「幻のもち米」名付け親に 上越産地との中継で決定 11月4日(土)〔東京〕

パルシステム連合会のプレスリリース

パルシステム東京(本部:新宿区大久保、理事長:松野玲子)は11月4日(土)10時30分から12時まで、米産地ファームみなもと(新潟県上越市)とオンラインで中継し、大正時代から栽培されるもち米の伝統品種の魅力を生産者と紹介します。参加者には、事前にもち米とレシピを提供し、試食してもらいながらその場で商品名を募集、最後に生産者によって選定されます。

「思い」「ものがたり」をオンラインで

企画は、パルシステム東京の利用者約40組が参加予定です。事前に「幻のもち米」とおこわの炊き方を紹介するレシピを送付し、当日はそれぞれの家庭で炊かれたおこわを味わいながら参加してもらいます。中継では、生産者の山本秀一さんが登場し「幻のもち米」の歴史、栽培の復活にかける思いや栽培の苦労を語ってもらいます。

 プログラムと並行し、参加者には商品の名称を募集します。最後には、応募のなから生産者が名前の選定し、商品名が決定します。命名された商品は、2024年2月に発行予定のパルシステム東京独自のカタログにて販売を開始します。

100年を経て守られた種子

「幻のもち米」は地域に残る伝統品種で、新潟県上越市の中山間地域の「ファームみなもと」で山本さんと中村昭一さんが栽培しています。こしと柔らかさを兼ね備えたふくよかなかみごたえと、気品ある香りが特徴です。

大正時代に食味のよさが大きな評価を得た一方、病気に弱く収量が少ないため、昭和に入ると栽培が完全に途絶えてしまいました。山本さんは「大正時代から守られてきた種子を再び世の中に出したい」と、残存していたもみ種で栽培を再開させました。永田農法と呼ばれる化学肥料に過剰に頼らない栽培方法を採用し、生産地域の環境保全にも配慮しています。

 商品名称の募集は、商品化に向けた話し合いのなかで、生産者から「いっしょに名前をつけ、ものがたりのひとつとして将来へ思いを語り継いでほしい」と提案を受け、実現しました。

 パルシステム東京はこれからも、米食文化や生産地域の景観の保全、地域活性化につながる米作りが継続されるよう、利用者とともに産地を応援していきます。

▲中山間地域で栽培される「幻のもち米」▲中山間地域で栽培される「幻のもち米」

▲生産者の山本さん(左)と中村さん(右)▲生産者の山本さん(左)と中村さん(右)

▲背が高く伸び籾と稲穂が赤く色づく「〆張糯」▲背が高く伸び籾と稲穂が赤く色づく「〆張糯」

イベント告知動画

【組織概要】

生活協同組合パルシステム東京
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6、理事長:松野玲子
出資金:217.1億円、組合員数:52.6万人、総事業高:864.8億円(2023年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-tokyo.coop/

パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一

13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)

会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ

 HP:https://www.pal.or.jp

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