地元・鯖江のトマト農家を応援!「ロスヘル」が毎月1トン、捨てられているトマトを救う

エクネス株式会社のプレスリリース

エクネス株式会社(代表取締役社長:平井康之、本社:福井県鯖江市、以下当社)が展開する、食品ロス削減のため規格外野菜を定期配送するサービス「ロスヘル」は、同じ鯖江市で株式会社RUN(代表取締役:柴嵜竜成、本社:福井県鯖江市)が育てたトマト「ドンハウス」の規格外品を、この夏から取り扱うことになりました。

この夏、猛暑で規格外のトマトが特に増えています。「ロスヘル」は高品質なのに大量に捨てられている福井のトマトを救うため、この夏、「ドンハウス」を取り扱うことにしました。

規格外野菜とは
規格外野菜とは味には問題がないのに、サイズが大きすぎる、逆に小さすぎる、あるいは形が不揃いといった理由で一般の流通ルートから弾かれ、廃棄されてしまう野菜のことです。ですが、味は規格品と比べて、何の遜色もありません。

今年の夏の猛暑で増加する規格外
今年、特にトマトの規格外が大量に生まれています。理由は夏の猛暑です。寒暖差が激しくなると、トマトにヒビが入る、あるいは生育が安定しないため、規格外が生まれやすいのです。今では毎月、「ドンハウス」だけで1トンもの規格外が生まれ、廃棄されているのです。

鯖江で取れる唯一のトマト「ドンハウス」とは
ドンハウスで作られたトマトは、通常のトマトより甘味が多いのが特徴です。通常のトマト農家は熟していない状態で収穫し、スーパーにおろします。実際に消費者の手元に届くときに赤くなった状態にするために早めに収穫するのです。

ですが、それだと本当に甘いトマトにはなりません。「本当に甘いトマト」は消費者には届けられていないのが現実です。ですが、「ドンハウス」は赤くなってから収穫して、出荷します。赤くなりすぎては、店頭に並ぶ頃には熟しすぎてしまいます。その見極めが生産者のノウハウです。こうして、農家しか知らない本当に甘いトマトを届けることができるのです。

規格外野菜の定期配送サービス「ロスヘル」とは

「食品ロス」の量は年間522万トンとなっています(農林水産省調べ)。日本人の1人当たりに換算すると約41キロ。これは日本人1人当たりが毎日、茶碗1杯分のご飯を捨てていることになります。当社はこうした「食品ロス問題」を解決するために、「規格外野菜」を定期配送するサービス「ロスヘル」をスタートしました。

「ロスヘル」では、そんな規格外野菜を全国各地から調達。一般的な価格より最大30%程度安価に毎月1回、定期便(月2,052円〜5,292円(税込))で提供しています。廃棄されてしまう規格外野菜を有効活用し、食品ロスの削減を目指す試みです。

鯖江のトマト「ドンハウス」を仕入れた背景

柴嵜さんと代表の平井

鯖江でトマトを生産する柴嵜さんは、三重県出身の28歳です。2年前に後継者として福井へ移住し農業を始めました。元々は柴嵜さんの叔父が経営していましたが、生産には莫大な維持費がかかり、それに加えて体を悪くしてしまい、倒産寸前だったそうです。

柴嵜さんは小さいころから、夏休みの度に、叔父の農業の手伝いをしていました。ですが、日に日に農業を続けられなくなっていく叔父を見て、「どうにかしたい」と思い移住を決意、後を継ぐことにしたのです。その後、販路を独自に開拓するなど工夫を重ねた結果、経営再建することができました。

当社がある鯖江市で、当社と一緒に鯖江の農業を盛り上げたい。そう語る柴嵜さんに強く共感し、今回の取り扱いが決定しました。

当社代表・平井が「ロスヘル」を始めた背景
代表・平井の祖父は農家を営んでいました。不恰好な形の野菜も多かったのですが、食べてみるとすごく美味しかった記憶があります。一方、自宅周辺の畑をみると、食べるのにまったく問題のなさそうな野菜が「形が不揃い」「少し小さい」といった理由だけで捨てられていました。

起業にあたり、何を成し遂げるべきか。そのとき子どもの頃に見た、「あの風景」を思い出したのです。「もったいない野菜」をなんとかしないといけない。これまでの流通網では廃棄されるはずの野菜を安価に販売できれば、農家の収益性も高まり、祖父のように農業を諦めなくても済みます。

こうして「規格外野菜」の定額制販売サービス「ロスヘル」が生まれたのです。この事業で2030年までに食品ロスを10万トン削減したい。その目標に向かって、当社は日々、邁進しています。

会社概要
エクネス株式会社
所在地: 〒916-0037 福井県鯖江市上河端町36-4-3 2階
代表取締役CEO:平井康之
URL : https://www.exness.co.jp/
ロスヘルHP:https://losshelp.jp/

  • 福井県鯖江市の生産者をご紹介もできます。お気軽にご要望ください。

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