地理的表示(GI)保護制度に登録された「深蒸し菊川茶」の魅力を全国に発信します

菊川市のプレスリリース

『深蒸し菊川茶』が令和5年3月31日に農林水産省から「地理的表示(GI)保護制度」の「農産加工品類 酒類以外の飲料等類」において認定登録を受けました。静岡県内では、お茶の登録は県内初となり、「三島馬鈴薯」「田子の浦しらす」「西浦みかん寿太郎」に続き4件目の登録となります。認定登録を大きな契機と捉え『深蒸し菊川茶』が国内外に広く認知されるよう、ブランド力を高めるとともに、更なる販路拡大や消費拡大に取り組みます。

令和5年3月31日 農林水産省で開催された地理的表示(GI)登録証授与式
【Webページ】https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/130.html

地理的表示(GI)保護制度登録の概要

菊川市とその周辺地域の茶は、渋みが強いことから中級茶として扱われていましたが、昭和27年頃からの製造方法の研究と試行錯誤の結果、茶葉を長い時間蒸すことで、渋みが少なく味の良い「深蒸し茶」の製造に成功し、菊川市は「深蒸し茶発祥の地」として認知されています。
全国に先駆けて茶農協として組織化を進めたことで「深蒸し茶」の製造技術と良質な茶の量産化が実現し、その品質も高く評価され、全国茶品評会における「深蒸し煎茶」部門の新設や、深蒸し茶の全国への普及・拡大に大きく貢献、お茶を淹れると濃厚な黄緑色で、渋みが少なくまろやかな味わいを持ち、需要者からは、これらの特性に加え、深みのある豊潤な香りやうま味とコクがあることが高く評価され登録されました。

■位置付け  農林水産大臣登録 第130号

令和5年3月31日に農林水産省「地理的表示(GI)保護制度」の「特定農林水産物等の区分における「第5類 農産物加工品類 酒類以外の飲料等類(茶葉(生ものを除く。))」に認定登録されました。

■期待される効果
・地域と結びついた産品の品質、製法、評判、物語などの魅力や強みが見える化
・国による登録やGIマークと相まってブランドを強化
・登録品のみが地理的表示とGIマークを独占的に使用可
・国による取り締まりにより、模倣品が排除可能
・取引における説明や証明、需要者の信頼の獲得
・需要者も商品開発が容易となる、原材料調達が安定する
・SDGsへの貢献をアピール

■今後の取組
・市内の茶業関係者や生産者を対象とした説明会を開催し、生産方法など登録された特性のクオリティを維持するための基盤づくりを行う。
・のぼり旗やポスター、チラシ等により、GI登録について茶業関係者以外の市民の皆さんにも広く認知していただき、産地として活気づいていくよう周知・PRを行う。
・GI登録された『深蒸し菊川茶』が国内外に広く認知されるよう、SNS等による情報発信に加え、小売り用の茶袋等に認定シールを貼る等、広くPRしていく。

大相撲五月場所へ懸賞旗を掲出!GI登録された「深蒸し菊川茶」をPRします!

新茶シーズンの5月に両国国技館(東京都墨田区)で開催される、大相撲五月場所の幕内取組に「懸賞」を懸けて、GI登録された「深蒸し菊川茶」と「菊川市」のPRを行います。
■内容
取組前の土俵で呼出しが「深蒸し菊川茶」の文字が描かれた懸賞旗を掲げ、土俵上を回るとともに、取組表には「祝GI登録深蒸茶発祥静岡県菊川市」が印刷され、大相撲会場入場者全員に配布されます。また、取組の直前には、場内放送でも「祝GI登録深蒸茶発祥静岡県菊川市」の読み上げが行われます。
■実施日
令和5年5月14日(日)~28日(日)  15日間

菊川市茶業協会について
静岡県菊川市は県中西部に位置しており、温暖な気候に恵まれた自然豊かな地域。東側には日本一の大茶園牧之原台地を擁し、県内でも有数のお茶の産地です。 菊川市茶業協会では、全国の皆さんに「深蒸し菊川茶」をよく知っていただくために、年間を通じて茶農家の皆さんや茶商店、農協、行政といっしょに宣伝活動を展開しています。
所在地 〒439-8650
静岡県菊川市堀之内61(菊川市役所3階)
電話番号 0537-35-0954
FAX番号 0537-35-2114
HP:https://kikugawacha.com/

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