おかめ「納豆サイエンスラボ」のプレスリリース
今年もきました花粉の季節 薬学博士と気象予報士が特別対談
2月コラムは花粉対策の特別対談
あっという間に1月が終わり、時の早さに驚かれている方も多いのではないでしょうか。2月に入り気になりはじめるのが「花粉」。花粉症の方々にとって、辛いシーズンです。毎年訪れる花粉シーズン、基本的な花粉対策としてはどのようなことを心がければよいのでしょうか。
◆洗濯日和や雨上がりの翌日が危ない!天気と花粉の関係を気象予報士が紹介
ご自身も花粉症だという気象予報士の藤枝 知行さん。同じく花粉症の方のためにも、花粉情報をしっかり届けようと心がけているそうです。
藤枝さん:「天気予報から、この日は花粉が飛びやすいか、また、花粉の飛びやすい昼前や夕方の時間帯の天気はどうなのか、他のシーズンと比べて時間ごとの天気予報をより詳細にお伝えするようにしています。晴れて乾燥している洗濯日和のような日は、残念ながら花粉が良く飛びますね。そのほか、風が強い日は花粉が舞いやすいです。一方で、雨の日は花粉が雨で流されることで、飛散しにくいのですが、雨上がりの翌日は、流れ落ちた花粉も乾燥して再び空気中に舞ってしまうため、とても注意が必要です。」
気象予報士の藤枝 知行さん
◆花粉対策に納豆?!免疫バランスの崩れに要注意!
林 京子先生によると、花粉症は免疫バランスの崩れが要因とのこと。
林先生:「花粉症の症状は身体の免疫バランスの崩れが一つの要因であると考えられています。腸内には全身の70%ほどの免疫機能が備わっているのですが、近年、私が行った研究で、納豆に含まれる「納豆菌」が、腸管免疫を刺激し免疫機能を高めることがわかりました。このことから免疫バランスを正常に整えることが期待されています。」
薬学博士の林 京子先生
このほか2月の特別コラムでは、見落としがちな基本の花粉対策や薬学博士の林 京子先生が実践しているという、納豆をはじめとする食生活による花粉対策などを、お2人に解説いただいています。
◆林 京子先生プロフィール
中部大学大学院工学研究科 客員教授、薬学博士
1976年3月京都大学薬学研究科博士課程修了。富山大学大学院医学薬学研究部の講師を経て2017年4月から現職。主な研究内容は、植物由来の天然成分や合成化学物質のウイルス増殖阻害作用の解明による抗ウイルス薬の開発。感染防御機能に着目したウイルス感染症対策の検討、など。
◆藤枝 知行さんプロフィール
気象予報士
茨城県出身。北関東の広い空を眺めるうちに、天気の変化に興味を持つ。筑波大学大学院在学中に気象予報士の資格を取得。2009年から天気予報の現場に入り、毎日の予報解析やラジオ出演、気象コラムの執筆などを通し、気象予報士としての経験を積む。2013年からウェザーマップに所属。