東平商会の新キャラクター「しずころ」が誕生

合同会社うさぎ企画のプレスリリース

株式会社東平商会(本社:静岡県駿東郡、代表:山本雅弘)は、BtoC市場における認知度向上に向けて、画家・原口みなみ氏の協力により、企業キャラクター「しずころ」を制作しました。今後、ECサイトやSNSを中心に、さらに親しまれる企業を目指して、広くPRしていきます。

しずころしずころ

 東平商会は、創業66年の歴史を持つ、食品卸売業、工場作業請負業、土木工事業などを営む複合企業で、BtoBを中心とした事業を展開してきました。売上の約7割は食品卸売業であり、コロナ禍による巣ごもり需要と健康志向の高まりを受け、BtoC市場においても、伊豆や箱根など近隣の産品を使った食品販売が好評を博しています。今後BtoC市場での売り上げ拡大を図るため、認知度向上に向けた企業キャラクターの制作を検討していました。

今回の企業キャラクターの制作は、東平商会の顧問であり、アーツカウンシルしずおかから「クリエイティブ人材副業調査」を受託した合同会社うさぎ企画の森田創氏が、画家・原口みなみ氏を東平商会に紹介したことから始まりました。原口みなみ氏は、アーツカウンシルしずおかが実施する「マイクロ・アート・ワーケーション」に参加し、伊東市に滞在するなど静岡県東部との縁もあり、自身も副業としての企業キャラクターの制作に関心があったことから成立しました。

 昨年末から、東平商会、原口みなみ氏、合同会社うさぎ企画で定期的に打合せを重ね、キャラクターの方向性やビジュアルを検討しました。企画段階から東平商会の社員を巻き込むことで、社員も愛着を持てる、伝播力に期待が持てる魅力的なキャラクター「しずころ」が完成しました。

 「しずころ」の命名は、お子さんにも親しみをもって頂ける分かりやすい名前をという想いのもと、東平商会の本社がある静岡県と、同社の基幹商品「みしまコロッケ」にちなんで名付けられたものです。「しずころ」は、早ければ本年5月から、東平商会のECサイト「東平屋」、SNS、チラシ、販促物等への掲出がなされる予定です。

 「しずころ」、東平商会や原口みなみ氏、「クリエイティブ人材副業調査」については別紙の通りです。   

                                         以 上

【別紙1】

 ■「しずころ」プロフィール

小学校低学年。性別は不明。元気で愛嬌がある。「みしまコロッケ」をはじめとする東平屋の商品が大好き。静岡愛にあふれている。毎年、伊豆や箱根での農作物収穫を楽しみにしており、畑仕事もよく手伝う。

■東平商会 会社概要

1957年創業。従業員数170名。食品卸売業、工場作業請負業、産業資材製造業、土木工事業、農業の5事業部からなる複合企業。「みしまコロッケ」や「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」など、伊豆や箱根の食材を使った商品開発に力を入れている。関係会社2社(株式会社富士サービス、富士物産株式会社)。静岡県内のほか、東京都内や神奈川にも事業所を抱える。

主力商品「みしまコロッケ」主力商品「みしまコロッケ」

箱根西麓にある畑箱根西麓にある畑

本社ビル(駿東郡長泉町)本社ビル(駿東郡長泉町)

■原口みなみ氏・略歴

1990年大阪生まれ。2016年京都市立芸術大学院修士過程修了。日常にある些細なものを象徴化する作品制作を行う。表現方法は平面絵画からインスタレーションまで多岐に及ぶが、近年ではモチーフをデジタルドローイングし、切り紙でコラージュ、それを油絵にするという媒体を何度も移りかえていく表現技法をとる。主な個展に「シンボルとジャンク」福住画廊 / 大阪(2021)、「ハイ・ヌーン・カウンター」福住画廊 / 大阪(2018)、グループ展に「PLAY」Yoshiaki Inoue Gallery/大阪(2022)「それぞれについて、」galleryTOWED / 東京(2021)、「台灣當代一年展」台北花博公園爭艷館 / 台湾(2019)などがある。

「マイクロ・アート・ワーケーション」伊東市滞在中の写真(2022年)「マイクロ・アート・ワーケーション」伊東市滞在中の写真(2022年)

【別紙2】

クリエイティブ人材副業調査 (アーツカウンシルしずおか)

●事業のねらい

クリエイティブ人材が日常的に地域住民と交流する環境が生まれることにより、住民の創造性が触発されて新しいスタイルのコミュニティが形づくられ、若者を惹きつける等、地域の魅力向上につながることが期待される。

2021年度のマイクロ・アート・ワーケーション※1に「旅人」として参加したクリエイティブ人材※2へのアンケート調査では、「どのようなメリットがあれば静岡県で活動してみたいか」との設問に対し、クリエイティブ人材の2割強が「副業等の紹介」を挙げていたことから、副業を支援することにより、クリエイティブ人材の移住や関係人口の創出が進む可能性があると考えた。

このため、自治体等が主導する移住促進や関係人口創出施策への反映を目指し、副業に係るクリエイティブ人材と企業双方の意向を調査し、両者のニーズや課題等を把握することとした。

※1県内で地域活動等を行う団体がホストとなり、アーティストなどのクリエイティブ人材を「旅人」として1週間程度受け入れるワーケーション事業。

※2アーティスト、アートディレクター、 アートマネージャー、キュレーター又はそれに準ずる実績を有し、自らの創造力を地域に開き、関わる人達の可能性を引き出す意欲を持つ人材。

●調査の概要

調査内容:

①  クリエイティブ人材の副業意向調査

②  静岡県内に業務拠点を置く企業を中心とした意向調査

③  ①②の結果等に基づくマッチング、副業の試行 など

委託期間:2022年6月~2023年3月

委託先:合同会社うさぎ企画

●マッチングの事例

静岡東部の総合商社×アーティスト(美術系)のマッチング

総合商社はBtoB企業で、一般消費者の認知度不足を課題としており、イメージキャラクターの存在は認知度向上に有益と判断。社長自身もイラスト描きを趣味とするなどクリエイティブに理解があった。アーティスト側も「時間がかかる絵画制作の合間に、短時間で仕上がる企業ロゴ制作等の発注があれば挑戦したい」という意欲を持っており、今回のマッチングに至った。

                                          以 上

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