセロトニンを増やす働きがあり、セロトニンは脳内の神経伝達物質の一種で、ドーパミンやノルアドレナリンを抑制し、自律神経を安定させる作用があります。
他にも豆乳には善玉菌のエサとなるオリゴ糖が豊富に含まれているため、腸内環境改善の効果が期待できたり、ビタミン、レシチン、サポニンが含まれているため、美肌の維持にも役立ちます。
主成分であるイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きを持つことから、更年期を迎える女性の心身の不調をサポートするともいわれています。
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