生活クラブ生協連合会のプレスリリース
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長 村上彰一、以下生活クラブ)は、2020年4月から取扱いを開始し、今年で3年目を迎える「予約・あっぱれはればれ育ち野菜おまかせ4点セット」の取扱い地域を、北海道・関西以外のすべての生活クラブまで拡大します。
「予約・あっぱれはればれ育ち野菜おまかせ4点セット」は、栽培期間中に化学合成農薬と化学肥料を不使用またはできる限り使わずに栽培した「あっぱれ育ち野菜」と「はればれ育ち野菜」から選んだ、その時旬な野菜4点のセットです。予約購入「ビジョンフードよやくらぶ(※)」で1年間毎週758円(税込819円)でお届けしています。
※「ビジョンフードよやくらぶ」・・・食料の基本となる主要品目の持続可能な食糧生産の維持・発展を目標とし、「将来の構想・展望、将来を見通す力、洞察力」を意味するVISIONをキーワードとした愛称「ビジョンフード」と、予約した品物を定期的にお届けするしくみ「よやくらぶ」を合わせた取組みです。
■取組み地域の拡大の理由
2020年4月からの先行取組みを経て、生産者5団体の連携で、目標の1万点/週の作付け・出荷を達成、青果のデリバリーセンターにおける受発注対応やセット加工の作業など、生活クラブ組合員へ安定的に供給する体制を整えることができました。また、食べる側としても、目標の「1万点受注/週」を安定的に維持できるよう、取扱い範囲を広げることとなりました。予約で購入するというしくみにより、産地がつくった野菜を残さず食べること、生産計画や供給体制、価格などを安定させること、そして安心して食べられる野菜の持続可能な生産と消費を生産者と消費者が協力してつくり出すことを目指しています。
<対象地域>
・これまで:東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の7つの生活クラブ
・2023年4月以降:北海道・関西以外のすべての生活クラブ
■取り組みを開始した背景
自然とともにある野菜の生産は、常に計画通りとは限りません。豊作・不作、それによる価格の変動など、持続可能な生産と消費を継続するには課題がありました。そんな状況を解消するため、生活クラブでは野菜の予約購入「よやくらぶ」を開始しました。
生産者にとって、作付けの前に予約注文を受ければ、売れ残りなどの心配なく適正な量の作付けをすることができます。さらにセット内容を品目指定ではなく葉茎菜類①・葉茎菜類②・果菜類・根菜類という4ジャンルから「おまかせ」でセットすることで、不作や生育遅れで特定の野菜が供給できなくても、柔軟に対応できるようにしました。これにより消費者にとっては、1年間一定の価格で欠品なく確実に野菜が届くというメリットを受けられます。
■「予約・あっぱれはればれ育ち野菜おまかせ4点セット」 概要
●生産者イチオシの4種の野菜が年間を通して届く!
生活クラブが生産者と消費者の安心・安全・環境保全を追求した「あっぱれ育ち野菜」*「はればれ育ち野菜」*から、葉茎菜類①・葉茎菜類②・果菜類・根菜類の4種類から旬を迎える1点ずつ(計4点)をセレクトしてお届けします。
配達はライフスタイルに合わせ、毎週か隔週か選択することが可能です。
*あっぱれ育ち野菜
栽培期間中、化学合成農薬と化学肥料を使用しないで育てた野菜。
*はればれ育ち野菜
栽培期間中、化学合成農薬と化学肥料をできる限り減らして育てた野菜。
葉茎菜類① | 葉茎菜類② | 果菜類 | 根菜類 |
小松菜、ほうれん草、チンゲン菜、モロヘイヤ、春菊、水菜、筒菜、etc | キャベツ、レタス、サニーレタス、ブロッコリー、白菜、にら、etc | トマト、なす、きゅうり、かぼちゃ、ピーマン、ししとう、にがうり、枝豆、etc | 人参、里芋、さつま芋、ごぼう、大根、かぶ、細ねぎ、etc |
※作付数量の計画により、分類の計画数のバランスが悪い場合は、品目の分量が移動する場合があります。
※かぼちゃ、キャベツ、ブロッコリー、大根など、大型野菜は適宜サイズを調整して提供します。
●5つの提携産地で野菜をつくっています
関東甲信越の5つの提携産地である、(株)野菜くらぶ〈群馬県〉、(有)沃土会〈埼玉県〉、
栃木県開拓農業協同組合〈栃木県〉、(有)丸エビ倶楽部〈茨城県〉、(農)さんぶ野菜ネットワーク〈千葉県〉から、野菜4種類をセットにして届けています。
●一定の価格でいつも安心:豊作や不作に左右されず、年間を通じ安定した価格で野菜が届きます。
品名 | 予約・あっぱれはればれ野菜おまかせ4点セット |
内容量 | 葉茎菜類①・葉茎菜類②・果菜類・根菜類、それぞれ1点ずつ(計4点) |
価格 | 819円(税込) |
配達エリア | 北海道、関西以外の生活クラブ(2023年4月から) |
<生産者の声>
「予約」は野菜をつくり続ける励みです!
