若潮酒造が環境配慮型の焼酎パックを導入。紙資源としてリサイクルが可能に!大崎町SDGs推進協議会と連携

若潮酒造株式会社のプレスリリース

若潮酒造株式会社(本社:鹿児島県志布志市、代表取締役:上村雅彦)は、一般社団法人大崎町SDGs推進協議会と連携し、凸版印刷株式会社が独自に開発した「環境配慮型パッケージ EP-PAK・GL」を主要3商品に導入します。これにより、従来の焼酎パックではできなかった紙資源としてのリサイクルが可能になります。
【URL】https://wakashio.com/

若潮酒造の焼酎パック3商品若潮酒造の焼酎パック3商品

  • ​環境配慮型パッケージの導入について

紙資源としてリサイクルが可能に
従来の焼酎パックは、牛乳パックとは異なり、内側にアルミフィルムが貼り合わされているため、リサイクルが難しく、焼却処理施設を持つ自治体では一般的に燃えるごみとして廃棄されます。凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)が開発した環境配慮型パッケージ EP-PAK・GLは、GLフィルムという単一素材かつ高いバリア性を有したフィルムを活用することで、アルミフィルム蒸着と同様の性能を維持しつつ、従来はリサイクルができていなかった焼酎パックが紙資源としてリサイクル可能になります。

 

新パッケージのリサイクル表示新パッケージのリサイクル表示

 若潮酒造の3商品で環境配慮型パッケージを導入
若潮酒造は「さつま白若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮0.9Lパック」において、従来型パッケージから環境配慮型パッケージへ変更します。「さつま黒若潮0.9Lパック」は、先行して2022年10月出荷分から新パッケージに変更しており、「さつま白若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮1.8Lパック」も2023年1月出荷分から順次新パッケージへの変更を行っていきます。

環境配慮型EP-PAK・GLを導入する若潮酒造の主要3商品環境配慮型EP-PAK・GLを導入する若潮酒造の主要3商品

  •  新パッケージ導入に至った背景

大崎町・志布志市のリサイクルの取組みに地元企業として参画
大崎町と志布志市は焼却施設を保有せず、長年ゴミの分別とリサイクルを行ってきました。現在、大崎町のリサイクル率は83%に達し、第2回ジャパンSDGsアワードを受賞するなど全国的にも注目を集めています。2021年に発足した一般社団法人大崎町SDGs推進協議会(以下、大崎町SDGs協議会)では、これまで実施されてきた住民によるゴミの分別だけではなく、その上流にあたる商品の製造者に対してゴミの低減やリサイクル率の向上を促す取組みを検討していました。

大崎町のごみ分別27品目(引用:大崎町役場)大崎町のごみ分別27品目(引用:大崎町役場)

このような状況で、大崎町SDGs協議会と地元企業との連携の最初の事例として、大崎町や近隣の志布志市で日常酒として飲まれている焼酎を製造している若潮酒造に対する環境配慮型パッケージの導入の提案がありました。若潮酒造としても、地元に根付いた企業としてリサイクルを起点とした地域の活性化に貢献したいという思いから提案に賛同。芋焼酎で本パッケージが導入された例は少なかったため、官能評価による酒質の確認や設備の調整等を慎重に行い、環境配慮型パッケージの導入に至りました。

サーキュラーヴィレッジ大崎町(画像提供:一般社団法人大崎町SDGs推進協議会)サーキュラーヴィレッジ大崎町(画像提供:一般社団法人大崎町SDGs推進協議会)

  •   若潮酒造のSDGsに向けた取組み

地元の規格外農作物を活用したお酒の開発
今回の大崎町SDGs協議会との連携をきっかけに、若潮酒造は大崎町SDGs協議会と鹿児島相互信用金庫が共同で開催した、環境に配慮した企業活動や事業を考えるプログラム「GREEN KAGOSHIMA in 大隅」にも参加。持続的な環境配慮型の活動や地域活性化に向けた取組みを検討する中で、大隅半島の規格外の農作物を活用したお酒「f spirits(エフ・スピリッツ)」の開発に至りました。地域の生産者と連携し、規格外の農作物を活用してお酒を造ることで、資源の有効活用や地域の活性化につなげていきたいと考えています。

f spiritsに関するリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000081666.html 

2022年12月より一般販売開始
・f spirits イチゴ&カルダモン 500mL(https://wakashio.shop-pro.jp/?pid=171989379
・f spirits キュウリ&ラベンダー 500mL(https://wakashio.shop-pro.jp/?pid=171989555

大隅半島の規格外農作物を活用した「f spirits」大隅半島の規格外農作物を活用した「f spirits」

2022年12月に志布志市のイチゴ、東串良町のキュウリのお酒を一般発売開始2022年12月に志布志市のイチゴ、東串良町のキュウリのお酒を一般発売開始

  • ご協力頂いた大崎町SDGs協議会について

環境配慮型パッケージの導入については、一般社団法人大崎町SDGs推進協議会において、企業連携を推進するディレクター 藤田香澄 様をはじめ、皆様のご協力を頂きました。

法人名:一般社団法人大崎町SDGs推進協議会 
WEBサイトURL:https://www.osakini.org/
大崎町SDGs推進協議会は、行政と民間がパートナーシップを組み、2021年4月に設立されました。世界に未来の社会システムを実装する「OSAKINI プロジェクト」を進めていきます。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。