京橋白木株式会社のプレスリリース
明治29年創業、京橋白木株式会社(本社:東京都中央区)代表取締役 竹下茂雄が立ち上げた一般社団法人日本金継ぎ協会 以下、金継ぎ協会)が令和4年12月3日、環境省が主催する第10回グッドライフアワードにて「審査員特別賞サステナブルデザイン賞」を受賞しました。
今年10回目を迎えるグッドライフアワードは、環境省が主催する環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」の取組についての情報を発信することで、日本で暮らすひとり一人がライフスタイルを見直すきっかけになることを目指しているアワードです。
金継ぎ協会は2020年の活動スタートから2年間で金継ぎ指導を行った飲食企業は17社/参加人数110人超。
仙台、東京、神奈川、香川、広島、愛媛と全国へ展開し、金継ぎ受託点数は2000件を超え外食産業における陶磁器廃棄の削減に大きく寄与した取り組みが、実行委員長である益田 文和氏(株式会社オープンハウス 代表取締役
デザインコンサルタント)に評価されました。
■日本金継ぎ協会とは
2020年コロナ禍で代表の竹下が自分達が納入した器がゴミ箱に無造作に捨てられている姿にショックを受け、大量に販売してきた陶磁器は焼却できない不燃物で、埋め立てても土に戻ることのない産業廃棄問題と直面
さらに安価な輸入品を使い捨てのように使う事で、我が国の伝統である陶芸文化が衰退する日本の現状を変える必要があると感じ継続的に「金継ぎ」を飲食店に提供することで、器に持続可能な循環をもたらす「飲食店のサステナビリティ推進」を拡めていきたいと、2020年「日本金継ぎ協会」を設立致しました。
金継ぎ協会では、金継ぎ文化を日本のサスティナビリティとして後世に残せるよう、以下の6つに取り組んでいます。
1.環境への貢献
PR活動でできる限りカジュアルに金継ぎを広め、 簡単に参加できるアクションとして認知される事でリユース化が進み、器の廃棄減少に貢献します。
2.社会・経済への貢献
金継ぎによってproduct life cycleが伸びることで、安価な大量生産品・輸入品ではなく、国内の作家さんのクラフト品、MADE IN JAPAN製品が選択されていく事で、 日本の伝統文化維持に貢献していきます。
3.地域資源の活用
製造過程で必ず発生するB品を買い取り、金継ぎを施し付加価値を付ける事で定価での正規流通を可能にし、作家さんの成長支援につなげます。
4.普及・汎用性
全国の都道府県に金継ぎ師を育成し、金継ぎアップサイクルや器の地産地消ができる環境を目指していきます。
5.革新・ユニーク性
海外からも注目される金継ぎ、インバウンド再開に向けて青山に金継ぎワークショップの拠点を開業し、日本の伝統文化の普及に貢献していきます。
6.ウェルネス
過去の傷を隠すのではなく、個性としてより輝きをもたせる金継ぎを技だけではなく、キンツギウェルネスとして心として普及していく取組を続けます。
■受賞コメント
『2年間手探りで取り組んできたことが評価されて本当に嬉しく思います。
SDGsと聞くとなんだか大掛かりなイメージですが、実はシンプルな事の積み重ねでした。
色々な意見があると思いますが、まずは自分たちが生まれ育った時代よりも少しでも美しい環境を子供達に残すこと、その為にも金継ぎの技術はもとより、もったいない精神といった文化面での取り組みを、一社でも一人もで多くの方と共に歩んでいけたらと思います』
代表理事 竹下茂雄
■本件に関するお問い合わせ先
団体名:一般社団法人 日本金継ぎ協会 JAPAN KINTSUGI ASSOCIATION
HP:https://japan-kintsugi.jp/
住所:東京都港区南青山6-12-12 南青山マンション205
役員:代表理事 竹下茂雄
Instagram:japan_kintsugi_association