カルビー株式会社のプレスリリース
「Body Granola」は、お客様が自分の腸内フローラ※1を調べて、お好みの素材(プレバイオティクス※2トッピングなど)を選ぶ、グラノーラの定期購買サービスです。カルビーが成長戦略で掲げる「食と健康」領域の新たなビジネスモデルとして確立し、5年間で延べ10万人に利用していただくことを目標に据えています。
※1)腸内フローラ…腸内に生息する細菌の群集。別名・腸内細菌叢
※2)プレバイオティクス…腸内細菌のエサとなる食品成分のこと
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開発経緯
近年、腸内環境が心身に及ぼすメカニズムの解明が進められたことに加え、新型コロナウイルス感染症拡大による健康意識の高まりを受け、腸内環境市場は約1500億円※3の規模となっています。
カルビーでも2030年に向けた長期ビジョン「NEXT Calbee&Beyond」の実現に向けて、新たな成長の芽を探る中で、2020年夏にメタジェン社と出会い、個々人の腸内環境に着目した事業創出の考え方に共感し、2021年春から本格的に共同研究を開始。一人ひとりの腸内環境に着目した新たなビジネスモデルの創出に注力して参りました。
プレバイオティクスの考えを基に事業化を進める上で、サイキンソーの検査技術を導入。「食と健康」の未来を考えるカルビーと、腸内環境研究で国内最先端のメタジェン、国内最多の腸内フローラ検査を手がけるサイキンソーが互いの知見を最大限に発揮しました。素材の選定などに苦労しましたが、構想から約2年半の期間を経て、リリースの運びとなりました。
※3)富士経済調べ 「腸内環境市場」
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代表取締役社長兼CEO 江原 信(えはら まこと)コメント
食を通じた健やかなくらしへの貢献は、1949年の創立時から変わらないカルビーの使命です。
栄養不足に直面する人々が多かった戦後間もない頃から、今では健康寿命も大きく延び、人生100年時代ともいわれています。より豊かで充実した長寿を実現するためには、私たち自身が健康状態と日々向き合い、ライフスタイルに応じて毎日の食生活を見直していくことが重要です。
検査やアンケートなどから自分の状態を把握し、私たち自身がエビデンスを基に食事を選択できる社会をつくる――。
健やかなくらしに貢献する仕組みの社会実装に向けて、外部機関とも積極的に連携しながら、今後も尽力してまいります。
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概要
■名称:「Body Granola(ボディグラノーラ)」
■手順:
(1)WEBサイトから腸内フローラ検査キットを注文していただき、届いたら採便・ポスト投函いただく
(2)検査結果が届く(全57タイプに分類された腸内フローラタイプ、腸内に存在する細菌の多様性や口腔常在菌の割合など)
(3)検査結果を参考に、お好みの素材(プレバイオティクストッピングなど)を選び、グラノーラを注文いただく
(4)グラノーラが定期的に届く
■価格:
・腸内フローラ検査キット 9,800円(税抜) ※送料込み
・Body Granola定期購入 3,500円(税抜)/月 +送料
(ベースグラノーラ640g+プレバイオティクストッピング120g×3種/20食分)
<腸内フローラ検査キット>
<Body Granola> ※実際に届くのはプレバイオティクストッピング3種(写真は全6種)
■召し上がり方
(1) ベースグラノーラにプレバイオティクストッピングを3袋すべて加える
(2) ベースグラノーラの袋上部のチャックをしっかりと閉める
(3) 中身がよく混ざるように袋をしっかりと振る
(4) 1食分50gをお皿にうつし牛乳やヨーグルトをかけてお召し上がりいただく
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株式会社メタジェンについて
最先端科学で腸内環境を制御する「腸内デザイン®︎」をコンセプトに、新たなヘルスケア市場の創出に取り組んでいます。腸内環境を包括的に理解するための独自技術「メタボロゲノミクス®」を用いた企業の研究開発支援や、個々人の腸内環境に基づいた層別化ヘルスケア事業の開発を手掛けています。腸内環境に関する基礎研究から社会実装までを一気通貫に実施することで腸内デザイン市場の創出を目指しています。(https://metagen.co.jp/)
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株式会社サイキンソーについて
サイキンソーは、腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を通じて構築した腸内フローラビッグデータによって、腸内フローラの評価・判定における独自指標やレコメンドエンジンを開発し、「細菌叢で人々を健康に」という企業理念の実現に向けて、ビジネスとサイエンスの両面から挑戦を続けています。(https://cykinso.co.jp/)
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カルビーグループについて
1949年の創立以来、私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしへの貢献を実践してきました。カルビーグループは、ライフラインをつなぐ食品企業として、サステナビリティを経営の根幹に据え、食を通じて社会課題を解決することで、新たな食の未来を創造します。(https://www.calbee.co.jp/)