株式会社Yoi Brewing Companyのプレスリリース
日本酒の多様性、新たな価値を提案するスタートアップ、株式会社Yoi Brewing Comapny(本社:東京都港区)は、第一弾の商品として、高級にごり酒「宵白(YO-HAKU)」の販売を開始いたします。「宵白」は製造工程からボトルのデザインまで全てをこだわり抜いた1000本限定生産の最高級にごり酒です。この度、公式オンラインショップをオープンし、2022年2月9日(木)20:00より、第一回予約販売会を行います。
Yoi Brewingオンラインショップ:https://yoibrewing.com/
【Yoi Brewingの想いと「宵白」開発の背景】
「若者のアルコール離れ」が言われて久しいですが、日本酒も同様です。清酒の課税移出数量は昭和48年度をピークに令和2年度には3割以下にまで減少しています。一方で、海外ニーズの高まりや、高付加価値商品の増加により、近年日本酒市場は一部回復基調にあります。
それを牽引するのは、純米大吟醸を中心とした高付加価値路線の日本酒です。高級ワインのような華やかさと、磨きを特徴としているこれらのお酒は素晴らしいものですが、我々は上辺の味や、見た目の華やかさだけに縛られない多様な価値が日本酒にはあると思うのです。
本来日本酒は、生産・飲用される土地の風土、文化、人々の特性から生まれた多種多様なもの。その多様性を生かした日本酒本来の可能性を広げるようなお酒を作ることで、文化たる日本酒を守っていきたい。それがYoi Brewingの信念です。
私たちYoi Brewingのミッションは、日本の文化である日本酒づくりを通して、本物のYoiを追求すること。豊かな「酔い(Yoi)」を、「善い(Yoi)」行動を通して作り、「宵(Yoi)」の時間を豊かにする。
そんな私たちが「にごり酒」に出会ったとき、改めてこのお酒を作りたい、と思うようになりました。
【第一弾ににごり酒を選んだ理由】
伝統。深い味覚。所作。にごり酒の持つ魅力に私たちは強く惹かれました。
にごり酒を追求することで、私たちが信じる日本酒の可能性や多様性を象徴する一本が作れるのではないか。最も歴史の深いにごり酒を、現代最高の技術を駆使することで、史上最高の日本酒を作ってみたい。それがYoir Brewingが自信を持ってお届けする「宵白」が生まれるモチベーションになりました。
~伝統~
濁酒は日本酒の原型であり、あらゆる日本酒はその延長上にあると言えます。神話で出てくるお酒や、私たちが知っている歴史上の武将が飲んでいたお酒はそのほとんどが白くにごった濁酒でした。現在のにごり酒は、その伝統の直系に連なるものです。
~深い味覚~
敬遠されがちな「にごり」の正体は、お酒の中を舞う旨味そのもの。お米と酵母から生まれる日本酒の旨味の結晶なので、お酒の特徴が全部わかってしまいます。すなわち、本当に美味しいにごり酒を作るためには、普通の清酒以上にすべてに妥協を許すことができません。また、火入れをしない生きているお酒なので、口にする瞬間まで味が深まります。
~所作~
飲み方も特別です。生きている酵母が発泡を続けるので、日本酒には珍しい微炭酸。なおかつ瓶の下ににごりが溜まっているのでそれを混ぜなくてはならず、うまく炭酸を爆発させずににごりを均等にするのには慣れが必要。その緊張感によってある一定の所作が生まれます。
【宵白について】
詳細情報
商品名:宵白
製造元:増田徳兵衛商店(京都)
内容量:720ml
価格:38,500円(税込)
公式オンラインショップ:https://yoibrewing.com/
※不定期での販売を予定しております。
目指したのは最高の日本酒ではなく、最高のお酒。
わずか1000本しか作れない、すべてに妥協を許さないこだわりの日本酒です。
にごり酒というと馴染みがない方もいるかもしれませんが、完成した宵白の味は、日本酒の美味しさ、豊かさが高いレベルで結実した、正統派の日本酒です。
日本酒を愛するすべての人に満足していただける仕上がりになったと自負しています。
~キレ、スッキリ感の両立~
日本酒に求められるフルーツのような香りの華やかさと、「水のような」と形容される後味のキレ、スッキリ感。この両立にこだわりました。極上のお米と酵母による華やかさ、微スパークリングによるキリッとした飲み口と後味。この両方が共存するのは「にごり酒」だからこそです。
~導き出した精米の黄金比率~
「磨き」が至上とされがちな日本酒ですが、旨味の結晶である「にごり」にしっかりと味をのせるために、磨きすぎは大敵。試行錯誤の末に辿り着いたのが、山田錦を35%精米することでした。職人の手仕事と勘と経験値で辿り着いた黄金の数値です。
~最も美味しい部分だけをくみ上げる~
