新技術を活用した食品ロス削減ビジネス交流会にシェアシマが登壇【報告レポート】

ICS-net株式会社のプレスリリース

一般財団法人食品産業センターが3月にオンライン開催した「新技術を活用した食品ロス削減ビジネス交流」。食品ロスの解決に取り組むスタートアップ企業など計10社が、自社の取り組みについてプレゼンしました。ICS-net株式会社代表の小池祥悟は、食品原料の在庫や端材などの情報が載っている「シェアシマ」に加え、地元・長野市と共にアップサイクル商品の企画・開発などに当たった最新の取り組みについて話しました。

当社のオウンドメディア「シェアシマinfo」(https://shareshima.com/info)では、講演の要旨を記事として掲載しています。以下、一部を抜粋にてご紹介いたします。

  • 食品原料のロスをシェアシマが減らす!

アップサイクル食品の原料情報はシェアシマで

私たちがこうしたテクノロジーを使って実現しようとしているのは、「食品を捨てない社会」です。シェアシマは、欲しい原料の情報にアクセスできるウェブ検索サービスですが、製造されたものの事情により行き場を失ってしまった原料の特集ページを設けました。それが「アップサイクル特集」です。

実は私たちとしては、当初は未利用の原料だけを想定していました。ところが長野市と協力して「長野アップサイクル・フード」を商品化しようと県内の食品事業者を聞き取り調査したところ、活用できる原料は他にもまだあることが分かりました。一つは残渣です。野菜の皮や果実の搾りかすなどがこれに当たります。もう一つは商品として食品を成形する際に出る端材です。実際に当社プロデュースでウエハースの端材を活用してクラフトビールを商品化することができました。これまでだったら捨てるしかなかったものですが、こうして情報を「シェア」することで新しい商品に生まれ変わらせることが、当社の役割なのではないかと思っています。

原料調達から商品化のプロデュースまで

アップサイクル商品の主役は原料です。私たちがいろいろと話を聞いて回っていた中で、「信州福味鶏」という長野のご当地のブランド鶏のレバーとハツが消費しきれず余ってしまっていることを知りました。実のところ、鶏のもも肉やむね肉と比べると、レバーやハツなどはどうしても余りがちだというのです。そこで私たちは、レバーとハツを使用した缶詰を「ふくふくレバー」の名称で商品化し、インターネットなどで販売しています。こちら原料は長野県産のものを使っているので、「長野アップサイクル・フード」としてブランドを立ち上げました。ウエハースの端材を使ったクラフトビールも、こちらのブランドの商品として展開しています。ぜひ多くの皆さんにおいしく食べていただきたいと思っています。

(3月14日、新技術を活用した食品ロス削減ビジネス交流会にて)

記事全文はこちら(https://shareshima.com/info/866161504405)からご覧いただけます。

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