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【株式会社 富士山ワイナリー】10年以上の研究を経てウイルス非感染の甲州ブドウを生産することに成功

株式会社富士山ワイナリーのプレスリリース

株式会社富士山ワイナリー(所在地:静岡県富士宮市根原 宝山 498)は中部大学と約 10 年に亘って協力し、 培養技術、 ウイルス除去技術、 挿し木技術の改良によりウイルス非感染甲州ブドウ苗を周年生産することに成功しました。
ウイルス非感染甲州ブドウは糖度が高いだけでなく、 酸味も優れています。 これは、 日本国内から “さまざまな” スタイルのワインを自在に造り出すために重要な要因となります。
この非感染甲州ブドウを日本のワイナリーへ手頃な価格で提供するため、 栽培科学の世界的権威であるイスラエルのゴラン・ハイツ・ワイナリーと提携し量産体制を整えていきます。

フランス、スペイン、イタリア、アメリカ、さらには中国などの主要工業国では、ワインは巨大なビジネスになっていますが、日本では何故そうではないのでしょう?

これらの国々は人件費が高く、農地は高価ですが、それでもワイン製造を成功させることができています。生ぶどうを上質なワインに造り上げれば、そのワインの利益率が非常に高いため、トップの「第二次」産業となるからです。

それでは日本ではどのようなことが、障害になっているのでしょうか?

 

 

出典:国土交通省HPより出典:国土交通省HPより

日本は、生育期に降雨が集中するため、ワイン用ブドウの生産には厳しい気候です。
ブドウの成長・成熟期に重なる梅雨や秋雨、台風は、ワイン用ブドウが充分に成熟するのに必要な日照量を減らし、病気や害虫の発生によるダメージを受けやすくします。しかし、科学的農業と持続可能な農業における近年の著しい進歩により、日本も上質なワインを造ることが可能になりました。

近年、日本各地においてワイン生産への関心が高まり、日本のワイナリーの数は 400 場以上に増加しました(令和 3 年版、国税庁)。 さらに、投資と近代的な技術により日本産の品質が大幅に向上しております。 ただし、さまざまな課題は残ったままであります。

 

  1. ワインの絶対的な市場価値は、ブドウの品質と密接に関係しています。メルロー、ピノ・ノ ワー ル、シャルドネなどのヨーロッパ品種(ヴィティス・ヴィニフェラ)はヨーロッパの気候、 風土に適しているため、それを日本の気候風土の中で生産するにはコストが高く、輸入ワ インと肩を並べるのは容易ではありません。さらに、今後数年内に中国産ワインの品質は世界のトップレベルに追いつくと想定され、国際的に人気のあるヨーロッパ品種から造ら れた日本ワインは市場での戦いが益々厳しい状況になることは想像に難くありません。
  2. マスカット・ベーリーA や山幸など日本で品種改良され、甲州に続いて国際品種登録もさ れたブドウは日本の気候に適しています。しかし、それらは北米種や山ぶどうとヨーロッ パ種の交配種であり、世界基準で販売可能な「ヴィティス・ヴィニフェラ」品種ではありませ ん。こうしたワインは現在流行中のビオワインや自然派ワインなどと同じく、一部の愛好 家には賞味されるでしょうが、世界の市場で広く受け入れられるワインに育っていくことは かなり困難であると考えられます。
  3. 「甲州」は、2010 年に,日本固有種として最初に国際品種登録されたブドウであり(登録名 は Koshu)、ブドウの品種名をラべル表示して EU へ輸出できます。「甲州」は、従来、奈 良時代以前に、ヴィティス・ヴィニフェラ種の原産地であるコーカサス地方からシルクロー ドを通って日本にたどり着いたものと考えられており、山梨県での発祥逸話にも書かれて います。

2004 年に、株式会社ミレジムが、米国カリフォルニア大学デーヴィス校にある FPS (Foundation Plant Services)という公的機関に「甲州」の DNA 鑑定を依頼したところ、ヴィティス・ヴィニフェラ のゲノムが大半を占めるということが解りました。

その後、酒類総合研究所の後藤博士らによって詳細なゲノム解析がなされ、「甲州」のゲノムはヨ ーロッパブドウ品種のヴィティス・ヴィニフェラから 71.5%、東アジア系野生種であるヴィティス・ダビ ディまたはその近縁の野生種から 28.5% が由来しているとわかり、「甲州」が辿った経路を裏付 ける形になりました。

このようにゲノム的にも「甲州」から優れたワインを造ることができると期待されています。

しかしながら、「甲州」は熟すのが遅く、糖度が低いという問題があり、その原因として、極めて有 害な「リーフロール」ウイルス (※下記注釈) による感染があげられます。 

富士山ワイナリー牧岡の畑富士山ワイナリー牧岡の畑

一般的に、ウイルス(リ ーフロールウイルスを含む)はブドウの木を弱くし、成熟を遅らせ、糖分を減らし (#下記注釈)、ブド ウの病気に対する抵抗力を低下させる要因となります。

 

したがって、欧米では基本的にワイン用のブドウ樹はウイルスフリーが使われており、その供給体 制も整っています。

リーフロールウイルス:リーフロールウイルス: 日本では、ブドウ葉巻随伴ウイルスと呼称されています。このウイル スに感染すると、盛夏を過ぎる頃から葉に赤色の斑点が現れ拡大、葉脈間が赤変します。 葉は厚く、もろくなり、葉縁が葉裏にむかって巻いてしまう。糖度の低下、熟期の遅延、着色不 良、発育不良等を引き起こし、激しい場合は樹勢が低下し、収量も減少します。

#ブドウの生育・成熟期に日照量が豊富で降雨量の少ないごく限られた地域(オーストラリ ア、ス ペイン、南イタリアなどの一地域)では、ウイルスのこうした普通なら”有害”な影響を利用して、 過剰な成長や過度な糖レベルを抑制する場合もあります。

解決策として
富士山ワイナリーは中部大学と約 10 年間協力して、マイクロプロパゲーションによりウイルス非 感染甲州ブドウを作出することに成功しました。 

マイクロプロパゲーション36日目マイクロプロパゲーション36日目

マイクロプロパゲーション42日目マイクロプロパゲーション42日目

マイクロプロパゲーション64日目マイクロプロパゲーション64日目

 

それらを親株として、ウイルス非感染ブドウ苗を効率的に産出する方法も確立しております。

 

さらに、この非感染甲州ブドウを日本のワイナリーへ手頃な価格で提供するため、栽培科学の世 界的権威であるイスラエルのゴラン・ハイツ・ワイナリーと協力して、量産体制を整えていきます。 今後、このプロジェクトの進展について随時配信していく予定です。

富士山ワイナリ公式ホームページ:https://fujisanwinery.co.jp/

 

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