沖縄バスケットボール株式会社のプレスリリース
糸数剛一 株式会社沖縄ファミリーマート 代表取締役社長(写真 右)
白木享 沖縄バスケットボール株式会社 代表取締役社長(写真 左)
琉球ゴールデンキングスを応援して頂いているオフィシャルパートナーの会社代表に迫る「KINGS TOP INTERVIEW」。
第二弾は、キングス3年目の2009-10シーズンから今季で15年目となるパートナーシップを結び、「沖縄元気生活応援団」をスローガンに掲げ、現在もコンビニ業界地域一番店であり続ける株式会社沖縄ファミリーマートの糸数剛一代表取締役社長に、キングスそして「地域にド密着」し続ける思いを語って頂きました。
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会場での盛り上がりに価値を感じた
–沖縄ファミリーマートがキングスを応援するきっかけをお聞かせください。
糸数:
ちょうど私がファミマUSAでの3年間の勤務を終えて、戻った直後にすぐ沖縄ファミリーマートの社長になりました。その時に、社員の一人が「キングスを支援したいので、試合をぜひ一緒に見に行きましょう」と誘ってくれました。私がファミマUSAにいる頃は、ホームがロサンゼルスだったので、NBA・ロサンゼルス・レイカーズのホームアリーナ内にファミリーマートを出店しようと考えていて、最終的にはダメだったのですが、何回も通っていたんです。ロサンゼルスは、バスケットボールが圧倒的に人気でして、その経験があったので、キングスの話を聞いた時に、すぐ「行こう!」となりました。ただ、ロサンゼルスで感じた盛り上がりではないだろうと思いながら行ったら、とても盛り上がっていて非常に驚きました。これはパートナーになる価値が十分にあると思いましたね。ロサンゼルス帰りというのが効いたと思います(笑)
–Bリーグ初優勝の瞬間はいかがでしたか。
糸数:
私たちはキングスさんとずっと一緒に歩んでいるので、「やった!」ということと、これで商売には絶対プラスだなと思いました(笑)経営者としては、スポーツ支援は様々な意味があるのですが、やはり強くないとダメなんですよ。強いといろんな効果がどんどん出てくる。これからもずっと継続して強くあり続けてほしいと思っています。
白木:
初優勝は本当に大きいと思っています。ただ、キングスとしては2連覇とか3連覇という目標ではなくて、もっと先の未来に挑戦していこうという思いで「沖縄を世界へ」というメッセージを掲げました。糸数社長も海外でのご経験も豊富でいらっしゃるので、ぜひアドバイスをお聞きしたいです。
–「沖縄を世界へ」を体現するために
糸数:
世界を目指すことは大賛成です。沖縄のチームという世界での認知が高まれば、沖縄に人がたくさん来るきっかけになります。私たち沖縄ファミリーマートのひとつのテーマに「沖縄元気生活応援団」があります。沖縄が元気になればファミリーマートをもっと使ってくれるという思いを込めています。世界で有名になると、バスケットボールで有名なチームがあるとか、キングスって沖縄だよねという理由で沖縄に来る人が確実に増えていきます。時間はかかると思いますが、世界でも知られるチームになって、その結果として沖縄全体に人が集まるようになり、沖縄を元気にしてほしいです。ぜひ頑張っていただきたいです。
白木:
もともとキングスに「現状維持は衰退」という文化があるので、選手も含めて今年よりも来年、来年よりも再来年と強い意志があります。私たち自身も、そして沖縄県民の皆さまももっと先を求めていただいているような気がします。もっと世界に挑戦して、まずはアジアNo.1球団になりたいですし、糸数社長もおっしゃっていたようなレイカーズだとかNBAのチームといつか試合ができる日が来ると信じています。
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すべては沖縄を元気にするために
–2013年から今シーズンで11回目となる「キングスマート」を始めるきっかけを教えてください。
糸数:
