外食市場調査(2023年2月度)

株式会社リクルートのプレスリリース

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9,000人を対象とする2023年2月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況
2023年2月の外食市場規模は2506億円(前年同月比 +903億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模はコロナ禍前比(2019年2月比)79.5%で回復は足踏み
単価は16カ月連続前年超えも、延べ外食回数伸びず

【今月のポイント】
1. 外食市場規模は15カ月連続で前年比プラス。2019年同月比は79.5%で前月(同80.4%)を下回る
2. 単価は16カ月連続で前年超えも、延べ外食回数は2019年同月比で前月を下回る

2023年2月の外食市場規模は、3圏域合計で2506億円。前年同月比(以下、前年比)は+903億円(156.4%)と15カ月連続の前年比プラスであった。外食市場規模の19年比は79.5%で前月の同80.4%からやや後退した。19年比が後退するのは2022年11月以来3カ月ぶりとなる。外食単価は16カ月連続で前年を上回り、19年比でも105.8%と高い伸び率であったが、外食頻度の19年比が前月より悪化したことで延べ外食回数の19年比が前月を下回り、市場全体の回復は足踏み状態となった。コロナ禍からの回復に物価高が足かせとなり、外食の回数減少につながっている可能性がありそうだ。市場規模の食事主体業態・計は前年比145.8%(19年比90.8%)、飲酒主体業態・計は同207.4%(同61.2%)、軽食主体業態・計は同129.3%(同70.3%)。19年比では飲酒主体業態・計が前月(73.5%)より悪化した。主要16業態中では15業態で市場規模が前年を上回り、2019年比では「レストラン(ファミリーレストラン以外)、食堂、ダイニング、洋食店」(108.3%)「アジアン料理店」(107.2%)がコロナ禍前の市場規模水準を上回った。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2023年2月の外食(※1)実施率は 64.5% (前月比増減 +0.4pt、前年比増減 +12.0pt)
● 2023年2月の外食頻度(※2)は 3.58回/月 (前月比増減 -0.12回、前年比増減 +0.34回)
● 2023年2月の外食単価は 2,729円 (前月比増減 -27円、前年比増減 +401円)
● 2023年2月の外食市場規模(※3)は 2506億円 (前月比増減 -99億円、前年比増減 +903億円)
※1 ※2 ※3 P10参照

【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:64.4%(前年比増減 +12.3pt)、関西圏:64.7%(同 +12.1pt)、東海圏:64.5%(同 +10.7pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.76回/月(前年比増減 +0.36回)、関西圏:3.43回/月(同 +0.36回)、東海圏:3.14回/月(同 +0.20回)
● 外食単価は、首都圏:2,805円(前年比増減 +411円)、関西圏:2,740円(同 +402円)、東海圏:2,363円(同 +333円)
● 外食市場規模は、首都圏:1564億円(前年比増減 +575億円)、関西圏:654億円(同 +239億円)、東海圏:288億円(同 +90億円)

【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +259億円)、「和食料理店」(同 +112億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同 +77億円)等主要16業態中15業態で前年を上回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 +615万回、単価 +424円)、「和食料理店」(延べ回数 +213万回、単価 +349円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(延べ回数 +157万回、単価 +137円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。

調査概要
●調査目的 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象 首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法 インターネットによる調査
●割付の設定 本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法 本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査
(1)本調査の協力者を募集するために実施。
■本調査     
(1)調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。  
(2)調査時期:2023年3月1日(水)~3月8日(水)   
(3)配信数:12,742件  
(5)回収数 9,508件(回収率74.6%)   
(6)有効回答数 9,421件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ

詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230330_gourmet_02.pdf

▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/

▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/

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