スパイスの可能性を広げる!学生とのWSから生まれた新しいスパイス・ハーブ商品を7/6から販売開始

一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTEのプレスリリース

食に関する新規事業支援や人材育成を推進し、食の未来を東京から創ることを目指す一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE(所在地:東京都中央区、代表理事:沢 俊和、以下「TFI」)は、エスビー食品株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:池村和也、以下「エスビー食品」)と協力し、東京大学 One Earth Guardians育成プログラム・宮城大学石川伸一研究室の教員・学生やエスビー食品の社員対象にスパイスをテーマにしたワークショップを2022年11月開催。そこで議論した中から生まれた2つのアイデアをブラッシュアップし商品化したものを、7月6日より「京橋マルシェ」等にて販売いたします。

  • TFI主催、エスビー食品協力のワークショップ

    「新しいスパイス・ハーブ」をテーマにした学生のアイデアを商品化・販売まで伴走

TFIでは、食の未来を想像・創造する学生向けコンテスト「FUTURE FOOD INNOVATION WORKSHOP」(※1)を実施しています。

第2回となる今回は、ワークショップのテーマを「新しいスパイス・ハーブ」に設定。エスビー食品の社員、東京大学 One Earth Guardians育成プログラムおよび宮城大学食産業学群 石川伸一研究室の学生の皆さんが参加くださいました。学生と社員がチームごとにビジネスアイデアを導出してプレゼンを行い、優秀賞として2チームを選出。2チームのアイデアを、それぞれ株式会社Beans監修のもと議論を重ねてかたちにし、社会実装することになりました。

(写真左・中央)ワークショップでは食の各分野の専門家による講義や各チームへのアドバイスも実施。(写真右)商品試食会の様子(写真左・中央)ワークショップでは食の各分野の専門家による講義や各チームへのアドバイスも実施。(写真右)商品試食会の様子

(※1) FUTURE FOOD INNOVATION WORKSHOPについて

 様々な背景を持つ人々が共創し、食が抱える社会課題を解決するための新たなアイデアを創り、そのアイデアを実際の社会に展開すること、そこで得た学びから次世代のリーダーを育てることから、食の未来に繋げていく社会実装型プロジェクトです。

  • ワークショップのアイデアから生まれた2つの「新しいスパイス・ハーブ商品」

<商品1>

スパイスを練り込んだ微発泡性タブレットで五感をかきたてる「スパイスの時間」

「スパイスの時間」は,スパイスを練り込んだ微発泡性タブレット菓子です。口の中でしゅわしゅわ溶けて、ふわ

っと香り、味覚だけではなく触覚や嗅覚を刺激します。

スパイスの種類によってタブレットの色や表面のざらつきが違っており、スパイスの個性が視覚的にも感じられます。さらに、生姜味タブレットは口の中がぽかぽか温かくなるような感覚も得られます。このように、五感に響くタブレット菓子として「スパイスの時間」が誕生しました。

「スパイスの時間」の食体験を通して、日常的に行っているはずの“食事を味わう”という行動を改めて意識してもらい、皆さんの食生活が今まで以上に豊かになることを願っています。

商品イメージ商品イメージ

コンセプト:日々の食事への関心を引き出すきっかけに

コンビニやスーパーで簡単に食事に手が届く現代では,普段の食事を’なんとなく’済ませてしまう人が多いのではないでしょうか。例えば、パソコンで作業をしながら慌ててランチ、動画を倍速再生で見ながら夜ご飯、置き換えダイエット…私たちが気付いていないうちに食の重要な機能である嗜好特性(※2)が削られています。実際に、日常生活における食べることへの関心が低下していると言われています(※3)。

このような食事に対する興味・関心の低下は、生活の質の低下につながり、さらには健康への悪影響も懸念されます。時間に追われて食事が作業になりつつある現代の人々に普段の食生活と向き合うきっかけを提供したいと考え、手軽に素敵な食体験ができる商品を企画しました。

(※2) 食の三大機能(栄養機能,嗜好機能,生体調節機能)の1つ

(※3) 出典:日本政策金融公庫 令和元年7月消費者動向調査

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_191007a.pdf

<商品2>

最後の一口まで冷たく美味しいビールが飲める「SONOMAE」

最後の一口まで、冷たく美味しいビールを楽しみませんか?SONOMAEは、冷涼感のある一口サイズのドリンクです。ぬるいビールを飲む前に、SONOMAEを口に含むと、ビールの冷たさが蘇り、ぬるいビールを捨てる必要がありません。「SONOMAE」は冷たいビールが好きなあなたと、地球にやさしい商品です。

コンセプト:美味しいものを美味しいときに!「温度に妥協しない」をスパイスがサポート

味や調理方法はこだわるのに温度にはこだわらない人が多いように思います。

おいしさを決める要素の一つでありながらなおざりにされがちな、「温度に妥協しない」をワークショップで提案しました。

そして特に、ぬるくなったビールを美味しく飲んでもらうためにこの商品を開発しました。

ビールだけでなく様々なドリンクや屋内外問わず様々な場面で活用していただけると思います。

また、ぬるくなって美味しくなくなったからという理由で捨てられる飲み残しの削減に貢献します。

  • 商品概要

  • 商品の販売・配布日時・場所

Venture Cafe Tokyo

 日時:7月6日(木) 17:00〜18:00 

 場所:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15・16階

 URL:https://venturecafetokyo.org/sessions/ffiw-2022-activity-report/

 ※当日は、商品化に携わった学生、エスビー食品担当者、TFIメンバーが登壇し、ワークショップから商品化までの報告を行います。また、会場にて数量限定で商品の無料配布を実施します。

