「お料理セット」トレーを紙製へ順次切り替え

パルシステム連合会のプレスリリース

パルシステム連合会は7月25日(月)から、プラスチック製トレーの素材を紙製に切り替えた「お料理セット」の注文受付を開始します。年間のプラスチック使用量は、前年度実績からの算出で146t削減される見込みです。プラスチックトレー同様、使用後の紙製トレーも次回配達時に回収し、新たな紙製トレーへと生まれ変わります。

 プラ使用量は25g→7gへ7割削減
紙製トレーは、一部商品から順次導入し、10月には全商品への切り替えが完了する予定です。
これまでのお料理セットは、カット済み野菜などを1枚25gのプラスチック製トレーにまとめて供給していました。使用後のトレーも宅配時に回収し、プラスチックトレーに再生して資源を循環させています。
しかし近年、マイクロプラスチックをはじめとする脱プラスチックへの社会的関心は高まっており「環境問題に関する世論調査」(環境省、2019年)によれば9割がプラスチック削減へ「関心がある」と回答しています。
パルシステムでは、こうした社会的要請にこたえトレーを紙製に切り替えることとしました。紙製トレーに乗せるシートやカット野菜を入れる小袋にプラスチックを使用するものの、1セット当たりのプラスチック使用量はこれまでの25gから7gとなり、およそ7割にあたる18gの削減を実現しました。昨年度実績から算出すると年間146tのプラスチックが削減される見込みです。

リサイクルと耐久性の両立へ完成まで3年
お料理セットのトレーには、セット作業時の負荷や結露などに対する耐久性が必要です。強度を高めるため紙トレー表面にコーティング剤を使用すれば、リサイクルが難しくなります。再生可能な資源の最大限の有効活用を図るため、使用後のトレーを紙製トレーに再生させることを目標に開発を続け、完成までに3年の歳月を要しました。
開発に協力したのは、パルシステムPB「産直たまご」の紙製包装資材・モウルドパックを製造する大石産業㈱です。資源再生のノウハウを持つ企業の協力により、紙トレー開発が実現しました。今後の商品供給では利用者に回収を呼びかけて紙製トレー再生原料として使用し、再生率55%を目指します。パルシステムはこれからも、持続可能な生産と消費を追求した商品の開発・改善を推進していきます。

※大人数(4~5人分)向けや材料が大きいなどの理由から、一部商品はこれまで通り大型のプラスチックトレーや袋状での配達となります。

新規導入の紙製トレー

従来のプラスチック製トレーのお料理セット

【組織概要】
パルシステム生活協同組合連合会
3会員・統一事業システム利用会員総事業高:2,569.1億円 組合員総数:168.3万人
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6  理事長:大信 政一
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ

パルシステムのサステナブルアクション/https://www.pal-system.co.jp/koeteku

 

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