株式会社リノシスのプレスリリース
株式会社リノシス(本社:東京都渋谷区、代表取締役 神谷勇樹)は、株式会社モスフードサービス(本社:東京都品川区、代表取締役社長 中村栄輔)と共同で、2月15日(金)から2月27日(水)までの期間、モスバーガー関内店にてAIセルフレジ導入の実証実験を行います。本実証実験は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した平成29年度「AIシステム共同開発支援事業」(※)に採択された、「飲食店におけるおもてなしのシステム化」の取り組みの一環となります。
生産年齢人口減少に伴う人手不足の波は深刻化を増しており、飲食店の店舗運営に支障をきたすだけでなく、人件費高騰による収益性の大幅な悪化も招いております。
このような状況の中、リノシスは、飲食業界や小売業界の持続的な成長に向けて「テクノロジーの力で、一つ星の顧客体験を実現する」というビジョンのもと、データやモバイルの活用により多くの企業の収益性改善に尽力してまいりました。このたびの「飲食店におけるおもてなしのシステム化」の取り組みでは、人手不足の解消に貢献するべく、自然な接客を実現するAIセルフレジの開発を行ってまいりました。
■AIセルフレジについて
今回実際にモスバーガー関内店に導入されるAIセルフレジは、音声認識モデルの開発により、画面タッチだけでなく音声でも注文可能なシステムを実装しております。また、モスフードサービスの協力のもと、モスバーガーで実際に働く店員の接客を分析してモデル化したことで、
- 店員と対話するように、自然な流れで注文をお伺いする
- ご利用いただくお客さまの年齢や性別、注文履歴に応じておすすめ商品を提示する
- お客さまの音声での注文が曖昧な場合に近しい商品を提示する
といった、習熟度の高いベテラン店員のような接客を行います。
(AIセルフレジと注文画面のイメージ)
■より良い外食・小売の姿を創り出すことを目指して
リノシスは、このたびの実証実験を足がかりに、飲食店や小売店で行われている様々な「おもてなし」を科学し、より良い外食・小売の姿を創り出すことを目指しています。接客のみならず、習熟度の低いスタッフの業務を補うようなシステムの開発や、一流シェフの調理技術を再現するソフトウェアの開発などに取り組み、企業や店舗の収益性改善、ひいては消費者の顧客体験向上に貢献してまいります。
※NEDOは、事業会社と連携してAIシステムの共同開発などを行う研究開発型AIベンチャーを支援するために、開発テーマを採択しました。AIベンチャーが持つ先端的なソリューションや技術と、事業会社が持つ工場や店舗などの現場で取得される多様なリアルデータを組み合わせて、高度なAIシステムの開発、実証、事業化を促進します。本支援事業を通じて、AIの社会実装を加速させ、多様な人、組織、モノをつなげて新たな付加価値を創出することで、日本の強みであるモノづくりやサービスに生かし、産業競争力の強化につなげます。
<株式会社リノシスについて>
所在地:東京都渋谷区代々木1-21-12 ヤマノ26ビル3F-B
事業内容:外食・小売企業向けのコンサルティング、システムソリューション提供等
<株式会社モスフードサービスについて>
所在地:東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 4階
事業内容:ハンバーガー専門店「モスバーガー」の運営等
<お問い合わせ>
三方 TEL:03-4405-9525 MAIL:pr@renosys.co.jp