【SAKEを世界飲料に】する第一歩！NYブルックリンクラを新設拡張、関係者に公開

八海醸造株式会社のプレスリリース

八海醸造株式会社（本社：新潟県南魚沼市、代表取締役：南雲二郎、以下弊社）は、業務資本提携を結んでいるアメリカ・ブルックリンクラ（Gotham Sake LLC. 米国ニューヨーク州、商号：Brooklyn Kura、以下BK）と現地ニューヨークで進めている製造蔵等設備の新設拡張工事がほぼ完成したため、現地時間10 月20 日( 金) に、関係者を招いて施設内のお披露目を行いました。

新たなブルックリンクラの外観

ニューヨーク市ブルックリンのサンセットパーク地区にある複合施設「インダストリーシティ」に2018 年から蔵を構えるBK は、2021 年の弊社との業務資本提携を機に製造規模を拡大するため2 社共同で同施設内の別フロアに、2023 年春から蔵の新設拡張工事を進めていました。

タップルームに併設のサケ・スタディ・センター

新たに整備した施設にはそれまで同様にSAKE の製造蔵とその場でSAKE を飲めるタップルーム（Taproom）に加えて、酒の普及を目的とした“学びの場”である「サケ・スタディ・センター（SAKE Study Center）」を新設し、SAKE をワンストップで体験できる施設を整備しています。アメリカの中心地・ニューヨークの中心部から地下鉄ですぐの近郊にこのようなSAKE 体験施設ができることは、アメリカのSAKE 業界にとって意義深く、私たちが目標に掲げる【SAKE を世界飲料に】するための普及施設としてまたとない環境です。

新たに完成したタップルーム

その拠点となるタップルームとサケ・スタディ・センターが先に完成したことから、今回、日本から弊社代表なども渡米し、現地の酒類関係者に向けて現場を公開するイベントを開催いたしました。

製造蔵はもうしばらく工事に時間を要する予定ですが、この日は、工事状況を含めた現在の状況を関係者に公開し、完成したばかりのタップルームで両社のSAKE を振る舞いながら懇談しました。

工事途中の蔵を案内するブライアン氏(右奥)と八海醸造代表・南雲（左）

弊社南魚沼の本社からは今月、4 人の蔵人が既に現地入りし、今回新たに製造蔵が完成する今年11 月から、BK の蔵人たちの技術支援にあたりながら共同でBK のSAKE をつくることが決まっています。

また、サケ・スタディ・センターは弊社のグローバル・ブランド・アンバサダーであるティモシー・サリバンが中心となりSAKE 愛好家から飲食店関係者、醸造のプロを目指す人向けの三段階に分けて分かりやすくSAKE の情報を提供するセミナーを積極的に開催していきます。内覧会で弊社代表取締役の南雲二郎は、「八海醸造とブルックリンクラは【SAKE を世界飲料に】というビジョンを共有し、パートナーシップを強化することで、まずアメリカのSAKE 市場を一緒に成長させていきましょう。」とあいさつしました。また参加者との懇談の中でも「タップルームは情報を伝えるための手段として利用価値が非常に高く、地道ではあるが、海外でのSAKE（日本酒）の普及に向けてこのような取り組みを続けることが意味深いことだ。」と語り、この地を拠点にSAKE の振興に向けて長いスパンで力を注いでいくことを今一度確認していました。

内覧会で挨拶する八海醸造代表・南雲（左）