海鮮せんべい塩竈株式会社のプレスリリース
海鮮せんべい塩竈株式会社(宮城県塩竈市)では、本社所在地の塩竈市新浜町の東端に屋根付き全天候型バーベキュー施設である「海鮮BBQ竈」を2022年(令和4年)9月23日(金)にオープンいたします。当社は東日本大震災の復興の縁で、スギ製菓株式会社(愛知県碧南市)の子会社として設立。塩竈の新名物お土産「三陸たこせん」の製造などを行って参りましたが、このたび三河七輪を使ったBBQスタイルの全天候型BBQ施設をオープンいたします。
愛知ブランド企業に認定されている創業51年の海鮮せんべいメーカー「スギ製菓」(愛知県碧南市)は、東日本大震災発災後に碧南市と塩竃市が災害相互応援協定を締結し、復興ボランティアを実施するなどの縁があります。その後、東南海地震の警戒エリアに立地する本社工場とのBCP(事業継続計画)の一環として、塩竃市に子会社並びに工場を塩竈市に設置。今や塩竈の新名物となった「三陸たこせん」など、東北に根ざした新商品をリリースするまでに至り、東日本大震災の復興事業の成功事例となっています。このたびその事業拡張の一環として、工場に併設する形で、新たにBBQ施設を開業致します。
工事の様子(9月15日時点)
特徴1:三河七輪を使った本格BBQ
海鮮を美味しく焼く珪藻土の炭火コンロ「三河七輪」を使った新スタイルBBQ
愛知県内で飲食店での炭火焼きや家族のBBQなどで広く見かける定番コンロが、日本三大七輪の一角、伝統的な「三河七輪」です。三河土と珪藻土の二重構造で作られたこの七輪は、海鮮の表面を炭火でカリッと焼き上げ、食材の内部は珪藻土から発する遠赤外線でジューシーに仕上げます。
「竈-KAMADO-」では全席この三河七輪を使用。全て愛知県碧南市の亀島製陶所の三代目・亀島夫妻が一品一品手作りした七輪を採用しています。能登半島の熱に強い厳選された珪藻土を使った、三河七輪の中でも貴重な逸品。一般的なBBQとは違った、繊細で旨みを感じるBBQをご堪能下さい。
亀島製陶所の三河七輪
特徴2:三種のタレで三陸塩竈の海鮮堪能
海鮮せんべい造りの技による三種のタレで、世界三大漁場の港町・塩竈の誇る魚介類を堪能。
親潮と黒潮がぶつかり合う「三陸沖」。また「リアス式海岸」と呼ばれる複雑な地形の沿岸は、山の養分と海の養分を活用した牡蠣や海苔、海鞘の養殖も盛ん。そんな世界三大漁場の一角の港町・塩竈で、「-KAMADO-」は海鮮せんべい造りのノウハウが詰まったオリジナルのBBQソースをご提案。
海の幸を知り尽くした「海鮮せんべい塩竈」が生み出した秘伝のタレを時には使い、塩竈らしい魚介類を満喫できるセットメニューから、海鮮はもちろん定番の肉やお野菜、海保シーフードカレーに至るまで、お好みで選べるアラカルトまで多様なBBQメニューをラインナップしました。
メニューイメージ
特徴3:塩竈新名物「海鮮せんべい」も体験
BBQの後は「海鮮せんべい塩竈」へ。50種類以上の試食とお土産ショッピング。
塩竈の新名物となった「三陸たこせん」。その特徴は馬鈴薯でん粉を使った「芋由来」の原材料と製法にあります。東北で「せんべい」と言えば、餅米やうるち米を使った「米菓」を連想します。海鮮せんべい塩竈の「海鮮せんべい」は、愛知県などで一般的な馬鈴薯でん粉に海産物を混ぜた製法で、むしろ原材料は笹かまぼこに近い焼き菓子です。
「竈-KAMADO-」は、この海鮮せんべいの工場に隣接しています。工場併設の販売コーナーでは、数十種類の海鮮せんべいをご用意。BBQの後には、東北では希少な製法で作られた、工場できたての海鮮せんべいもご賞味ください。
工場全景
<海鮮せんべい屋が目指すSHIOGAMA STYLE>
愛知県碧南市にある私たちスギ製菓株式会社は、東日本大震災の復興活動の縁で、塩竈新浜町の東端で新たな会社を興しました。その製造所では三陸沖をはじめとする海の幸を使い、馬鈴薯でん粉を用いた愛知伝統製法の「海鮮せんべい」を作り始め、「三陸たこせん」という塩竈の新たな名物が誕生しました。このたび海鮮せんべい塩竈株式会社はその製造所の傍らに、愛知の三河七輪と塩竈の海鮮を使った新たなスタイルの食の施設「海鮮BBQ竈-KAMADO-」を開業します。この海鮮BBQ竈-KAMADO-は三陸塩竈と愛知碧南の「絆」の証であり、「三河七輪」はその縁の象徴。新たな食の「SHIOGAMA STYLE」の発信基地を目指します。