 

京橋マルシェ

 日時:7月18日(火) 11:30〜19:00

 場所:東京都中央区京橋3-1-1 京橋スクエアガーデン1階

 URL:https://www.facebook.com/kyobashimarche/?locale=ja_JP

  商品化に携わった学生自ら、販売を行います。

  • 商品開発に参加した皆さんの声

私たちのチームは「食事がつまらない」という意見から着想を得て、日々の食事への関心を引き出す商品を考案しました。忙しい日々の中でも、ぜひ時間を作って五感を使って、「スパイスの時間」を楽しんでいただきたいと思います。また今回の商品開発では、「誰のどんな問題を解決したいのか」をキーワードに、商品についてチーム内で何度も議論を行いました。私たちのメッセージが皆様に伝わり、この商品が何気ない食事に興味をもつきっかけとなれば幸いです。(スパイスの時間開発チーム・作山)

 

私たちのチームはワークショップにて「スパイス・ハーブ×温度」を提案し、加熱・冷却せずとも食材の温度が変わって感じられる商品の開発に取り組みました。様々なスパイス・ハーブを試す過程でメントールで喉が冷えることに気づき、本商品を着想しました。「温度に妥協しない」という人への優しさと、「電気を使わない」「食べ残しや飲み残しを減らす」という地球への優しさを両立する良い商品になったと思います。(SONOMAE開発チーム・桑田)

 

今回、学生さんたちと共に商品開発を行い、バイアスのない学生さんたちの自由で斬新なアイデアに刺激を受けました。普段の商品化では制約の中でできることを検討しております。本ワークショップのように「制約を考えず、何をすれば理想の製品ができるのか」、という視点での前向きな商品開発への姿勢は忘れてはいけないことだと気付かされました。(SONOMAE開発チーム・湯浅)

 

【TOKYO FOOD INSTITUTEについて】

一般社団法人 TOKYO FOOD INSTITUTE は、食に関する新規事業支援や人材育成を推進し、国内外の様々なプレイヤーの共創を生む食のエコシステムを構築することで、食の未来を東京から創るための活動をしています。

TFIでは、主に以下の活動を推進しています。

・食に関わる人の学ぶ機会を提供し、食の分野に興味を持つ人や次世代を担うリーダーを育てる。

・食の分野に興味がある多様な人々が集まり、カジュアルかつ真面目に意見交換をし、信頼に基づく価値創造が出来る場を創る。

・多様な人々を繋ぎ合わせて生まれてきた新たな価値を街に実装していき、八重洲・日本橋・京橋エリア全体をリビングラボとして、食の未来をアップデートし続ける場を創る。

・食の未来に繋がる様々な取組みを国内外に発信する
■公式サイト

https://tokyofoodinstitute.jp/

■Instagram

 https://www.instagram.com/tokyofoodinstitute/

【東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部One Earth Guardians育成プログラムについて】

生物界全体を地球の一部として捉えて全体の健康を考え、生物の恵みを無駄なく利用する「One Earth」という概念に基づく、東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部の教育・研究プログラム。

持続可能な地球社会の実現に向けて、解決方法の提案と実践を行う科学者たち=「One Earth Guardians(地球医)」を育成することを目的に、高度な専門性と俯瞰的な視野、そして、専門分野や文化的背景の異なる多様な人々との連携を図り協働を主導できるコミュニケーション力を涵養するための活動を行っています。

■公式サイト

https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/

【宮城大学食産業学群 石川伸一研究室について】

「食」をサイエンス、アート、デザイン、エンジニアリングとクロスさせて多角的に考える研究室です。

食品・調理・料理への理解を深めながら、食の未来、私たちの未来、社会の未来を考えています。

特に「分子調理学」という、食材の性質の解明、調理中に起こる変化の解明、おいしい料理の要因の解明などの研究を行っています。

■研究室サイト

https://www.ishikawalab.com/

【株式会社Beansについて】

株式会社ビーンズは、「自分の大切な人に食べてほしいモノのみをつくる」を信念に、オーガニックベビーフードや子供用食品を創り出してきました。

高い食品加工技術をもって、健康や美容にいい、おいしさにもこだわった本当につくりたいと思える食品のみを開発、販売しています。

今回のリリースのような「食のサスティナブル事業」の立ち上げだけでなく、グルテンフリー・ビーガン・アレルギーといった、食材に制限がある人もおいしく楽しめる食品普及にも力を入れています。

また、土壌改良の一環として、農薬を使用している農地から農薬「ゼロ」にする活動をしています。農家の方の収益を2倍にしながら化学農薬を使わない土壌活性菌の普及活動を全国各地で進めています。

■公式サイト

https://beans-japan.jp/

【エスビー食品株式会社について】

エスビー食品は、1923年(大正12年)に創業者・山崎峯次郎が日本で初めて国産カレー粉の製造に成功して以来、カレー、コショーやわさびをはじめとした香辛料や調味料などの製品をお客様にお届けしてきました。

そして、2023年、おかげさまで創業100周年を迎えました。これからも、おいしく、健やかで、明るい未来を創り続けていくために、「地の恵み スパイス&ハーブ」の可能性を追求し、お客様のしあわせと持続可能な社会の実現に貢献していきます。

■公式サイト

https://www.sbfoods.co.jp/

 

<本件に関するお問合わせ先>

一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE 事務局

連絡先:info@tokyofoodinstitute.jp

受付時間:10:00〜17:00

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