Dole『バナナエシカルバリューチェーンプログラム』 フルーツロスとプラスチックゴミ削減を目指す新たな取り組みを展開

開始1年半で体験人数50万人超の『バナナ量り売り』企画の拡充に加え、使用するインクの環境負荷にまで配慮した新『脱プラ紙パッケージ』を採用

株式会社ドールのプレスリリース

 株式会社ドール(本社:東京都中央区、代表取締役社長 青木 寛、以下 Dole) は、バナナが産地で生産され、消費者が食べる過程で、人や社会、地域、環境などに優しいエシカルな取り組みを行い、その価値を繋いでいく『バナナエシカルバリューチェーンプログラム』を2022年6月より実施しております。  
この度、『バナナエシカルバリューチェーンプログラム』開始から1年半を機にさらなる活動拡大を目指し、小規模店舗でも量り売りを可能とする『小型量り売り機』の導入と、印刷するインクにまで環境に配慮した『バナナ専用 脱プラパッケージ』のふたつの取り組みを新たに開始いたしました。
 Doleはフルーツで人々の様々な暮らしを笑顔にしていきたいという思いを込めて昨年7月に策定した、「フルーツでスマイルを。」というブランドメッセージの下、エシカル消費を推進し、食品ロス削減を目指す取り組みを実施してまいります。

■お客様にも導入店舗様にも好評なバナナ量り売り。小型機導入でさらに店舗拡大。

 これまで、バナナはひと房ずつプラスチック袋に包装して販売されていることが多く、ひと房4~5本入りの規格は、家庭内で余らせてしまい食品ロスに繋がってしまうといった声に応え、Doleでは「量り売り」での店舗販売を提唱しました。袋包装されていないバナナを必要な量だけ量り売りで販売することで、家庭での食品ロス、プラスチックゴミの削減を目指し、この活動は2024年1月にはのべ50万人の方に体験いただいており、お客様と導入店舗様ともに好評を得ています。

【バナナ量り売りを体験したお客様の声】

・まとめて買うとすぐ茶色くなっちゃうから、欲しいぶんだけ買えるのはありがたい

・海外みたいで面白い。 いつも、 子どもが喜んで量っています。

・必要な分だけ買えて重宝している。 ずっと続けてほしい

・すぐ食べる分と、若いものを組み合わせて買えるので便利

(注: 食べごろのバナナ・青めの若いバナナを両方陳列した売り場での声)

・今までバナナを買ってもすぐ悪くなってしまうが、1本ならちょうどいいね。

【バナナ量り売りを導入した店舗様の声】

・ 「量り売り」というワードがお客様に新鮮だった様で、「バナナの量り売り行っています!」という声出しから興味を持って下さった方が多い印象でした。

・少ない本数での販売がない店舗なので、熟し度合いの組み合わせでのまとめ買いより食べ切れる本数で購入できるため購入いただくケースが多かった。

・「プラスチックの袋を使っていないのでゴミが出ません」と伝えると「確かにそうですね!」と賛同してくれる人が多い。若い世代や小さな子供を持つ母親が特に理解を示してくれた。

・ご自身で好きなバナナを1本から選ぶことができる、量り売りという方法に面白そうと興味を持って見に来てくださる方が多かった。

 このように『バナナ量り売り』を開始するなかで、お客様からは取り組みに対する多くの共感の声をいただきました。

 また多くの実施店舗からも今後も継続していきたいと賛同のお声をいただき、新規店舗からも量り売り導入希望のお声をいただきました。しかし、既存の実機では都心型店舗の狭いバナナ売場への設置は難しいケースがありました。そのような課題を受け、今回、より多様な店舗にて量り売り販売を実施していただけるよう、小型量り売り機の導入を開始いたしました。小型量り売り機は、従来の15インチモニターを8インチまで小型化しながら、機能性としては通常機に劣らない仕様になっています。

【従来の量り売り機との比較】

高さ:71.0cm

幅:58.5cm

奥行:28.5cm

重さ:15.6kg

 

高さ:42.2cm

幅:52.0cm

奥行:28.4cm

重さ:13kg

 

画像提供:株式会社寺岡精工

■印刷に使用するインクも環境に配慮した「バナナ専用 脱プラパッケージ」採用

 本パッケージは”化石資源由来のプラスチック包装廃止”を目指すため開発されました。従来のバナナはプラスチック包装ですが、本商品は全て紙袋で包装した商品です。印刷に使用するインクも環境に配慮し、ボタニカルインクとバイオマスインクを使用しています。

フィリピンより輸入されるバナナは、様々な工程を経て消費者の元へ提供されています。Doleの脱プラパッケージは、その様々な工程に耐えうる素材、資材形状を探るべくテストを重ね開発され、初代パッケージよりスリムなパッケージに変更されました。

 更にリサイクルの観点から、紙袋を再利用し、クズ入れや、青果物の保存袋としてもご利用頂くことを紙袋に掲載し推奨しています。

▲初代『バナナ専用 脱プラパッケージ』             ▲新しい「バナナ専用 脱プラパッケージ」

【バナナ専用 脱プラパッケージ」開発者の想い】

 バナナは日本で一番喫食されているフルーツであり、消費者の皆様も日常生活の中で目に留まる事が多いフルーツです。

 環境に配慮した本商品を店頭で手に取って、喫食頂く事により、日常生活の中で消費者がサステナブルな未来を考えるきっかけになれば幸いです。

【脱プラパッケージに対する皆様の声】

 「バナナ専用 脱プラパッケージ」テスト販売の際、当社ではアンケートを実施。パッケージを使用したお客様と、導入店舗様の双方より好意的な意見をいただきました。

【お客様の声(一例)】

・身近なバナナでSDGsに貢献することができて嬉しく思います。

・子どもが学校でSDGsの勉強をしていて、商品をみて興味を示していました。

・脱プラについて考えるきっかけになりました。

・デザインがおしゃれでとてもいいと思います。

【店舗様の声(一例)】

・売り場でSDGsへの取り組みを表現できる数少ない商品だと思います。

・価格競争に左右されない商品だと思う。

・SDGsに関心の高い客層を取り入れるチャンスだと思った。

・普段バナナに興味を示さない上司が絶賛していた。

■新しいキービジュアル「みんなちがって、みんなおいしい。」作成

 Doleでは昨年7月、フルーツであなたの暮らしを笑顔にしていきたいという思いを込めて日本オリジナルとなる「フルーツでスマイルを。」という新ブランドメッセージを策定し、これに合わせ、どんなバナナでも美味しく食べて笑顔になってほしいという願いから新ビジュアルを作成いたしました。

このビジュアルにはバナナを持った老若男女、様々な人が描かれており、その持っているバナナも色、形、傷の有無など様々な見た目のものがありますが、どれも、美味しく食べることができ、みんなを笑顔にできることを表現しております。

 特に、量り売りのバナナは包装されていないので、皮に傷がつきやすく、そのため購入される際に敬遠される傾向がありますが、皮の傷は果肉への影響が無く美味しく食べることができます。

■会社概要

会社名  :株式会社ドール/Dole Japan, Inc.

創業    :1965年

設立    :1982年12月28日

資本金  :8000万円

代表者  :代表取締役社長 青木 寛

社員数  :169名(2023年4月現在)

事業内容:青果物の生産、加工、販売及びマーケティング活動 他

営業収益:583億円(2023年3月期)

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