株式会社圓堂のプレスリリース
本年,京都市は,パリ市との友情盟約締結から60周年を迎えました。
これを記念し,門川大作京都市長,寺田一博京都市会議長をはじめとする京都市代表団が,平成30年6月18日(月曜日)~6月23日(土曜日)にかけてパリ市を訪問いたしました。
圓堂は料理店を東山、左京の両区で5店、米国の高級住宅街ビバリーヒルズで1店を経営しております。食を通じた海外交流に積極的であったことなどから、京都市より料理の提供のご依頼がありました。
パリ滞在中は,パリ市庁舎において記念式典を開催するとともに,京都・パリ友情盟約締結60周年及び京都・パリ商工会議所友好協定締結30周年の記念事業として共催する「京都知恵ビジネスメッセin PARIS」をはじめ,伝統産業の職人やアーティストの世界での販路拡大を目指す「京ものアート市場開拓支援事業」に参加したほか,パリ動物園と本市動物園の交流事業等に参加しました。
京都祇園 天ぷら八坂圓堂も、パリ市庁舎にて行なわれた「京都・パリ友情盟約締結60周年 記念式典」において、8名のチームで式典やパーティへの参加・協力をさせて頂きました。
歴史ある両市の厳かな式典に続き、能楽、着物ファッションショー、和太鼓そして京都祇園 天ぷら八坂圓堂の「京風天ぷらと京都のおもてなし」をパリ市の皆様に味わっていただき、京都市の「発信と交流」のお手伝いをいたしました。
当日は立食パーティーで、野菜の天ぷらやエビのあられ揚げなど5品をご提供。米国の店舗で好評のトリュフを挟んだマッシュルームの天ぷらも提供されました。材料は現地調達ですが、風味や香味を損なわず軽く揚げる京都の味を再現するために、抹茶塩などは日本から持ち込んでいます。
「天ぷらを通じて、素材の味を引き出す京都の食文化を発信したい」「西洋料理にはフリッターという揚げ物もあるが、素材のアクを出しながらうまみは閉じ込めるのが天ぷら。日本ではカウンターで会話を楽しみながら揚げる粋な食文化があることや、白ワインとも合うことを伝え、天ぷらがすしと同じく高級料理だと広めたい」との思いを伝えました。
圓堂ではこれを機に、今後も様々な形で天ぷらを通じた食文化の発信を行って行く予定です。