株式会社リクルートライフスタイルのプレスリリース
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、普段の食生活で摂取に気を付けているものと、それを“あえて”外食で解禁する「チートデイ」の有無、などについてのアンケートを消費者に対して実施しましたので、その結果を発表します。
【解説】
普段の食事で摂取に気を付けているものを“あえて”気にせずに食べる「チートデイ」について調査した。気を付けているものがある人(53.9%)のうち、外食では気にせず食べることがあるという人が81.0%。「チートデイ」のメニューは、1位「焼肉」、2位「ラーメン」、3位「甘いもの、デザート」という結果だった。また、外食で我慢できずに食べてしまう「反動食」がある人が68.6%。「反動食」のメニューは、1位「甘いもの、デザート」、2位「揚げ物」、3位「ラーメン」だった。「チートデイ」「反動食」をする理由は、「適度に息抜きしたほうが続けられる」が48.8%と多かった。男性は「チートデイ」で「焼肉」、女性は「チートデイ」「反動食」ともに「甘いもの」を食べるという傾向が目立った。
【要約】
POINT1. 摂取に気を付けているものがある人は53.9%。トップは「塩分」。「外食では気にせず摂取することがある」が81.0%
・普段の食事であまり摂取しないように気を付けているものは、1位「塩分」23.7%、2位「カロリー」21.5%、3位「炭水化物」18.4%。
・摂取に気を付けているものがある人のうち、外食では“あえて”気にせず摂取する「チートデイ」がある人が81.0%。我慢できずに摂取してしまう「反動食」がある人は68.6%。
POINT2. 理由の最多は「適度に息抜きしたほうが続けられる」48.8%
・「チートデイ」や「反動食」がある理由は「適度に息抜きしたほうが続けられるから」48.8%、「そこまで我慢する必要を感じていないから」35.0%など 。
POINT3. 「チートデイ」メニューの人気トップ3は「焼肉」「ラーメン」「甘いもの、デザート」
・「チートデイ」のメニューは、1位「焼肉」43.3%、2位「ラーメン」31.4%、3位「甘いもの、デザート」30.9%。「反動食」のメニューは、1位「甘いもの、デザート」39.5%、2位「揚げ物」24.5%、3位「ラーメン」23.4%。
・男性は「チートデイ」で「焼肉」、女性は「チートデイ」「反動食」ともに「甘いもの」を食べる傾向。
1. 普段の食事であまり摂取しないように気に付けているもの、1位は「塩分」で23.7%。なんらか気を付けているものがある人は合計で53.9%
普段の食事であまり摂取しないように気を付けているものを聞いたところ、1位は「塩分」で23.7%、2位は「カロリー」で21.5%、3位は「糖質のうち、炭水化物」で18.4%だった。「塩分」は男女ともに20・30代では気を付けている人が少ない一方、男性60代と女性50・60代では気を付けている人が多く、年齢が上がるほど気を付けている人が多いという傾向だった。また、「カロリー」については、特に女性20代で気を付けている人が多い傾向だった。何らか気を付けているものがある人は合計53.9%で、女性50・60代で多く、男性20~40代では低い傾向だった。全体的に年齢が上がるほど何らか気を付けているものがある人が増え、また、同年代では男性より女性のほうが何らか気を付けているものがある人が多かった。
■普段の食事で、あまり摂取しないように気を付けているもの(全体/複数回答)
2. あまり摂取しないよう気を付けているものを例外的にOKとする「チートデイ」は「相手がいる」「特別なお祝い」「飲酒」の外食など
前ページで何らか気を付けているものがある人に、外食の際はあえて気にせず摂取するシーンがあるかを聞いた。普段気を付けているものを「外食で、あえて気にせず摂取することがある」と回答した人は合計81.0%。外食の際には多くの人が例外をOKとしているようだ。「チートデイ」のシーンとして最も多かったのは「一緒に食事をする相手がいる外食の際」が38.5%で、2番目は「記念日や誕生日など、特別なお祝いのとき」が36.7%、3番目が「飲酒を伴う外食の際」が24.6%だった。女性20・30代では「一緒に食事をする相手がいる外食の際」「記念日や誕生日など、特別なお祝いのとき」以外に「定期的な息抜きとして」、女性50・60代では「外食の際には、節制しないことにいている」が他の性年代よりも多かった。
■普段の食事で摂取しないように気を付けているものの中で、外食の際にはあえて気にせず摂取すシーン(普段の食事で、あまり摂取しないように気を付けているものがある人/複数回答)
