慢性腎臓病患者と小麦アレルギー人のための “減塩グルテンフリー米粉ラーメン” の開発に成功。米粉のつるつるラーメン「あかり」。

夫婦間腎臓移植に挑み 腎臓を提供したドナーであり、グルテン不耐症の実体験をもとに商品化を実現いたしました。

株式会社八十八研究所のプレスリリース

 株式会社八十八研究所(本社:東京都新宿区、活動拠点:千葉県八千代市、代表取締役:駿河かおり)は、慢性腎臓疾患者(CKD)と小麦による 食物アレルギー患者向け食品、減塩グルテンフリー米粉ラーメン 〜米粉のつるつるラーメン「あかり」 〜 の商品開発を行いました。お米は千葉県八千代市産を使用しています。

 代表の駿河かおりは、2014年よりグルテン不耐症を発症。自身の経験を活かし2020年よりグルテンフリー米粉教室「米粉の学校」の運営、食育講座を主宰。農業交流センター(八千代市)でも定期的に米粉講座を開催し人気講座となっております。また、米粉や安心食品を取り扱っている企業へレシピを提供、商品開発にも携わってきました。 

 2018年3月には、末期腎不全となった夫への腎臓移植を経験。夫婦間での生体間腎移植の ドナーとなり、厳格な塩分制限の食事を調理、食す経験を通じて「命は食にあり」ということを身を もって実感。この2つの実体験をもとに誕生したのが、減塩グルテンフリー 米粉ラーメンです。

 自身の経験から基づく食と健康の重要性を伝道師として伝えていき、お米の可能性を広め新たな価値を創造するため、クラウドファンディングにも挑戦します。このプロジェクトに共感いただいたご支援者の皆様と共に「食 × コミュニティ」を基盤としたサービス展開も行っていきます。

 私たちは日本の主食である「米」をもう一度見つめ直し、食を取り巻く社会課題の解決と、身体とココロを満たす豊かな食の選択肢を提供し続けて参ります。

1)開発の背景・社会課題

①食の多様化による日本人のお米離れが深刻化
一方、麺類は過去最大の消費支出額を記録。米粉用米の生産量・需要量は過去最高の見込み。

 パンや麺など、米以外の主食の選択肢が広がり、米の需要や消費量が減少しています。農林水産省によると、国民1人が1年間に食べているお米は、1962年の118.3kgをピークに年々減少、2022年は50.7kgと約半分の消費量となっています。

 また、総務省の家計調査によると、2020年の1世帯あたりの麺類の消費支出額は20,602円で過去最高。簡単に調理でき、味の変化をつけやすい麺類の需要が高まっています。

 2018年以降、米粉の特徴を活かしグルテンを含まない特性を発信する、「ノングルテン米粉第三者認証制度」「米粉の用途別基準」の運用が始まり米粉の需要量が一気に拡大しました。(下図参照)今後も政府の支援によって「グルテンを含まない米粉の特徴を活かした新商品の開発」「製造能力の強化」「米粉専用品種の生産拡大に向けた取り組み」が強化され更に需要は拡大していく見込みです。

②安心・安全なグルテンフリー製品不足。
 健康志向の高まりととも注目されるグルテンフリー米粉商品。

 国内に於いてグルテンフリーの記載に関する明確な基準がなく、安心できる商品が手に入りにくい。一方、米粉に関しては2017年3月に農林水産省が「米粉製品普及のための表示に関するガイドライン※」に基づき、グルテンを含まない米粉製品の普及に向けた表示方法を公表。健康志向、アレルギー対策としての関心が集まる中で、グルテンフリーの米粉商品への関心が高まっています。

※1μg/g(=1ppm)以下の米粉を「ノングルテン米粉」とする自主基準

③新たな国民病 慢性腎臓病 推定患者数 約1,330万人。(20歳以上の成人の8人に1人が慢性腎臓病。)
慢性腎臓病患者の多くが人工透析へと移行し、一人当たりの年間医療費は500万円にも上る。医療費の増大、公的医療保険制度の財政圧迫要因として懸念。

 代表の夫は幼少期からの病を悪化させ、2018年に代表がドナーとなり、腎臓移植を経験。末期腎不全期には厳格な塩分制限(1日4g)を強いられました。さらに大人になって小麦による食物アレルギーも発症。

