食品冷凍技術推進機構(FF Tech)のプレスリリース
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設立背景
食品の鮮度を保ち、長期保存を可能にする食品冷凍技術は、SDGsの達成という社会的課題も背景に、食の世界でますます重要性を増してきています。昨今は、空前の冷凍食品ブームといわれていますが、食品冷凍技術に関して見ると、産官学それぞれ、さまざまなアプローチで進んできているのが現状です。これを整理して、科学的知見に基づき発展させること、関係者の横断的連携推進を担うことを事業に位置づける本機構の発足は、学術、業界関係各位より、意義あることと高く評価をいただいております。 また、食品冷凍技術推進機構は公益社団法人日本冷凍空調学会、一般社団法人日本冷凍食品協会に協力団体として認めていただき、7月から各種会員の入会受付を開始しました。
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一般社団法人食品冷凍技術推進機構について
名称:一般社団法人食品冷凍技術推進機構
略称:FF Tech(エフエフテック)
英文名:The Institute for Advancement and Promotion of Food Freezing Technology
場所:東京都港区
設立:2023年3月3日
事業年度:毎年3月1日から翌年2月末日まで
代表理事:鈴木徹(東京海洋大学 特任教授)
目的:食品冷凍技術に関する、情報提供、人材育成、試験研究開発、事業支援活動を通して、農水産物および加工食品の冷凍品の品質向上・流通拡大を図り、広く食品の冷凍にかかわる業界の発展に寄与し、新しい食の未来を創出すること
主な事業:
・ラボ事業(試験・共同研究受託、技術指導、研修など)
・教育事業(人材育成講座、一般講習など)
・情報事業(科学的知見に基づく情報提供、食品冷凍技術懇談会はじめ会員サービス他)
ホームページ:https://fftech.jp/
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設立理事
・代表理事 鈴木 徹(東京海洋大学特任教授)
1956年東京都生まれ。東京水産大学 (現東京海洋大学) 食品工学専攻修士修了。日本酸素株式会社 (現太陽日酸株式会社) で冷凍食品研究開発、及び低温利用機器・システムの研究開発に従事。東京大学大学院農学研究科 農芸化学専攻博士課程 (食品工学研究室) を経て、1988年より東京海洋大学食品冷凍学研究室 助手、1996年より同助教授を経て、2004年から同教授。2019年より国立大学法人東京海洋大学産学・地域連携推進機構 サラダサイエンス(ケンコーマヨネーズ) 寄附講座の特任教授となり現在に至る。テレビ等メディアへの出演多数。
(鈴木代表理事より)
食品冷凍の技術はこれまでにも増して食の世界で重要性を増してきています。フードロス削減、資源の有効利用、SDGsの観点からも着目され、地域活性化・農水産物の輸出入にも必須の技術となっています。また、冷凍技術は食の生活スタイルや我々の健康や生活の豊かさにも影響を及ぼしています。食品冷凍技術がより幅広く生活に浸透、活用されるためには、関連する基礎的知見の浸透や技術の永続的な研究開発を行う必要があります。これまで産官学で分散してきたそれらの活動を本法人が横断的連携を促進し,食品冷凍技術の健全な発展に寄与できることを期待します。
・理事、監事
理事 山本純子 有限会社冷凍食品エフエフプレス 取締役(写真一番左)
理事 西川剛史 ベフロティ株式会社 代表取締役(写真右から2番目)
理事 山本達也 技術士(農業部門、総合技術監理部門)(写真一番右)
監事 南谷哲央 株式会社テックデザイン 代表取締役(写真左から2番目)
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FF Tech 研究員
当機構ではラボ事業(試験・共同研究受託、技術指導、研修など)を進めるにあたり、以下の皆様に研究員としてご協力をいただきます。
・小林 りか 主席研究員
・中澤 奈穂 主席研究員
・古橋 敏昭 専門研究員
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設立経緯
2020年11月10日 鈴木徹主宰による食品冷凍技術懇談会立ち上げ(事務局:テックデザイン、協力:冷凍食品エフエフプレス)、月1回のオンライン勉強会スタート
2021年 学術関係者、業界関係者からオブザーバーが徐々に集う
2022年 西川剛史、山本達也 オブザーバー参画、食品冷凍技術に特化した団体設立に向けて準備開始
2023年3月3日 一般社団法人食品冷凍技術推進機構 設立
5月15日 冷凍食品関連専門紙・誌に新団体設立ニュース発信、顧問・学術会員・順次登録
5月29日 第31回食品冷凍技術懇談会において新団体概要説明、同キックオフ記念講演会(オンライン公開)
7月3日 食品冷凍技術推進機構 会員募集スタート/19日:食品冷凍技術懇談会(第32回)
8月28日 第33回食品冷凍技術懇談会テーマ、冷凍機の性能評価~標準化への取組み
9月5日 ホームページ開設
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一般社団法人食品冷凍技術推進機構 会員募集
当機構の会員・会費については下記の通りです。ぜひ当機構の会員への入会をご検討ください。
・入会金 なし
・年会費
一般会員(法人および個人) 2万5000円(税別)/年
賛助会員(特別会員) 1口 8万円(税別)/年
・寄付金 10万円(不課税)/1口
※機構の活動に賛同していただける方からの寄付を受け付けます
◆会員サービス◆
一般会員:毎月開催・食品冷凍技術懇談会の参加費無料(1名分)、機構主催セミナー等参加資格、
機構プロジェクト進捗に関する定期報告受信、ビジネスマッチング機会提供
賛助会員:一般会員向けサービスに加え、プロジェクトについて参画権利、また立案が可能。
機構の活動に対して助言・要望ができる。
【入会のお申し込みはこちら】
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食品冷凍技術懇談会
食品冷凍技術懇談会は、食品冷凍に関連する知識や技術を科学的な視点から発信するとともに、食品企業や食品流通、学術機関等に在籍されている技術者・研究者を対象に、冷凍にかかわる技術課題やトピックスに対して意見交換や情報交換をする場を提供しています。また、冷凍技術に関するご相談や社員研修・講演会などもお受けしております。
先ずは毎月開催している勉強会にお気軽にご参加ください。
・Zoomオンラインでの開催(各自PCでのご参加)
・受講料:一般会員および賛助会員 無料(1名様まで、2名以降は通常価格にて)
非会員(通常価格)3,300円(税込)
・特 典:終了後はアーカイブ動画をご視聴いただけます(約1週間)
【懇談会の申込およびお知らせはこちら】
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お問い合わせ
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