イタリア、ラツィオのSergio Mottura(セルジオ・モットゥーラ)正規代理店販売を6月2日(金)開始

株式会社フィラディスのプレスリリース

株式会社フィラディス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:石田大八朗)は、2023年6月2日(金)より、イタリア、ラツィオ州チヴィテッラ・ダリアーノ村の生産者Sergio Mottura(セルジオ・モットゥーラ)の正規代理店として、ワイン3種の取り扱いを開始いたします。

  • 古くからオルヴィエート最高のエリアとされた土地 Civitella d’Agliano(チヴィテッラ・ダリアーノ)

ワイナリーが居を構えるのは、ラツィオ州とウンブリア州の境界を隔てるように流れるテヴェレ川の程近く、丘陵と渓谷に囲まれた自然豊かな美しい丘陵地帯です。この丘には火山性の土壌が広がっており、1292年(!)のオルヴィエート市の公式文書には「この丘(Civitella d’Agliano)がオルヴィエートワインの生産に最も適している」と記されているほど、古くから認められていた産地です。

モットゥーラ家は1500年代からの記録がある歴史ある家系ですが、数々の事業を成功させ財を築き1933年にこの地を購入。それ以来、一族は常にこの地の豊かな自然遺産の保護と保全に努めています。その自然環境への配慮の賜物として、健康で美しい自然環境のある地にしか生息することがないとされるヤマアラシがワイナリーの敷地内にも住み着いており、ワイナリーはその事実を誇りに思っています。ラベルに描かれたヤマアラシには、こうした背景があります。

  • 土着品種Grechetto(グレケット)の研究に情熱を傾け、第一人者と呼ばれるようになった現当主 Sergio Mottura

現当主Sergioは、1960年代にまだ20代の若さでありながらこの素晴らしい農園の運営を一任され、それまで行われていた前時代的な栽培方法を大幅に進歩させました。それと同時に、この地に根差した土着品種グレケットに着目、DNAレベルでの研究まで行い、最適な土壌、栽培方法、剪定方法、醸造プロセス等を見つけ出すことに尽力しました。紛れもなくグレケットの第一人者、パイオニアとされています。

  • ラツィオ州の白ワインでトレビッキエーリを初受賞し、名実ともにトップワイナリーに

Sergioが近代的なワインの醸造方法を持ち込んだことで、生産するワインの質は劇的に向上しました。2001年にはLatour a Civitellaでラツィオ州の白ワインとして初めてのトレビッキエーリを獲得する快挙を達成。その後、受賞キュヴェはPoggio della Costaにはなっていったもののコンスタントにトレビッキエーリを獲得しています(ガンベロロッソ2023にてトレビッキエーリ獲得数18回、1つ星生産者)。

また2013年にはワインの質の高さだけでなくそれまでのワイン文化と故郷への貢献も認められたことで「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を獲得し、ラツィオのみならずイタリア全土での評価も獲得しました。

  • テクニカルデータ

オーナー: セルジオ・モットゥーラ

醸造責任者: ジャンドメニコ・ネグロ

所有畑面積: 37ha

土  壌: 火山性土壌

栽培方法: 1996年にオーガニック認証を取得し、以来100%オーガニック栽培。環境に配慮した伝統的な手法で栽培・収穫を行っており、殺虫剤は不使用。2021年からはボルドー液さえも使っておらず、代わりに栗のタンニンを使用している。天然肥料のみを使用し、化学農薬は一切使用せず、ブドウはすべて手摘みで収穫している。畑の周辺には年中野生のハーブが茂っており、その環境が美しい自然のある場所にしか生息しないというヤマアラシの生息地になるほど自然に配慮した栽培を行っている。

醸造方法: 醸造はすべて農園の敷地内で最新の技術を駆使して行われるが、化学添加物は一切使用しない。発酵中はマストの自然な風味を維持しその発展を促すため、温度は常に18℃~20℃に保たれる。その後、冬の気候が自然な清澄を助けてくれるため、ワインは数ヶ月間澱の上で寝かされる。春になり、ワインが季節の変化に対応し始めた頃、慎重に選別とブレンドのプロセスが始まる。可能な限り自然の摂理に従って、ワインの発展を見守るというスタンスである。

  • ワインリスト

ワイン名: 2021 Orvieto Tragugnano

(カナ): オルヴィエート・トラグニャーノ

産地: D.O.C. Orvieto

ブドウ品種: グレケット 50%、プロカニコ 50%

熟成: ステンレスタンクで澱と共に5ヶ月

希望小売価格: 3,100円

テイスティングコメント:

花の蜜にハーブが入り交じったアロマの中に、輝きのあるミネラルを感じさせるヒント。熟度の高い柑橘に、温かみを感じさせる甘やかなバニラの香りが広がるが、アタックはドライ。ただ果実の丸みとまろやかさは顕著で、複雑味と余韻の長さも申し分なく、アフターに表れるコクを伴った苦味が味わいをまとめてくれる。

ワイン名: 2021 Poggio della Costa

(カナ): ポッジョ・デッラ・コスタ

産地: I.G.T. Grechetto di Civitella d’Agliano

ブドウ品種: グレケット100%

熟成: ステンレスタンクで澱と共に5ヶ月

希望小売価格: 3,300円

テイスティングコメント:

熟した柑橘のたっぷりとしたアロマに、トロピカルさを感じさせるパイナップルのニュアンス。爽やかでありながら、温かみを感じさせる果実のボリュームがしっかりと感じられるが、飲み口は非常にドライ。ふっくらとした果実はふんわりと広がり、心地よい苦みがアフターへと続いていく。

ワイン名: 2020 Latour a Civitella

(カナ): ラトゥール・ア・チヴィテッラ

産地: I.G.T. Grechetto di Civitella d’Agliano

ブドウ品種: グレケット100%

熟成: バリック9ヶ月後ステンレスタンク6ヶ月

希望小売価格: 4,800円

テイスティングコメント:

熟した柑橘にバターのようなミルキーさが加わり、リッチな印象。厚みがありながらも爽やかさを感じさせる柑橘系の果実が、とろみを備えたテクスチャーと相まって口中を満たしてくれる。心地よい苦みを伴う深いコクとミネラルがかたどる骨格から熟成のポテンシャルも漂う。キュヴェ名の由来は、このワインのポテンシャルを見抜いて木樽を用いての熟成を進言してくれた、ブルゴーニュの大手ネゴシアン、ルイ・ラトゥールのオーナー、ルイ・ファブリス・ラトゥール氏にちなんでいる。

※価格は税抜です。

<フィラディスの理念>

株式会社フィラディスは、2003年の創業以来、稀少性の高いオールドヴィンテージワインを日本に輸入するとともに、150を超える世界各地の優良ワイナリーの正規代理店として、選び抜かれた価格以上に価値のあるワインを日本にご紹介しています。更に、2019年にはオリジナルブランドである『Because, ワインシリーズ』を発売。2021年にはワインセラーブランド『フォルスタージャパン』を買収するなど、ワインライフを充実させる包括的な事業展開を目指しています。

『日本に成熟したワイン文化を根付かせる』という企業理念のもと、これまで以上に幅広い方々に美味しいワインをお届けするために、新しい時代を創るような革新的な取り組みを積極的に行ってまいります。

<会社概要>

会社名: 株式会社フィラディス  Firadis Ltd.

所在地: 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-3 横浜コネクトスクエア11階

ホームページ: http://www.firadis.co.jp/

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