3. 我慢できずに食べてしまう「反動食」がある人は68.6%、若年層ほど多い。若年女性は「ストレス」「嫌なことがあったとき」、男性は「飲酒」「ひとりの外食」などで
前述した、食に関して何らか気を付けているものがある人に、普段の食事で摂取しないように気を付けているもので、外食の際に我慢できずに摂取してしまうシーンを聞いた。「外食で、我慢できずに摂取してしまうことがある」と回答した人は合計68.6%で、若年層ほど多い傾向にあった。「反動食」のシーンとして最も多かったのは「ストレスを感じたとき」が26.0%、2番目は「飲酒を伴う外食の際」が17.2%、3番目は「一緒に食事をする相手がいる外食の際」が15.7%だった。 性年代で回答の傾向に違いが見られ、女性20・30代では「ストレスを感じたとき」「悪いこと、嫌なことがあったとき」「節制に疲れたとき」、男性30・50・60代では「飲酒を伴う外食の際」、男性20・30代では「自分ひとりの外食の際」などが他の性年代よりも多かった。
■普段の食事で摂取しないように気を付けているものの中で、外食の際に我慢できずに摂取してしまうシーン(普段の食事で、あまり摂取しないように気を付けているものがある人/複数回答)
4. 「チートデイ」や「反動食」の理由、「適度に息抜きしたほうが続けられるから」48.8%
前述した、“あえて”気にせず摂取することがある人、および、我慢できず摂取することがある人に、その理由を聞いた。最も多かったのは「適度に息抜きしたほうが続けられるから」が48.8%で、2番目は「そこまで我慢する必要を感じていないから」が35.0%、3番目は「相手のある食事では、相手に合わせる」が31.3%。男性30・40代と女性20・30代で「適度に息抜きしたほうが続けられるから」が多く、女性60代では「そこまで我慢する必要を感じていないから」「相手のある食事では、相手に合わせる」が多かったほか、女性20・30代では「外食などで思い切り楽しむために普段は節制している」という人も各3割以上と他の性年代よりも多かった。弊社の外食市場調査によると平均的な夕方以降の外食回数は週に1回程度。食事全体に占める割合がそれほど多くないためか、外食の際にはそこまで我慢はしないで、むしろ息抜きに使うという人が多そうだ。
■外食の際にあえて気にせずに摂取する、または我慢できずに摂取してしまう理由
(あえて気にせず摂取する、または我慢できずに摂取してしまうことがある人/複数回答)
5. 外食での「チートデイ」、人気メニューは「焼肉」「ラーメン」「甘いもの」など
外食の際に“あえて”気にせず摂取した食べ物・飲み物を聞いた。食べ物の1位は「焼肉」が43.3%、2位は「ラーメン」が31.4%、3位は「甘いもの、デザート」が30.9%、僅差の4位は「揚げ物」が29.7%という結果だった。また、飲み物では「ビール」が22.9%と他を引き離して1位であった。「焼肉」は男性20・30代、女性20代など若者で多く、「ラーメン」は男性30~60代で他の性年代より多い。また、「甘いもの、デザート」は女性30~60代で多く、「ビール」では男性40~60代が多いなど、性年代によるばらつきが大きかった。
■外食の際に、あえて気にせず摂取した食べ物・飲み物(外食の際、あえて気にせず摂取することがある人/複数回答)
6. 「反動食」で、我慢できないメニューのトップ3は「甘いもの」「揚げ物」「ラーメン」
外食の際に、我慢できずに摂取してしまう食べ物・飲み物を聞いた。食べ物の1位は「甘いもの、デザート」が39.5%、2位は「揚げ物」が24.5%、3位は「ラーメン」が23.4%であった。前述した「チートデイ」に食べるものと比較すると、「焼肉」はあえて気にせず食べるものでは1位だが、我慢できずに食べるものでは4位になった。また、「ラーメン」も同2位から3位になっている。替わって「甘いもの、デザート」「揚げ物」などが順位を上げている。同じ外食でも「焼肉」「ラーメン」はあえて食べ、「甘いもの、デザート」「揚げ物」は我慢できずに食べてしまっているという傾向がありそうだ。「甘いもの、デザート」は女性の全年代で男性より顕著にスコアが高く、男性では50代で「揚げ物」「ラーメン」「焼肉」の回答が多い。また、女性20・30代では「ファストフード」、女性50・60代では「ビュッフェなどの食べ放題」、男性30~60代では飲み物の「ビール」のスコアが他の性年代よりも顕著に高い。
■外食の際に、我慢できずに摂取してしまった食べ物・飲み物(外食の際、我慢できずに摂取してしまうことがある人/複数回答)
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
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