有明ガーデンで独自のリサイクルボックスを活用したペットボトル分別行動の実証実験を開始

サントリー食品インターナショナル株式会社のプレスリリース

サントリー食品インターナショナル株式会社は、住友不動産株式会社(以下、住友不動産)と協働し、使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1をさらに推進していくために、住友不動産が運営するショッピングシティ有明ガーデン(東京都江東区)にて、独自のリサイクルボックスを設置し、ペットボトル・キャップ・ラベルの3分別を促進するための実証実験を7月7日(金)から実施します。

※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと

サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」をわたしたちの目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っています。

住友不動産は、2022年3月以降、オフィスビルにおけるペットボトル水平リサイクル取組みを進めており、2023年7月より大規模商業施設有明ガーデンほか複数物件においても同取組みを展開するなど、循環型社会の実現に向けた取り組みを強化しています。

今回、「リサイクル適性が高く、再資源化の仕組みが整っている飲料ペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。

●本実証実験の背景

「ボトルtoボトル」水平リサイクルでは、ペットボトル・キャップ・ラベルが3分別されていると効率よくリサイクルすることができます。しかし、家庭ではきれいに3分別されて回収に出されている一方で、家庭外ではペットボトルの3分別が十分に進んでいないという現状※2があります。家庭外から集められる使用済みペットボトルも効率よく水平リサイクルできる資源にしていくために、リサイクルボックスのプロトタイプを開発し、家庭外において“3分別したくなる行動要素”を検証するための実証実験を行うこととなりました。

※2 一般社団法人 全国清涼飲料連合会 ペットボトルに関する消費者意識調査2022(http://www.j-sda.or.jp/ippan/news_view.php?kind=1&id=337

●本実証実験について

本実験では“3分別したくなる行動要素”を検証するために、ラピッドプロトタイピング※3にて作成した独自のリサイクルボックスを設置し、実証実験中に得られたデータや利用者の方の反応・ヒアリングをもとに改善を加えるアジャイルな手法※4を採用します。

※3 3Dの試作品を用い、実際に利用者の意見を聞きながら短期間で試作品を改良すること

※4 短い期間で設計・実装・レビューを繰り返して改善する手法

〈本実証実験の概要〉

■実施場所

住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン

住所:東京都江東区有明2-1-8

■実施期間

2023年7月7日(金)~1か月程度

■実施内容

・施設内に独自のリサイクルボックスを1台設置し分別効果を検証する

・リサイクルボックスの形状(特長)やメッセージ内容で3分別を促す

・利用者の反応やヒアリングも行いながら伝え方を1週間毎に変更していく

・自発的な分別行動につながる要素の有効性を確認する

今後、本実証実験で得た行動喚起につながる要素・知見を活かし、デジタルを活用したコミュニケーションなど、より効果的に行動喚起する取り組みへの活用を検討していく予定です。

〈住友不動産株式会社〉

住友不動産では「より良い社会資産を創造し、それを後世に残していく」という基本使命の下、各事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。今後も環境・社会に配慮した、先々まで必要とされる価値の高い社会資産の創造を通じ、より一層、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※5したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※6するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきました。

2019年に策定した「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を実施していきます。

※5 メカニカルリサイクルとして

※6 協栄産業(株)など4社で共同開発

▼サントリーグループの「ボトルtoボトル」水平リサイクルの取り組み

https://www.suntory.co.jp/company/csr/env_circular/recycle/

▽本件に関するお客様からの問い合わせ先

サントリー食品インターナショナルホームページ http://suntory.jp/sbf/

                                        以上

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