サンクトガーレン有限会社のプレスリリース
神奈川県厚木市の元祖地ビール屋サンクトガーレン(代表取締役 岩本伸久)は2019年1月10日(木)にチョコレート風味のビールを4種類の味で一斉発売します。
https://www.sanktgallenbrewery.com/valentine/
通称“チョコビール”ですが、お菓子のチョコレートを使った甘いビールではありません。ビールの原料だけでチョコレート風味を引き出したビールです。
通常のビールに使うベース麦芽は約85度で焙煎していますが、チョコビールに使う麦芽は約160度の高温で焙煎しています。ベース麦芽が焦げる寸前の状態で、色はダークな茶色。かじるとほろ苦いビターチョコのような風味がすることからチョコレート麦芽と呼ばれています。
このチョコレート麦芽でダークな色や、カカオのような香ばしい香り、ビターチョコを思わせるほろ苦さを引き出したのがサンクトガーレンのチョコビールです。
<チョコビール2019、4種のラインナップ>
【1】インペリアルチョコレートスタウト:濃厚で、まるで飲むチョコレートケーキ
2006年より毎年バレンタインシーズン限定で販売している“チョコビール”の代名詞的商品。通常黒ビールの2.5倍以上の原料を使用しているにも関わらず、1回の仕込みで通常ビールの半分程度しか量が出来ない、超特濃ビール。泡はシェイクのように固く真っ黒で「まるで飲むビターチョコレートケーキ」と感想を頂いたほど。アルコールが9%と高く、ワインのように2年間熟成が可能です。
【商品名】インペリアルチョコレートスタウト
【アルコール】9% 【価格】600円(税抜)
【瓶容量】330ml(サンクトガーレン取扱いビアバーでは樽生でも楽しめます)
【2】バナナチョコレートスタウト:2019年だけの限定チョコビール
チョコビールは毎年1種類その年だけの限定フレーバーを販売していますが、2019年の限定はバナナです。
ビールのベースとなる麦汁をつくる工程で、1本1本手作業で皮をむき細かく切ったバナナ約300kg(※)を投入しています。屋台のチョコバナナではなく、高カカオのリッチなチョコレートでつくったワンランク上のチョコバナナをイメージ。アルコールも7%と高めの、大人の味わいです。
※皮をむいた可食部で300kgを使用しています
【商品名】バナナチョコレートスタウト
【アルコール】7% 【価格】500円(税抜き)
【瓶容量】330ml(サンクトガーレン取扱いビアバーでは樽生でも楽しめます)
【3】オレンジチョコレートスタウト:マーマレードと同じ橙オレンジを使用
オレンジピールにチョコレートをコーティングしたお菓子“オランジェ”をイメージしたビールです。マーマレードの原料 、橙(だいだい)オレンジを皮ごと細かく刻み、ジャムをつくるように長時間煮込んで風味を凝縮。それをビールのもとになる麦汁に合わせて発酵させました。使用している橙は神奈川産のものです。オレンジの皮も実も丸ごと使用しているため、マーマレードのような柑橘の皮の苦味が後味に残ります。
【商品名】オレンジチョコレートスタウト
【アルコール】6.5% 【価格】500円(税抜き)
【瓶容量】330ml(サンクトガーレン取扱いビアバーでは樽生でも楽しめます)
【4】スイートバニラスタウト バレンタインラベル:パティシエも使用するA級バニラ使用
エスプレッソのように濃厚な黒ビールにバニラの香りを溶け込ませました。エッセンスなどの人工物は添加せず、一流パティシエも使用する パプアニューギニア産のAグレードバニラを使用。飲み口は甘くまったりで、後口はバニラチョコのようです。
※このビールのみ唯一通年で販売。1月10日よりバレンタインラベルで本数限定発売
【商品名】スイートバニラスタウト
【アルコール】6.5% 【価格】429円(税抜き)
【瓶容量】330ml(サンクトガーレン取扱いビアバーでは樽生でも楽しめます)
<注意>バナナチョコレートスタウト、オレンジチョコレートスタウトは日本で認められている以上の量の果物を使用しているので「発泡酒」表記となります。麦芽率は高いので税率はビールと同じで「節税型発泡酒」とは一線を画します。
2019年1月11日(金)~20日(日)、東京ドーム「ふるさと祭り東京2019」のサンクトガーレンブースではチョコビール4種の樽生を味わうことができ、瓶の購入も出来ます。
https://www.tokyo-dome.co.jp/furusato/
瓶は全国の主要百貨店(一部除く)のお酒売場などで販売予定です。随時公式サイトに掲載します。
- サンクトガーレンの苦境を救った「チョコビール」
サンクトガーレンは日本で小規模醸造が許可される以前の1993年にアメリカでビール醸造免許を取得し、現地でビールを製造。それを日本に逆輸入して販売していた“元祖地ビール屋”です。
日本に工場をつくったのは1997年。当時、日本は地ビールブームでした。
ところが月日の経過とともにブームは去っていきます。
当時のメイン事業であった飲茶の製造卸の行き詰まりも重なり、ビール免許の更新が出来なくなりました。
その後紆余曲折を経て、再びビール造りが出来るようになったのは2003年。
当時、スタッフは岩本1人。
資金も皆無に等しく、原材料を買うにも一苦労の状態が続きます。
会社の状況が少し上向き始めた2006年、岩本は長年の夢であったヴィンテージビール造りに着手。
それが「インペリアルチョコレートスタウト」です。
長期熟成が可能なビールであったため、ビール愛飲家の方に1年かけてゆっくり販売しようと考えていました。
ところがそんなマニアックなビールがバレンタイン商品として注目を集め、初年の限定生産分6000本が4日間で一気に完売してしまいます。一般のお客様からはもちろん、全国のバイヤーからも問い合わせが入り、電話が鳴り止まない日々が続きました。
2007年は2万本に増産するも1日半で完売。あまりの入手困難ぶりにネットオークションでは7倍の値がつきました。2008年は3万本が即日完売。
これをきっかけにお取引先様の数、出荷量が格段に増えた、サンクトガーレンの苦境を救ってくれた商品です。
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