キングスマートを始めるきっかけは、店舗にお客様を誘導する違う切り口のひとつになるということです。ファミリーマートだけの商品だけじゃなくて、スポーツやエンタメなど、店内に違うカテゴリーを取り入れると、お客様はその場所に行きたくなる。今後もキングスが強くあり続け、海外にも挑戦してくれると、色々な人たちがキングスをきっかけに観光もしてくれますし、それが大きな経済効果になっていくと思います。
白木:
今回で11回目となるキングスマートを毎年のようにやっていただいて、ホームゲーム会場である沖縄アリーナ以外でもキングスを感じていただける場所を沖縄ファミリーマートさんに作っていただいていることが本当にありがたいです。キングスマートだけでなく、コラボグッズやコラボ商品などを一緒に作っていただけることは本当に幸せなことです。生活の一部にキングスが入っていくことが、バスケットボールの発展や沖縄の発展に繋がると思っています。全国を探してもこのような取り組みは他になく、沖縄ファミリーマートさんだけが特別な対応をしていただいて本当に感謝しています。
キングスマート コザ運動公園店
–沖縄ファミリーマートにとって地域振興と沖縄プロスポーツとは。
糸数:
沖縄はもともと観光地で、観光しながらキングスのホームゲームを見に行こうとか、沖縄にしかない商品を買いに来るということがあると思います。ローカルとグローバルを足したグローカルという言葉があり、ローカルで徹底的に洗練されたものができるとそれ自体がグローバルになる。インターネットで世界中のものが簡単に買える時代なので、地域そのものが強くなることで、そこで体験で繋がろうというのが今の時代の流れだと思います。スポーツも全く一緒だと思っています。チームが強いと沖縄に行ってみようとか、沖縄自体に関心が出てくる。その元を辿ると強いキングスさんがいるということです。
白木:
私はアウェー会場にも行きますが、キングスのファンの方々が全国にいらっしゃいます。沖縄出身ではない方々も多くいて、糸数社長がおっしゃったように、一度沖縄にきて、キングスの試合を見て面白かったのでまた見に行くというケースが本当にあります。ホームゲームがなくてもキングスマートに寄っていただいたりする方もいらっしゃいます。会場だけでなく沖縄県全体の中でキングスを感じていただける場所があることが本当にありがたいです。
糸数:
キングスがさらに強くなって認知が高まり、ファンがもっと増えると、キングスマートも今は店舗が限られているので、私たちは空港にも店舗を持っているので、そこでキングスのコーナーを作るようなことも考えています。もっともっと強くなりましょう!
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地道なことを続けないと、大きな目標は達成できない
–-最後に今後の抱負をお聞かせください。
糸数:
沖縄ファミリーマートは現在も沖縄では地域一番店です。ファミリーマート全体ではコンビニ業界で第二位の位置にいます。地域一番店でずっとあり続けることで、全国に波及していくと思っています。そのためには店舗開発、商品、店舗のオペレーションなど様々な面を相当頑張る必要があります。スピードを上げながらも地道にやり続けることで地域一番店であり続けることが大きな目標です。地道なことを続けないと、大きな目標は達成できないと思っています。
白木:
私たちも「沖縄をもっと元気に」という活動理念を大切にしながらも「沖縄を世界へ」というビジョンを掲げて今努力をしています。チームとしては西地区優勝を目標にしていますが、ただ、コツコツと一勝一勝を大切にしたいと思っています。引き続き皆さまの応援をよろしくお願いします。
■沖縄ファミリーマート公式YouTubeでは対談の様子をご覧いただけます。
▽前編
▽後編
<株式会社沖縄ファミリーマート>
1987年10月に株式会社ファミリーマートと株式会社リウボウの出資により設立。コンビニエンスストアの沖縄県内におけるエリアフランチャイズ本部としてチェーン展開し、沖縄県内では業界一番店。
スローガンである「沖縄元気生活応援団」をテーマに、人と地域を結び元気にしていく「地域ド密着プロジェクト」に取り組んでいる。
▽企業ページ