Wines of Germany 日本オフィスのプレスリリース
写真左©Elisabeth Born
11月20日というとても早い時期に、ドイツ北東部のザーレ・ウンストルートとザクセンの2つのワイン産地にて、2022年をアイスワインの成功の年とすることができました。
気温はマイナス7度から9度となり、アイスワイン用のぶどうとして完璧なコンディションで収穫されました。アイスワイン用に収穫されたぶどうは、リースリングやトラミーナからカベルネ・ブラン、ブラウアー・ツヴァイゲルトまでに至りました。ドイツ・ワインインスティトゥート(DWI)が強調するように、早霜はアイスワインの生産に非常に有利です。なぜなら、その時期のぶどうはまだ非常に健康だからです。
アイスワインのゲームはリスクを伴う
ドイツ南西部では、数軒の生産者しか、今年はアイスワイン用にぶどうを残していませんでした。ラインラント・ファルツでは、2021年は152軒の生産者がアイスワイン用にぶどうを残していましたが、今年はわずか31軒でした。ぶどうが、この高貴な甘口ワインに必要な健全な状態ではなかったことも多かったです。
さらに、気候変動のために、アイスワイン向けのぶどうの収穫が可能な日は、年々少なくなっており、生産者にとってはリスクが増しています。なぜなら、気温がマイナス7℃を下回らなければ、すべてを失ってしまうリスクがあるからです。例を上げると、2019年、ラインラント・ファルツの生産者は、霜を待っていましたが、無駄に終わりました。
国際的に求められる高貴な甘口の名品
アイスワインの極意は、可能な限り健全なぶどうの成分が凝縮していることにあります。凍結する気温では、果実の中の水分が凍結し、圧搾機に残ります。そして、圧搾機から滴り落ちる果汁は、ハチミツのように甘い。このように糖分の含有量が多い果汁の酵母による発酵は、困難を持って進みます。その結果、アイスワインは通常、100g/lを超える残糖があります。しかし、南の甘口ワインと異なり、アルコール度数はかなり低く、7%程度しかないことが多いです。
この上質なワインの特別な点は、爽やかな酸があるおかげで、このように残糖が多くても押しつけがましくないことです。希少性と特殊性で、ドイツのアイスワインは、国際的に高く認められています。
詳細情報はこちら: www.winesofgermany.com