丸七製茶株式会社のプレスリリース
丸七製茶(所在地:静岡県藤枝市、代表取締役:鈴木成彦)は、日本初の茶園栽培から収穫、製茶加工、自社工場にてボトリングまで行なう高級ボトリングティーカンパニーとして新作を発売します。
生産量わずかな東京都内の茶園から厳選した和紅茶を商品化しました。
10月1日(土)より直営店舗『ななや青山店』にてボトリングティー和紅茶“TOKYO”を新発売
これに合わせ“東京和紅茶ジェラート”を期間限定にて発売
11月7日(月)には“お茶チョコ東京和紅茶”を新発売
※ボトリングティーは発売同日よりネット販売、一部卸販売します。
■東京とお茶について
東京を代表する渋谷駅は巨大なターミナル駅として、そして駅前のスクランブル交差点の人の多さには誰もが圧倒され、渋谷のサブカルチャーは世界的にも有名になっています。その渋谷駅ができた明治18年(1885年)乗降客はわずか16人しかいなかったと言われ、今では想像もできないほどの寂しさです。また、その周辺には茶畑が広がっていたようで、特に今日高級住宅地として名高い松濤はまさに茶畑だったという記録が残っています。
明治初期、日本の2大輸出産品は生糸とお茶であったことは歴史教科書にも記載され多くの人が知るところです。現在の新宿御苑には海外から持ち込まれたお茶が植えられ、紅茶生産の研究が行われていました。また、先述の松濤の茶園のお茶は『松濤』の名で高級茶として流通していたのです。今では都心の中心地である新宿も渋谷もお茶とは縁のある地域だったのです。しかし、東京の発展が進み、現在、東京では茶畑を見ることがありません。大都会となった東京にお茶が栽培されているイメージはなくなりました。
ところが、東京都内にもまだたくさんの茶園が残っています。広大に広がる静岡の牧之原台地のような茶園はありませんが、埼玉に近い東大和市などにわずかばかりですが点在しています。しかも、合計するとなんと120haもの茶園が残っており、わずかながらも全国の0.06%の生産量を誇っています。(※令和2年農林水産省統計情報部「作物統計」より)
こうした希少な東京産のお茶の中から東大和市にて独自の紅茶製法で人気の木下園さんの協力のもと個性的な和紅茶を厳選し、ボトリングティーとジェラート、チョコレートを作りました。国産の紅茶である和紅茶は外国産の紅茶と異なりミルクやレモンを入れないストレートティーとして上品な風味が感じられ、産地も全国各地に増え年々人気が高まっています。東京のお茶のおいしさをお茶にゆかりある渋谷、駅から徒歩8分の『ななや』青山店から発信します。
■商品のご案内
●CRAFT BREW TEA 『TOKYO』東京都/東大和市 和紅茶(720ml)2,800円(税別)
東京都東大和市木下園製茶工場作和紅茶100%でお茶を作りました。紅茶は収穫した茶葉を萎凋と呼ぶ酸化発酵工程を経て作ります。亜熱帯で作られる一般的な紅茶とは異なり、国内品種で作られる紅茶は苦渋味成分が少なく穏やかな味わいとなり、萎凋工程を低温でゆっくりと時間をかけて進めるためマスカットに例えられる青く甘い清涼感のある香りが生み出されます。このような香味は緑茶に比べてフルーティーなものとの相性が良く、デザートにも様々な料理とも合わせやすく多様な楽しみ方ができることが特徴です。オーソドックスなワイングラスでお楽しみください。
※賞味期限:冷暗所にて18ヵ月、開封後は冷蔵庫にて保存してください。
●『東京和紅茶ジェラート』 シングルカップ400円 ※ななや青山店限定(UBER EATS可)
ボトリングティーよりもややボディ感ある茶葉を使用し、ストレートティーとは異なりミルクジェラートとのコントラストによりフレッシュなグリーンノートが柑橘系やスパイス、ほのかなキャラメルなどを感じさせる新たな香味を生み出し、個性的な美味しさを感じて頂ける味わいとなりました。
●『お茶チョコ東京和紅茶』 1箱2枚入り500円(税別)
ジェラートと同じ茶葉を使用し、香料、レシチンを使用しない無添加チョコレートを作りました。当社のお茶チョコシリーズはチョコ好きの方々からそのピュアな味わいが市販のチョコでは得られない良さがあると人気を頂いています。その味わいのミルクチョコをベースに東京和紅茶の鼻を抜けていく都会的な清々しい香りをお楽しみください。
■TEA ARTISAN CRAFTED
