株式会社ロスゼロのプレスリリース
食品ロスを活かして資源循環社会の実現を目指す株式会社ロスゼロ(大阪市、代表取締役 文美月)は、2023年1月に東京海上日動火災株式会社、マグチグループ株式会社と3社で「大阪食品ロス削減コンソーシアム」を結成しています。このたび同コンソーシアムは、大阪府環境農林水産部、大阪商工会議所と、食品ロス削減につながる新たなスキーム(通称:「大阪モデル」)の構築と新保険商品開発に向けて5月17日に協定書を締結し、官民連携での実証実験を行うことをお知らせします。
実証実験では10月末までスキーム運用の実効性検証と新保険設定のためのデータ収集を行うとともに、将来的には大阪モデルにおける「食品ロス完全ゼロ化」を目指します。
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協定締結式 概要
日時:2023年5月17日(水) 11:00~11:40 |
場所:大阪商工会議所 4階 401号会議室(大阪市中央区本町橋2-8) |
出席者: 【食品ロス削減コンソーシアム】 ・株式会社ロスゼロ 代表取締役 文 美月 ・東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員 船橋 直靖 ・マグチグループ株式会社 代表取締役COO 袋井 隆 【大阪府】環境農林水産部長 原田 行司 【大阪商工会議所】常務理事・事務局長 近藤 博宣 |
1)実証の目的 (1)食品事業者から出る食品ロス削減を目的とした新たな取引スキーム「通称:大阪モデル」の構築 (2)(1)を活用した場合に生じる費用等を対象とした新保険商品の開発のためのデータ収集 |
2)「大阪モデル」の特徴(予定) (3)従来であれば食品ロスとして廃棄せざるを得なかった食品のうちロスゼロで受入れ可能なものは 有償買い取りを行い、消費者に販売。ロスになった背景を消費者に伝えることで啓発につなげる。 (4)(3)のうち、事故に伴い生じた輸送経費とロスゼロでの買取額の差額を保険で補償 (従来は可食部分も含めてロット番号等の単位で廃棄し、保険対象とすることが一般的) (5)これら一連の相談をフリーダイヤルで受け付け、事業者が連携してワンストップで対応する (通常は食品事業者が廃棄かロスゼロ利用かを判断、輸送等も含めて手配) |
3)「大阪モデル」のメリット (6)食品ロスの削減 (7)食品事業者(ワンストップ対応で輸送手配不要)、輸送事業者(帰り便の有効活用による輸送効率改善およびCO2削減への貢献)、ロスゼロ(売上拡大)、保険利用者(保険料低減、食品ロス削減への貢献)といった利点がある。 |
4)今後の展開 (8)6月27日(火)セミナー開催(食品関連事業者への利用促進、参画企業拡大)。ロスゼロ登壇 ※実証期間中は事故や保険契約の有無を問わず、食品関連事業者の利用が可能。 (9)「大阪モデル」の参画企業拡大と国内初のロールモデルへ (10)食品ロスの完全ゼロ化(可食不可な食品はバイオマス発電、家畜飼料等へ有効活用) |
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実証実験「食品ロス削減大阪モデル」のスキーム図
< 取り組みのフロー >
1.相談・受付 「お助けダイヤル」で食品事業者から相談を受け付ける。取扱いの不可を判断。
2.受付連絡 「お助けダイヤル」から「ロスゼロ」へ食品事業者からの相談内容を伝える。
3.買取・引取連絡 「ロスゼロ」から食品事業者へ買取と引取に関する連絡をする。
4.商品引取依頼 「ロスゼロ」から「間口グループ」へ食品事業者への商品引取を依頼する。
5.商品引取 「間口グループ」が食品事業者から商品を引き取る。
6.商品輸送 食品事業者から引き取った商品を「ロスゼロ」へ輸送する。
7.商品販売 「ロスゼロ」が一般消費者(会員含む)に商品を販売する。
※取扱食品は、二次流通先で取扱可能な加工食品や菓子等(農作物や生鮮、総菜等を除く)が中心
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《参画メンバー》 (順不同)
株式会社ロスゼロ 食品シェアリングサービス |
取扱可能な食品を買取り、オンライン・オフライン販売を通じて一般消費者・ロスゼロ会員に販売 |
東京海上日動火災保険株式会社 損害保険業 |
二次流通等にかかる費用を補償する保険の検討実証実験を通じて、「食品ロス削減保険(仮称)」の開発に向けたデータの取得 |
マグチグループ株式会社 総合物流業 |
対象食品の輸送(ロスゼロへ) |
大阪府環境農林水産部 行政 |
*PRサポート(利用企業発掘のためのセミナー開催等、情報発信支援) *円滑なソリューション運営に向けたアドバイスや支援 など |
大阪商工会議所 経済団体 |
*PRサポート(利用企業発掘のためのセミナー開催等、情報発信支援) *円滑なソリューション運営に向けたアドバイスや支援 など |
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ロスゼロ概要
もったいない食べ物を活かすことで持続可な社会の実現を目指し、2018年4月より、フードシェアリングサービス「ロスゼロ」を通じて、作り手と食べ手をつなぎ、食品ロスを削減するプラットフォームを運営。食品製造や流通段階で行き場を失った余剰・規格外食品を消費者に直接つなぐサブスクリプションやECのほか、未利用の原材料を使ったアップサイクル食品DtoC事業を運営。
2020「食品産業もったいない大賞」特別賞、2022年「日本サブスクリプションビジネス大賞」特別賞、「おおさか環境賞」大賞 受賞。2021年 東大阪市・川西市と包括連携協定、2022年 大阪府と事業連携協定を締結。
・事業開始 2018年4月
・〒550-0014 大阪市西区北堀江1-1-21 四ツ橋センタービル9F
・資本金 (資本準備金含) 6,000万円
・URL: https://www.losszero.jp/