福井県のプレスリリース
2024年3月16日(土)の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて2023年7月に制作開始。公募で集まった参加者と「福井らしさ」をディスカッションしながら取材候補地を挙げる公開編集会議型のワークショップを福井県内で開催するなど、県民と一体となって作り上げました。
出版を記念し福井県は、D&DEPARTMENT PROJECTと連携し、福井県をさらに盛り上げる企画を展開。東京・渋谷ヒカリエで、本誌掲載地の「福井らしさ」を表す仕事道具や装飾品の展示、「福井定食」の提供を4月21日(日)まで行い、誌面だけでは収まりきらない福井の魅力を立体的に発信します。
『d design travel FUKUI』
「ロングライフデザイン(その土地に長く続く個性)」を編集テーマに据えた、47都道府県の観光を都道府県ごとに特集するトラベルガイドブックシリーズ 『d design travel (ディデザイントラベル)』の「福井号」です。
メッセージ性があり、その土地らしさを感じる観光スポットやカフェ・レストラン・宿泊施設、文化創造や地域活性化に繋がる活動を積極的に行っている地域のキーパーソンなどを紹介しています。伝統工芸やものづくり産地の集積地、越前・鯖江エリアで行われている産業観光イベント「RENEW」などを深掘りする特集も掲載しています。この他、その土地では当たり前となっている独特な習慣を紹介するコーナー「福井のふつう」など、さまざまな切り口から「福井らしさ」を伝えています。
取材に向けては、2023年夏から秋にかけて、公募で集まった参加者と「福井らしさ」をディスカッションしながら取材候補地を挙げる公開編集会議型のワークショップを福井県内で開催。並行して編集長が2023年7月から2-3ヶ月間、現地に住み込み、200箇所以上を訪問。暮らすように福井県内を巡り、実際に体験し感動したものだけを取材先として選定しました。
詳しくは、D&DEPARTMENT PROJECTのサイト(https://www.d-department.com/item/D_DESIGN_TRAVEL_FUKUI.html)で紹介されています。
全国のD&DEPARTMENTストアで先行販売されているほか、2024年3月8日(金)から全国の書店やオンラインショップなどで販売されます。B5変形判、192ページのフルカラー。 税込3,190円。
d design travel FUKUI EXHIBITION
『d design travel FUKUI』を立体的に表現する展覧会「d design travel FUKUI EXHIBITION」を4月21日(日)まで、渋谷ヒカリエ8階「d47 MUSEUM」で開催しています。
編集部が徹底取材した「福井らしさ」を、現地で実際に使用されている仕事道具や備品、装飾品などを展示・再現し、誌面だけでは収まりきらない現地の魅力を立体的に伝えています。例えば、曹洞宗の大本山永平寺からは、座ふや応量器など修行僧が使用する道具が登場。三国温泉の料理旅館「望洋楼」からは、越前がにを食べるダイニングセットなどを展示しています。誌面から飛び出したような数々の展示品の独自のデザインから、編集部が、歩き、見聞きし、学び、食べた“福井の今”を感じ取ってもらい、実際に福井県を旅したくなるきっかけをつくります。
会場内のミュージアムショップでは、編集部が取材を通して出会った、本音でお薦めしたい福井県のおみやげをはじめ、d47 MUSEUMがセレクトした福井県が誇るものづくり産品を紹介、販売する「福井物産MARKET」を開催しています。越前和紙の小物や、眼鏡の端材でできたアクセサリー、恐竜のフィギュアなどのプロダクトから、クラフトビールや地酒、うまみたっぷりの干物などの美味しい手みやげまで、約150品目が一堂にそろっています。
福井定食
渋谷ヒカリエ8階「d47食堂」では、料理人が福井県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材して開発した定食が、4月21日(日)までの期間限定で登場しています。辛味の効いた大根おろしのぶっかけそば、梅干し入りのもみわかめのおむすび、油揚げと野菜の煮物、お麩の辛し和え、小鯛ささ漬やへしこなどが並びます。主要な交易ルートだった北前船や鯖街道から学ぶ、海を通じた食の営みや、信仰が支える福井の報恩講の食文化を詰め込んだ「福井定食」です。
本を読み、展示を見て、商品を手にとり、郷土料理を食べ…と、福井の魅力を五感で感じられる企画となっています。