【岡山理科大学】好適環境水®の試験養殖施設完成/宮崎県都農町/今月末には養殖スタート

学校法人加計学園のプレスリリース


完成した試験養殖施設。右の水槽でクエタマ、左の水槽でタマカイが養殖されます
完成した試験養殖施設。右の水槽でクエタマ、左の水槽でタマカイが養殖されます
 岡山理科大学と宮崎県都農(つの)町、NTT東日本・西日本が連携して取り組んでいる好適環境水®による交雑ハタ「クエタマ」などを養殖する試験養殖施設(都農町下浜・12トン水槽2基)が完成。3月5~6日に好適環境水®の素となる試薬や水を浄化するためのバクテリアを投入、今月末には約270匹が収容され、養殖がスタートする予定です。

 クエタマは高級魚・クエとタマカイの交雑種。タマカイは同じハタ科で成長が早く最大で3メートル近くにもなります。
2基の水槽のうち1基にクエタマ50数匹、もう1基にはタマカイ約220匹を収容。クエタマは現在、岡山の生物生産教育研究センターで養殖されており、平均で体長35センチ・重さ1キログラムにまで成長しています。タマカイも含めて今月末、岡山から都農町まで活魚車で陸送されます。

 山本俊政・工学部応用化学科准教授は「タマカイの陸上養殖は国内初の取り組みです。今のところ順調に進んでいます。来春にはクエタマも2キロ以上にまで育ち、初出荷される見通しです」と話しています。

 今回の試験養殖施設はプロジェクトの第1段階で、第2段階では町中心部の工場跡地約3000平方メートルの土地に35トン水槽2基など80トン規模の水槽などの施設を設置し、2025年度から本格的に生産が始まる予定です。


岡山の生物生産教育研究センターで育てられているクエタマ
岡山の生物生産教育研究センターで育てられているクエタマ

養殖実施に向けて準備を進めるスタッフ
養殖実施に向けて準備を進めるスタッフ

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