株式会社良品計画のプレスリリース
当社は、店舗が各地域のコミュニティーセンターとしての役割を持ち、地域の住民の方々や自治体と連携し、地産地消の推進や雇用創出、まちづくりなど地域活性化に寄与することを目指した活動を行っています。それに伴い、2021年9月より地域に根ざした取り組みを推進する組織として地域事業部を設置し、活動の一つとして地域の生産者や加工会社と協力して独自の商品開発を行っています。
今回近畿事業部では、奈良県高取町で農福連携事業に取り組む「農業生産法人有限会社ポニーの里ファーム」が栽培する大和当帰葉を使った商品を、「株式会社京都義の」「幸南食糧株式会社」と共同開発しました。奈良県の高取町は「日本書紀」にも薬の原料を採取する薬狩りをした場所として記録されるなど、薬の町として知られています。かつては生薬として大和当帰の根は利用されていたものの、葉は使われず廃棄されていました。平成24年に葉が非医(医薬品ではない)扱いとなり、医薬的な効能・効果をうたわなければ食品として販売可能になったことを受け、葉の活用が広がっています。大和当帰の認知度を高めること、葉を有効活用することを目指して商品化を行いました。アヒージョにすることで、味や風味を油に移し、大和当帰葉を食べたときに口の中に広がる三つ葉やセロリに似たアクセントのある強い香りを楽しんでいただけるようにしています。
良品計画は、今後も廃棄ロスの削減や雇用の機会創出などを目指して、地元のステークホルダーの皆さまと共に地域活性の取り組みを続けてまいります。
<商品情報>
・「大和当帰(やまととうき)葉のアヒージョ」 消費税込 650円
三つ葉やセロリを凝縮したような味わいの大和当帰葉を米油とオリーブオイルでアヒージョに仕上げました。
「良品計画近畿事業部」について
当社は地域の住民の方々や行政と交流・連携をしながら生活圏への出店を推進し、地域密着型の事業モデルを確立するために2021年の9月から国内12地域(現在は地域の区分を変更し10地域)に地域事業部を設置しています。近畿事業部では地域の生産者や企業と協力して独自の商品開発を行っているほか、農家の支援やイベントの開催等の活動を進めています。