大量生産では不可能な日本茶の上質な香味を商品化するCRAFT BREW TEA STUDIOから新作が生まれました。日本茶には110種類を越える品種があり、その中にはとても珍しいもの、香味のキャラクターが強いものなど様々なものがあります。今日のようにシングルオリジンが注目されていない20年以上前から個性的な品種茶を全国各地の農園から集荷し、仕上げ焙煎加工から販売まで手掛け続けてきたノウハウをボトリングに活かしています。
原料となる茶葉は日本茶鑑定士(※https://www.zencharen.info/japanteatasterassociation)である当社代表鈴木成彦が毎年5,000種を越える買付けの中から最適な原料を選定し、数々の名人賞を受賞した父子相伝の選別仕上げ加工を行ない、さらに日本唯一、独自の茶専用抽出ラインによる特殊製法によって急須では不可能な香味を引き出し、旨味、酸味、渋味、苦味を個性的かつバランス良く職人感覚で整えて商品化しています。
また、ジェラートの製造は2010年から開始し、ジェラートマイスターの資格を保有し国内準優勝の実績と長年の日本茶作りの経験を生かした“世界でいちばん濃い抹茶ジェラート”には今も行列ができる人気を頂いております。また、2015年から自社工房でのチョコレート作りも始め、パリで開催されるサロンドショコラでも人気を頂き“世界でいちばん濃い抹茶チョコレート”『抹茶セブン』は毎年様々なTV、新聞、雑誌、ネット等のメディアでも紹介され、世界のVIPにも楽しんで頂いています。お茶のすべてを知り尽くしたお茶職人の匠の技を生かす“TEA ARTISAN CRAFTED”(※https://marushichi-tac.com/)をコンセプトにこうした新しいスタイルで日本茶の魅力を国内外に発信し続けています。
■CRAFT BREW TEA STUDIO
和紅茶 TOKYO
丸七製茶では長年急須を使うお茶の淹れ方教室を開催してきました。茶葉の品質の違いだけでなく、お茶を淹れる水質や沸かし方、お湯の温度、そして茶葉の鮮度や量、淹れる道具の素材や注ぎ方などちょっとした工夫で味や香りが変わるため、その楽しみ方をお伝えしてきました。
また、味わいのリズム感や香りのメロディを感じ取り、茶葉の個性を活かしながら作曲をするように多様な茶葉のブレンドによってお茶の魅力を発信してきました。
しかし、そうしたことを幅広く楽しむには専門的な知識を習得した経験者でなければ十分楽しむことはできません。
そこで、長年お茶作りに関わってきたものとして最適な淹れ方で作ったお茶をグラスに注ぐだけでベストな状態で多くのお客様に楽しんで頂けるお茶作りができないかと模索し続けてきました。
そして、2020年、20年以上描いてきた構想を実現させました。最高品質の茶葉の香味をイメージ通りの味わいでボトルに閉じ込め、“いつでも、どこでも、誰にでも”極上の味わいを楽しんで頂く“音楽をレコーディングするようにお茶を淹れる”工房(スタジオ)を作りました。
この高級ボトリングティーを作る工房をCRAFT BREW TEA STUDIOと名付けました。水質、湯温、濃度、抽出時間などを設定し、様々な色や形のボトル充填が可能で、個性的な茶飲料を作ることができ、ペットボトル飲料とは別格の品質と個性が体験できる飲料を作るクラフト感あふれる工房で製造しています。
現在、ノンアルコール飲料に注目が集まる中で、アルコール飲料からアルコールのない飲料を作るのではなく、お酒を楽しめない人のためにそもそもアルコールのないハイクオリティな飲料としてティーペアリングを意識した高級ボトリングティーを作っています。
なお、製造によって排出される茶殻の残渣は環境に配慮し、抽出後の茶葉を自然乾燥によってCO2排出に留意し、すべて有機肥料化して畑に戻して有効活用し廃棄物を生み出さないように運営しています。
■販売店舗のご紹介
ななや青山店
東京都渋谷区渋谷2-7-12
TEL03-6427-9008
ネットショップ
https://nanaya-matcha.com/
https://marushichi-tac.com/
■会社概要
会社名:丸七製茶株式会社
所在地:(営業本部)静岡県藤枝市上青島1870
代表者:代表取締役社長 鈴木成彦
事業内容:日本茶・茶類の製造・販売、茶類を使用したスイーツの製造・販売
URL http://marushichi-group.jp/