クラファンで約2,250万円の支援を集めた「#酒ハック」は、リターン生産の一部工程を視覚障がいを持つ方の支援施設に委託しています。

酒ハックプロジェクトのプレスリリース

酒ハックプロジェクト(所在地:静岡県浜松市、代表:種石 健一)は、NPO法人六星 ウイズ蜆塚(所在地:静岡県浜松市)に、熟成酒のキット「#酒ハック」のクラウドファンディングにおけるリターン生産の一部工程を委託しました。作業は2023年7月21日より開始しています。

  • 「#酒ハック」リターン生産の一部を「ウイズ蜆塚」に委託

クラウドファンディングで応援購入者を募集し、2,000名以上の支援者の方から2,250万円以上の支援をいただいて実現した「#酒ハック」プロジェクト。お酒の熟成をするボトルとお酒に漬け込んで味や香りをつけるための銘木をセットにして、リターンとして提供する予定です。

このリターン生産にあたり、就労継続支援B型事業所として障がい者支援を行うウイズ蜆塚に工程の一部を委託。2023年7月21日より、視覚障がいを持つ方々に銘木の袋詰め作業をしていただいています。

【ウイズ蜆塚施設長 古橋友則様からのコメント】

今回、ウイズで銘木のラッピング作業を受けさせていただくことになりました。ウイズは視覚障害者の就労支援施設で、日頃から視覚以外の音や手触りで確認をしながら作業をしています。7種類の銘木は一つ一つ香りと触感が違い、作業に携わる利用者さんも「まるで森の中で作業しているみたい」、「木によって重さや触感も違うね」と言いながら作業を楽しんでいます。

  • 作業委託の背景

「#酒ハック」は、プロジェクト全体の遂行を通してソーシャルグッドであり続けたいと考えています。素材の一部に余材や間伐材を活用することで日本の林業振興に新たなアプローチをするのに加え、地元浜松で雇用の機会を均等にもたらしたいという想いから、今回の委託に至っています。

今回、視覚にハンディキャップを持つ方に作業をお願いするにあたり、複数種類の銘木を順に並べて置いたり、銘木自体に点字表記の浮き彫りを彫刻を施して判別をしやすくしたりといった工夫をしました。

ただ、実は視覚障がい者の中でも点字の普及率は10パーセント程度(2001年「身体障害児・者実態調査」)と低く、点字を打刻するだけではバリアフリーを実現できない部分もあります。

本プロジェクトを通して、視覚に障がいを持つ方が暮らしやすい社会を実現するため、何をすべきか考えるきっかけを作りたいと考えています。

                 点字が施された銘木と、袋詰め作業の様子

  • 「#酒ハック」とは

間伐材や家具を生産する際の端材を使った、お酒を手軽に熟成できるキット。専用のボトルにお好みのお酒を入れて銘木を漬けこむことで、最短半日でオリジナルの熟成酒をお楽しみいただけます。

クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で行った応援購入プロジェクトでは開始2分で目標支援額を達成し、最終的に2,000名以上の方から約2,250万円もの支援をいただく結果となりました。

私たちは「#酒ハック」を使って木が本来持つ味や香りを楽しんでいただきながら、林業をはじめとした産業の振興や、誰もが暮らしやすい社会づくりをしたいと考えており、今回の委託についてもそうした活動の一環として捉えています。

・「#酒ハック」に込めた想いや開発秘話については、PRTIMES STORYにてお読みいただけます。

https://prtimes.jp/story/detail/rl63V0hq0NB

・「Makuake」プロジェクトページ(応援購入受付は終了済)

https://www.makuake.com/project/sakehack/

・「#酒ハック」X(Twitter)アカウント:https://twitter.com/sakehack2003

・「#酒ハック」公式サイトhttps://sakehack.com/

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