デイブレイク株式会社のプレスリリース
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特殊冷凍OEMサービス「スマートフリーズフード事業」開設の背景
特殊冷凍技術は、計画生産や販路拡大に役立つ技術として注目を集め、本格的な冷凍グルメの製造販売や冷凍技術を活かした新しいビジネスモデルの開発が進んでいます。しかし、多額の設備投資や人員配置はリスクもあり、必要性を感じながらも、冷凍技術を取り入れられない事業者の声が多く寄せられていました。
デイブレイクでは、それらの課題を解消し、初期投資を抑えファブレスで冷凍事業に参入できる選択肢として、特殊冷凍OEMプランを新設。デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を所有する全国各地の食品加工会社とマッチングさせ、冷凍ビジネスの開拓をサポートします。
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特殊冷凍OEMプランとは
冷凍技術を導入したい事業者が、特殊冷凍機を持つ食品加工会社へ冷凍加工を委託する新プランです。設備投資が不要でコストを抑えられることはもちろん、専門知識が豊富なパートナーとマッチングすることで、短い研究期間で高品質を実現します。
また委託先に対しても、特殊冷凍機が稼働していない休眠時間を活かした新たな収益機会を創出。双方に便益があり、好循環を生むことを目指します。
特殊冷凍技術を取り入れることで、仕入れ材料の品質の安定、調理工数の削減、販売手法の選択肢増加など、製造から販売までの各工程で材料費や人件費といったコストおよび時間の削減が期待できます。
特殊冷凍OEMプランによって、特殊冷凍技術を導入するハードルを下げ、より多くの事業者のみなさまの人材不足、利益率の改善、ビジネスチャンスの拡大など、経営課題を解決する一助になるよう、特殊冷凍のさらなる認知・利用社数の拡大に努めてまいります。
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特殊冷凍OEMの活用シーン例
・ホテルのルームサービス
ホテルのルームサービスは、専用の料理人を常時稼働させることは難しく、多くのホテルが、人員確保と品質保持の両立を課題に感じています。例えばここに特殊冷凍OEMを活用すると、ホテルのクオリティを保ちながら、調理専門でないスタッフが解凍するだけで美味しい料理を提供できるようになり、お客様の満足度の向上と従業員の負担軽減、味のバラつき防止などを実現できます。
・飲食店の冷凍ビジネス開拓
飲食店の名物料理を冷凍商品化し、ECや冷凍自販機など、新しい冷凍ビジネスを始める時にも、特殊冷凍OEMが活躍します。冷凍機を設置する場所や人員の確保が難しい場合も、お店の味を再現した高品質な商品開発を実現。このほか、まずは冷凍ビジネスをスモールスタートし、消費者の反応を見てから特殊冷凍機の導入に切り替える選択も可能です。
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特殊冷凍OEMプラン概要
・受付開始:2023年4月21日
・使用する特殊冷凍機:アートロックフリーザー
・対応食材:惣菜、米飯、フルーツ、ほか
・価格:対象食材、製造量などにより設計
・製品に関するお問い合わせ先:info@d-break.co.jp
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特殊冷凍とは
急速冷凍に凍結媒体ごとの特殊な技術を踏襲することで、さらに高品質な冷凍を実現する技術です。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わる温度帯(氷結晶生成温度帯:0℃~-5℃)の通過時に、 氷結晶が大きく歪になることで細胞が損傷。一方急速冷凍は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化でき、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに特殊冷凍では、冷風の湿度や冷風の当て方などの特殊技術が加わり、形状維持や調理済みのあたたかい食品の急速冷凍を実現。これまで困難とされていた食材の急速冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食材を生み出します。
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デイブレイク株式会社について
「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとして掲げ、特殊冷凍機に特化した国内唯一の専門会社として2013年創業。食品事業者(飲食店や食品メーカー、生産者など)への特殊冷凍機の販売および導入支援、特殊冷凍食材「アートロックフード」の流通事業など、特殊冷凍テクノロジーを活用した「Freezing as a Service®(Faas®)」を展開。2021年10月には、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を発売し、3ヵ月で注文件数100件を達成しました。デイブレイクは、これらも特殊冷凍のパイオニアとして、食品流通のあらゆる課題を解決する事業を展開・推進してまいります。
※「特殊冷凍™」「アートロック®」「アートロックフード™」「Freezing as a Service®」「FaaS®」は、デイブレイク株式会社が商標登録または商標登録出願中です。