・慢性腎臓病患者と家族の負担を減らすための食事を提供したい

・小麦アレルギーの人でも食べられるラーメンを作りたい

 

 これらを実現するため、減塩グルテンフリー米粉ラーメン 〜米粉のつるつるラーメン 「あかり」〜 の開発に至り、製品化いたしました。 

米粉用米の生産量・需要量の推移/出典:令和3年度農林水産省調べ
2018年3月。夫婦間で生体間腎移植移植に挑む。

2)米粉のつるつるラーメン「あかり」の開発ストーリー

 小麦アレルギーの増加や、昨今の小麦価格の高騰、また健康志向等により、小麦以外を原材料とした麺がこれまで開発されてきました。

しかし、ゆでると麺同士がくっついたり、食感が柔らかすぎたり…。

どの麺もラーメンなのか、うどんなのか、パスタなのか、はっきりとしない状態でした。

今回はそれらの麺では満足できなかった層をターゲットとして商品開発しました。

 また、麺については塩分ゼロのため、食事制限の中で塩分を気にしなければならない

高血圧の人、国内に1,330万人いる慢性腎臓病患者も取り込める商品となっております。

麺については塩分ゼロ ラーメン1食 2グラムを実現

・塩分を気にしている高血圧、慢性腎臓病患者 

・小麦アレルギーで麺類をあきらめている人

・健康のために小麦を避けている人           

・今までの米粉麺に満足していない人

 

 今までにないしっかりとした食感と麺離れの良い “減塩グルテンフリー米粉ラーメン”。
従来品では満足できなかった層にもしっかりと満足いただける商品が誕生しました。

これまで食事制限によってラーメンを諦めていた人が、塩分を気にせず周りの人と同じメニューを楽しんでいただけます。

3)「作りたい」を叶えてくれた地元の生産者様と製造パートナー

弊社は「令和4年度 米粉商品開発等支援対策事業」農林水産省によるプロジェクトに採択され、本事業を推進しています。

 代表の活動拠点である千葉県八千代市の農家 法人米本(千葉県八千代市)より米粉の原材料を提供いただき、本製品の原材料として使用しています。

八千代市農政課の協力も受けながら商品開発を行なっております。

 また、小林生麺株式会社(岐阜県岐阜市)と提携し、グルテンフリー専用工場にて本製品を製造。私たちが求めている “今までにないしっかりとした食感” “麺離れの良い米粉ラーメン” を再現してくださいました。

商品パッケージ

<商品概要>

商品名:米粉のつるつるつラーメン「あかり」

(しょうゆ、味噌、豚骨)

原材料:うるち米(千葉県八千代市)

内容量:79g (麺 75g、スープ4g)

生産国:日本

保存方法:常温保存

4)クラウドファンディングに挑戦

 ラーメンを食べられない人たちがいます。

病気により1日4gという厳しい塩分制限をしなければならない人、小麦や卵にアレルギーを持っている人たち。「ラーメンは絶対に食べなければならないものではないけど、家族と、友人と、みんなと一緒に同じものを囲みたい!」そんな笑顔が輝く、明るい食卓を実現させるため、クラウドファンディングに挑戦します。

“食卓から消えた笑顔”を取り戻したい~米粉のつるつるラーメン「あかり」

<プロジェクト名>

 “食卓から消えた笑顔”を取り戻したい~米粉のつるつるラーメン「あかり」

<募集サイト>CAMPFIRE

<URL> https://camp-fire.jp/projects/view/715378

<応募概要>

 応募期間:46日間  2024年1月15日(月) 〜 2024年2月29日(木)

 目標:支援金額 100万円(All-or-Nothing 方式)

5)株式会社八十八研究所 会社概要

本社:新宿区新宿6丁目29番11号 新宿イーストクロスタワー10F

拠点:米粉の学校 Orange Spoon(千葉県八千代市) 

代表者:駿河かおり

設立 :2023年1月

事業概要:米粉類を原料とする食品の製造、加工及び販売

       食料品、食料加工品、料理に関するコンサルタント

会社HP      https://kome88.jp/

購入サイト https://88kenkyujyo.official.ec/

代表者:駿河かおり

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社八十八研究所
(PR事務局:幕張PLAY株式会社内)  広報・PR室:石井貴美子 

携帯:090-2425-4923  Mail:m-play@makuhari-play.jp

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