磨きだけでなく、製造のすべての工程が伝統の手作業によるものです。原酒の中でも最も美味しい樽の真ん中の部分だけを伝統の「笊(ざる)」を使って職人の手で組み上げる。とても贅沢な作り方をしているため、今年生産できる量はわずか1000本しかありません。
~90日間寝かせる瓶内二次発酵~
濾過もしない、火入れもしない生きたお酒は、瓶内で90日間ゆっくり寝かせます。その間、瓶内二次発酵が進み、シルクのようにきめの細かい完璧な微スパークリングが完成します。
【「宵白」の風味】
~味わい~
ココナッツのような甘くスモーキーな香りとお米の旨みが混ざり合います。飲み込んだ瞬間、喉から鼻にかけてかすかにエスプレッソのようなビターな苦味が立ち、大人の味わいを演出します。
またビールと宵白を割って飲むと、フルーティなホワイトビールのような味わいになるので、ぜひお試しください。
~口当たり~
口に含んだ瞬間広がる生酒のフレッシュさととろける柔らかさ。
自然発酵によって生まれたきめ細やかな泡が絡み合う、まさに「米のスパークリング」。
~食事と一緒に~
食中酒としてどんな食事にもよく合いますが、油切れがよく、フライ、天ぷら、だしの効いた料理にぴったり。意外なところでは、チョコレートなどの味の強いデザートとのマッチングもとてもよいです。
【所作、宵白との向き合い方】
<ボトルの開け方>
微スパークリングにごり酒である「宵白」には、正しい開け方があります。
ちょっとしたひと手間ですが、美味しく召し上がるための所作としてお楽しみください。
1.開ける
瓶内でお酒は生きて発酵を続けています。
まず蓋を一度、完全に緩めてガスを抜きます。
2.待つ
蓋をすぐ閉め、細かい泡が収まるのを待ちましょう。心も落ち着かせます。
3.傾ける
瓶をゆっくり下に傾けます。瓶をくるくる回すと、にごりが自重で降りてきます。
4.混ぜる
にごりが舞い始めたら瓶を真っ直ぐ立てます。泡の力でにごりが均一になります。
5.注ぐ
必要なら何度か繰り返します。
準備ができたら、うすはりのグラスでお楽しみください。
<美味しい温度>
素材も技術も手間も、一切妥協することなく造った至高のにごりスパークリング「宵白」。
よい宵の時間をお楽しみいただくために、最適な環境でお取り扱いください。
「宵白」では、火入れと呼ばれる加熱処理を一切しておらず、お酒が瓶の中で生きて発泡を続けています。そのため5℃以下の冷蔵での保管をお願いいたします。開封後は冷蔵保管で一週間以内にお飲みください。
未開封の冷蔵保管で約3ヶ月ほどは、美味しさをお楽しみいただけます。
【製造パートナー 増田徳兵衛商店】
『宵白』の製造元は、1675年京都にて創業し、300年以上の歴史に渡り酒造りを続けている増田徳兵衛商店です。平安京造営にともない羅生門から伸びる「鳥羽作道」の酒蔵で醸造を開始し、1964年には13代目が日本初の「スパークリングにごり酒」を発明しました。さらに翌年の1965年には日本初の「純米大吟醸古酒」を貯蔵開始するなど、両者の’’元祖’’として伝統を守り続けながらも、様々な挑戦を続ける酒蔵です。増田徳兵衛商店は、日本酒スタートアップであるYoi Brewing Companyと組むことにより、にごり酒の新たな価値を造りだします。
【Yoi Brewing Companyについて】
Yoi Brewing Companyは日本酒の新たな価値を提案する日本酒スタートアップです。日本の文化である日本酒づくりを通して、本物のYoiを追求することを誓います。
豊かな「酔い(Yoi)」を、「善い(Yoi)」行動を通して作り、「宵(Yoi)」の時間を豊かにする為に、以下の3つを約束します。
豊かな ‘酔い’ を
素材、製法、作り手。全てにおいて妥協のない日本酒づくりを通じて、日本酒づくりの豊かな文化を守り育て、お客さまに伝統に則った本物の日本酒だけを提供します。
豊かな ‘善い’ を
我々の活動のすべての工程において、環境、社会、地域、人に配慮し、ソーシャルグッドを重視したものづくりをし、価値を社会に還元していきます。
豊かな ‘宵’ を
お酒を楽しむ豊かな時間をつくることで、真の意味で贅沢な人と人とのつながりやコミュニティをつくります。
名称:株式会社Yoi Brewing Company
所在地:東京都港区三田1-11-22 オフィスネスト麻布十番202
設立:2022年3月
代表:浅見隆介
事業内容:日本酒の開発・販売・メディア事業・イベント事業
URL:https://yoibrewing.com/
Instagram:https://www.instagram.com/yoi_brewing/ @yoi_brewing
LINE:https://lin.ee/MTsOMPz