(株)野菜くらぶ 阿部 順一さん(左)・樹さん(右)
予約数をもとに計画的に栽培していますが、天候などの影響でどうしても足りなくなることも。そういった時には、ほかの提携生産者から野菜を出荷してもらうなど、互いにフォローしあっています。組合員のみなさんに安定して野菜をお届けできるのに加え、つくった野菜を無駄なく食べてもらえるのが、このセットのいいところだと感じています。自分たちの野菜を楽しみに待ってくれている人たちの存在が、つくり続けていく力になっています。
■生活クラブについて
生活クラブは組合員数約42万人の21都道府県、33の地域生協で組織される生活協同組合です。事業高は約1千億円。生産から廃棄に至るまで安全や健康に配慮した品物の共同購入活動を通じ、持続可能な生活スタイルを実践しています。また、現在では、生活クラブ生協の活動をきっかけにワーカーズ・コレクティブが設立され、各組織エリアを中心に300以上展開し、福祉や居場所づくりなど地域に必要な事業を作り出しています。
意志ある生産者など生活クラブとかかわるすべての人々と協力し、地域や世代をこえ、循環と共生の輪を広げる「ローカルSDGs」を推進しています。この取組みによって食(F)、エネルギー(E)、福祉(C)を自給し循環させるサステイナブルな社会の実現を目指しています。
‣ホームページ: https://seikatsuclub.coop/
‣加入・資料請求はこちらから:https://welcome-seikatsuclub.coop/lp/
■生活クラブの受賞歴
<世界的評価>
1989年 「THE RIGHT LIVELIHOOD AWARD(ライト・ライブリフッド)名誉賞」受賞
(※“もう一つのノーベル賞”とも呼ばれる)
1995年 国連設立50周年記念「国連の友」による「われら人間:50のコミュニティ賞」受賞
<国内>
1999年 開発した超軽量牛乳びんグッドデザイン賞
2006年 グリーンピース・ジャパンの「トゥルーフード特別賞」
2007年 Rびんの活動(びん再使用ネットワーク)が環境大臣賞
2009年 「Food Action Nippon アウォード2009」優秀賞受賞
2010年 フード・アクション・ニッポンアワード 2010製造・流通・システム部門 入賞
(国産消費材の供給で145億キロカロリーの自給を高めたことによる)
2013年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏/近畿 1位
2013年 フード・アクション・ニッポン アワード2013入賞「食べるチカラ”キャンペーン」
2014年 フード・アクション・ニッポン アワード2014入賞「生活クラブの健康な食デザイン『ビオサポ』」による食料自給率向上への寄与
2014年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏 1位
2015年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏/近畿 1位
2015年 <本選びの会>が第8回日本女子大学家政学部賞
2016年 オリコン顧客満足度®調査 食材宅配サービス 近畿 1位
2018年 生協法制定70周年 厚生労働大臣表彰2018年 第6回環境省グッドライフアワード 優秀賞
(NPO・任意団体部門)
2020年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏 1位
2021年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏/近畿 1位
2022年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏/東海/近畿 1位
2022年 第10回環境省グッドライフアワード 「環境大臣賞 優秀賞」
2023年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏 1位