食用コオロギのグリラスがコオロギの魅力を届ける役職を新設!「日本橋ゆかり」野永喜三夫シェフがコオロギ大使に就任

株式会社グリラスのプレスリリース

 徳島大学発のベンチャー企業として食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行う株式会社グリラス(本社:徳島県鳴門市、代表取締役:渡邉 崇人、以下「グリラス」)は、食用コオロギの普及とメニュー考案を行う新役職「コオロギ大使 兼 コオロギフードアドバイザー」を設置し、本役職に東京日本橋の老舗割烹「日本橋ゆかり」の野永喜三夫シェフが就任しました。

 野永シェフは親子3代にわたり宮内庁への出入りを許された老舗割烹「日本橋ゆかり」料理長です。過去にイベントでグリラスとコラボしたことをきっかけに、食用コオロギの持つ魅力や可能性に共感いただき、今回の就任に至りました。
 

  • 新役職設置の経緯

​ グリラスはこれまで「タンパク質危機」や「食品ロス問題」といった食の社会課題に対する解決策として食用コオロギ関連事業を進めると共に、食と環境の未来を担っていくコオロギの可能性に関する情報発信を行ってきました※。

 しかしグリラスは徳島大学で培われたコオロギ研究を基盤としたテックベンチャーであり、食に関する情報発信に関してはまだ未熟な状況です。実際に、これまではコオロギの環境負荷の低さや栄養素といった量的な情報を主に発信しており、コオロギの味や扱い方といった質的な魅力を充分に社会に届けられていませんでした。

 このような状況を打破し、食の専門家の視点を取り入れてコオロギの可能性を拡大していくべく、新役職「コオロギ大使 兼 コオロギフードアドバイザー」の設置にいたりました。今後は野永シェフと共にレシピ考案や情報発信を行い、コオロギの美味しさをより多くの生活者に届けてまいります。

※詳細は「食用コオロギ関連事業の背景について」の項目をご覧ください。
 

  • 野永シェフについて

・野永シェフによるコメント
 食用コオロギの調味液「グリラスエキス」※を初めて口にした時、元々抱いていたコオロギのイメージからは想像もつかないような、豊かなうま味に衝撃を受けました。また同時に、この食材が一般に知られていない事実にも驚きを隠せませんでした。

 コオロギは栄養価が高く、環境にもやさしい夢のある食材です。食に関わる立場として、自分がこの新しい食材を広く世の中に届けていくべきだと感じ、新役職を拝命しました。グリラスさんと共に、新しい食文化としてコオロギの美味しさを伝えていきたいです。

※詳細は「販売中の原料について」の項目をご覧ください。

・プロフィール
 老舗日本料理店「日本橋ゆかり」の長男として生まれ、「露庵 菊乃井」で修業を重ねた後、25歳で「日本橋ゆかり」へ戻り三代目主人として腕を振るう。2002年には「料理の鉄人JAPAN CUP 2002」で総合優勝を果たし、アメリカの老舗日刊新聞紙にて日本の料理人として選出される。2015年7月に開催されたミラノ国際博覧会において、日本料理のシェフとして勤める。その他、テレビや雑誌等のメディアへの出演など、幅広い分野で活躍している。

日本橋ゆかり公式ホームページ:http://nihonbashi-yukari.com/
野永シェフ公式SNS:https://mobile.twitter.com/nonagakimio
野永シェフ公式Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCE4v11zI4xu4W8MCWvhhHUQ
 

  • 野永シェフおすすめレシピ

・コオロギ茶碗蒸し
 「日本橋ゆかり」の人気定番メニューである茶碗蒸しを、グリラスエキスのみで味付けし、植物肉の餡を合わせた逸品。複数の食材を使用した合わせ出汁のように重厚感のあるコオロギのうま味が、植物肉のさっぱりとした味わいを引き立てます。

※レシピの詳細はこちら(https://www.facebook.com/kimio.nonaga/posts/pfbid021QBuDvVMkbxUkXnhpUcfoUnRcmjoriKLy6AJH17WHe5XnPf9gDv4eBwxnDzaZYysl
 

  • 販売中の食品原料について

 グリラスでは、食品ロス由来100%の餌で飼育した、国産食用フタホシコオロギを使用した食品原料の販売を行っています。食品メーカーや飲食店の方など卸販売をご希望の場合は、メールアドレス(sales@gryllus.jp、営業担当:益子)宛にお問合せください。また一部商品はグリラス自社ECサイト「グリラスオンライン」※でも購入可能です。

※商品の購入はこちら(https://gryllus-online.jp/pages/ctria-originals

・ドライドグリラス
 サクサクとした食感と穀物や甲殻類に似た風味を持ち、フタホシコオロギの味をそのまま味わえる商品です。揚げ物や炒め物の主役に据えて素材の魅力を引き出すだけでなく、そのまま料理のトッピングやアクセントに使用することも出来ます。

・フローズングリラス
 コオロギを乾燥させずに生鮮状態で冷凍した卸向け商品です。特に油との相性が良く、揚げ物や炒め料理にすることで、クセになる香ばしい風味とエビのような味わいをお楽しみいただけます。

・グリラスパウダー
 国産フタホシコオロギを誰にでも美味しく試していただけるよう、グリラス独自の製法で粉末化した商品です。煮干しや干しエビのような風味とうま味が特徴で、毎日の料理に加えることで手軽に美味しさをプラスすることが出来ます。

・グリラスエキス
 食品ロス由来100%の餌で育てた国産フタホシコオロギのうま味を凝縮した調味液です。水産資源や畜産物に依存しない環境にやさしい調味料で、炒め物や煮物はもちろん汁物などにも手軽に動物性のうま味をプラスできる商品です。

 

  • 食用コオロギ関連事業の背景について

 2019年6月に国連より発表された報告書によると、今後30年で世界人口は77億人から97億人への増加が見込まれ、これに伴う食料問題への対応が喫緊の課題です。特に「タンパク質危機」と称される動物性タンパク質の不足は顕著で、その解決策としてFAO(国際連合食糧農業機関)は昆虫食を推奨しています。昆虫は既存畜産と比べてタンパク質の生成に必要な餌や水の量が少なく、資源の有効活用が可能です。また温室効果ガスの排出量も少なく、環境負荷の低いタンパク源といえます。

 一方で世界では年間約9.3億トンの食品ロスが発生しており、その量は全世界で生産されている食品の約3分の1に相当します。コオロギは雑食性のため餌の制限が少なく、グリラスでは国内で発生した食品ロス由来100%の餌でコオロギの飼育を行っています。これらの特徴からグリラスは、捨てられるはずの食品ロスを新たなタンパク質へと循環させることのできる食用コオロギを“サーキュラーフード”と位置付けて、食用コオロギ関連事業を行っています。

※食用コオロギ関連事業の詳細はこちら(https://gryllus.jp/why-cricket/
 

  • サーキュラーフードについて

 サーキュラーフードとは、持続可能な社会の実現にあたり環境負荷の低減を目指し、かつ食品ロスを主要原料として活用すべく開発された新技術を用いて生産された循環型の食材及び食品のことを指します。国内で発生した食品ロスに由来するサーキュラーフードの普及は、SDGsのターゲット12.3や、食料安全保障への寄与が見込めます。

 またグリラスは、サーキュラーフードの推進を通じて、2040年までに国内における年間253万トンの食品ロスの活用・循環を目指す「サーキュラーフード推進ワーキングチーム」の幹事企業です。

※サーキュラーフード推進ワーキングチームの詳細はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000070046.html
 

  • グリラスオリジナルブランド「C. TRIA」について

 グリラスはサーキュラーフードをコンセプトとした自社ブランド「C. TRIA(シートリア)」を展開しています。これまでに「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞した2種を含む商品を複数開発し、現在は小売向け商品として大判クッキーとプロテインバー、コーンスナックの3アイテムをコンビニエンスストア等にて販売しています。

※販売店舗と商品の詳細はこちら(https://gryllus-online.jp/pages/store-locator
 

  • 株式会社グリラスについて

 グリラスは、徳島大学における30年に及ぶコオロギ研究を基礎とした、世界でトップレベルの知見やノウハウを持つフードテックベンチャーです。徳島県美馬市の2つの廃校をそれぞれ生産拠点・研究拠点として整備し、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して行っています。

・社名     :株式会社グリラス(https://gryllus.jp/
・事業内容   :⾷⽤コオロギの⽣産
         ⾷⽤コオロギを⽤いた⾷品原材料および加⼯⾷品の製造、販売
         ⾷⽤コオロギの研究開発 等
         動物用コオロギの生産、販売 等(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000070046.html
・代表取締役  :渡邉 崇人
・所在地    :徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島45-56
・生産拠点   :徳島県美馬市美馬町字南原22-1
・研究拠点   :徳島県美馬市美馬町字入倉657
・資本金    :5億2,210万円(資本準備金等を含む)
・設立     :2019年5月

 

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